私が青竹踏みのファンになったのは、CA時代。きっかけは足のむくみでした。ある日のこと。ビジネスクラスでお客さまへの貸出用として用意している、青竹踏みをなんとなく踏んでみたところ、わずか10分でむくみが消えたのです!この青竹踏みで、血圧が下がったこともありました。【体験談】カータン(ブロガー)
プロフィール
カータン
1967年生まれ。元外資系航空会社の客室乗務員。2人の女の子の母親でもある。次女の妊娠・出産をきっかけに、07年に始めたブログ「あたし・主婦の頭の中」はアメーバブログ出産育児ランキング1位、「Japan Blog Award 2008」総合グランプリを受賞。書籍化されるほどの人気を博す。現在はブログを中心に、テレビ、雑誌などさまざまなメディアで活躍中。
カータンBLOG あたし・主婦の頭の中 http://ka-tan.blog.jp/
靴から肉がはみ出すむくみが10分で解消!
別記事:青竹踏み」の解説・やり方→
初めまして。カータンといいます。元CA(客室乗務員)で、現在主婦です。今や昔のあんなことこんなことを、ブログにつづっています。
以前、青竹踏みへの熱い思いをブログにぶつけたところ、今回取材の依頼をいただきました。改めて、私の青竹踏み体験をお話しさせてください。
私が青竹踏みのファンになったのは、CA時代。きっかけは足のむくみでした。
仕事柄、CAの多くは足のむくみと友達にならざるを得ません。私も、パンプスから足の甲のお肉がはみ出すくらい、いつも足がむくんでいました。
それがある日のこと。機内のビジネスクラスでは、お客さまへの貸出用として青竹踏みを用意しています。それをなんとなく踏んでみたところ、わずか10分でむくみが消えたのです!
キチキチのパンプスは、かかとに指が1本入るほどに。このままお客さまの元へ駆けつけたら、シンデレラのように靴が脱げてしまう……。なーんて、余計な心配をしてしまうほど、本当にブカブカになったのです。
先生や夫が星をちりばめて現れた!
この青竹踏みで、血圧が下がったこともありました。
39歳で次女を妊娠中、早産の恐れがあって入院していたときのことです。ある日回診で、担当医の先生が、まるでスターかアイドルかのように、キラキラの星をたくさん散りばめて現れたのです。
瞬きをすればするほどキラキラは増える……。戸惑う私に、キラキラまみれの先生は、淡々と「血圧が高いのかもしれない」とおっしゃいました。
もともと私は低血圧気味です。そんなことはないだろうと思いつつ血圧を測ってみると、なんと最大血圧が168mmHg、最小血圧は118mmHg。いつの間にか、妊娠時高血圧症候群になっていたのでした(血圧の正常値は、最大血圧が140mmHg未満。最小血圧が90mmHg未満)。
妊娠時高血圧症候群は、自身や家族に高血圧などの病歴があるとかかりやすいのだとか。私の場合、父が高血圧でした。あのキラキラは眼華閃発といい、血圧が急に上がることで現れる症状だったようです。
入院中だったので、医師の管理のもとで少量の降圧剤を飲んだり、食事を変えたりもしましたが、最大血圧は160mmHgから下がる気配を見せません。
おまけに足も、これまでにないほどひどくむくんだのです。親指でふくらはぎを押すと、指の跡がクッキリと残ります。
そこで、むくみだけでもなんとかしようと、夫に病室まで青竹を持って来てもらいました。ちなみに、青竹を持って来てくれたときの夫も、出会って間もないころのように、キラキラまぶしく輝いて見えました(笑)。
私の青竹は、昔ならではの竹を真っ二つに割ったもの。イボイボがあるタイプのものは、むくんだ土踏まずに当てると痛過ぎて使えません。台などに手をつき、アキレス腱を伸ばすような感じで青竹を踏みます。
青竹は台から1mほど離れた場所へ設置。フローリングなどの滑りやすい場所で行うときは、青竹の下に滑り止めの布を敷きます。そして、両足を青竹に乗せて、手を台などの上に置いて上体を傾け、土踏まずの痛気持ちいいポイントを狙って刺激するのです。
こんなやり方で、病室でも毎朝5分ほど青竹を踏みました。むくみが気になるときは日中も青竹踏みをしたのです。
降圧剤を飲まず無事に出産できた
その後、血圧は徐々に改善。毎朝、病院の廊下に設置された血圧計で血圧を測っていたのですが、測定前に青竹踏みをすると、最大血圧は120mmHg、最小血圧は90mmHg程度まで下がっていました。
それから2週間後。見舞いに来てくれた夫は、すっかりキラキラを失い、いつも通りの見慣れた姿でした。
このとき私は、「血圧が正常に戻った!」と確信したのです。事実、その翌週の回診で、先生にも血圧が安定してきたと言われました。
その後は出産まで青竹踏みを日課にしました。そのおかげか、それ以降は降圧剤を飲むこともなく、無事に出産の日を迎えることができたのです。
血圧は、出産後は正常の範囲内ですが、今でも、足がむくんだときや、足が疲れたときなどに青竹踏みをしています。
青竹は、ソファの下に隠し置き、いつでもすぐに使えるようにしています。娘たちも、コンサートや旅行などで足が疲れたときは、ソファの下から青竹を引っ張り出して踏んでいます。
青竹踏み。まったく侮れません。