耳をつまんで、もんだりひっぱったり、クルクル回すだけで、首や肩、顔、頭部の血流の滞りを解消し、めまい、耳鳴り・気象病に特効! さらにほうれい線、たるみ、 むくみが消えて顔が若返る「耳もみ」。そのやり方を2人の先生に教えていただきました!
気象病は体のゆがみが原因!「耳ひっぱり」でめまい、耳鳴り、 頭痛、倦怠感が解消

せたがや内科・神経内科クリニック院長 久手堅 司くでけん・つかさ◎脳神経内科専門医、総合内科専門医、頭痛専門医、脳卒中専門医。医学博士。2013年、東京都世田谷区の二子玉川にて現クリニックを開院。天候と不調の関係に注目した「寒暖差疲労外来」「気象病・天気病外来」のほか、「自律神経失調症外来」「頭痛外来」などを設ける。著書に『低気圧不調が和らぐヒントとセルフケア 気象病ハンドブック』(誠文堂新光社)、「自律神経 これ1冊ですべて整える(東洋経済新報社)」などがある。
気象病の患者さんは姿勢が悪い
雨が降る前や台風の到来時に「体調が悪くなる」という声は、昔から聞かれました。そのような方を対象に、当院が「気象病・天気病外来」を開設したのは9年前です。
「気象病(天気病)」とは、天候の変化によって生じる、めまいや耳鳴り、頭痛、倦怠感といった不定愁訴の総称です。
これらの症状は、本人にとって相当つらいにもかかわらず、検査では異常が見つかりにくいのが特徴です。
当院では、不調がある部位だけでなく体全体を診たり、生活習慣の聞き取りを行ったりして、根本的な原因にアプローチする診療を行っています。
一般的に気象病は「自律神経の乱れ」によって生じると考えられています。自律神経とは、体温や呼吸、消化吸収などを調整している神経で、その働きが乱れると、私たちの体にはさまざまな不調が生じます。
では、自律神経の乱れはなぜ起こるのでしょうか。
従来は、ストレスがその主な原因と考えられていました。しかし、数多くの患者さんを診察する中で、私はもっと根本的な原因があるのでは、と考えるようになりました。
それが「骨格のゆがみ」です。私の経験上、気象病の患者さんは、姿勢が悪く、首や肩がこっていることが非常に多いのです。
気圧が下がると内耳が膨張する
スマートフォンの使用により、現代人はうつむいた姿勢で過ごす時間が年々増加しています。頭の重さは約5㎏です。頭が前に落ちた状態で長時間過ごすと、骨格にゆがみが生じるのは、当然といえるでしょう。
特に、頭と首の境目にゆがみがあると、自律神経が乱れやすくなります。自律神経は脳の視床下部から始まり、背骨の中にある脊髄を通って、内臓など全身の器官とつながっています。頭と首の境目にゆがみがあると、そこで脊髄が圧迫され、中にある自律神経の働きに支障が出やすくなるのです。
気候の変化に対応するのも、自律神経の役割です。それが正常に働かない状態で、気圧が下がったり寒暖差が激しかったりすると、その変化に体は対応できず、不快な症状が現れます。
また、気圧の変化を感知するのは、耳の奥にある内耳です。内耳は音を電気信号に変換して脳に伝えたり、体のバランスを維持したりする器官でもあります。
ですから、気象病を改善するためには、骨格のゆがみを整えることが欠かせません。そこで私が患者さんにお勧めしているセルフケアが、「耳ひっぱり」です。
耳周辺の神経を刺激して自律神経を整える 「耳ひっぱり」のやり方



糸リフト級の引き上げ効果! 耳ひっぱりでたるみ、むくみ、 ほうれい線が大改善 「耳はがし」「耳の穴ストレッチ」のやり方

整体院「紡ぎ」院長 かず先生かず・せんせい◎柔道整復師。エキスパートファスティングマイスター。整体院「紡ぎ」院長。健康で若返えるためのセルフケアを動画サイトやSNSで発信。SNS総フォロワー数120万人超え。著書『みるみるほうれい線が消える!奇跡の若返り7日間プログラム』(KADOKAWA)が好評発売中。Youtube「かず先生の若返りセルフケア塾」も大人気。
耳をもんだりひっぱったりするだけで、美容整形の「糸リフト」級の引き上げ効果が期待できる。そう聞くと、「まさか!」と思うかもしれません。
今回ご紹介する「耳はがし」「耳の穴ストレッチ」を実践した方々には、顔がグッと引き上がり、目の下や頬のたるみが改善した、口角が上がった、ほうれい線が薄くなった、エラが取れたという声が続出しています。では、どうして耳をひっぱるだけで、このような効果が得られるのでしょうか。
実は、耳と顔の老化には、深い関係があるのです。そのことに触れる前に、まずご自分の耳にさわってみてください。
硬かったり、ひっぱると痛かったりしませんか? これは耳がガチガチに固まって、顔(側頭部)に張り付いているからです。
本来なら、耳は柔らかくてよく動き、ひっぱっても痛みを感じることはありません。
それが耳の動きが悪い、痛みを感じるという場合は、顔周辺の血行が悪くなっており、筋肉がこわばっている証拠。放置していると、たるみやシワ、むくみなど、さまざまな顔の老化につながってしまうのです。

目のクマが薄くなり 疲れ目や老眼も改善
耳は、顔や頭部につながる数多くの筋肉とつながっており、血液やリンパ、自律神経の通り道になっています。
耳には顔、首、頭皮につながる筋肉がついています。噛む筋肉である咬筋(こうきん)、首の前面や側面に広がる広頸筋(こうけいきん)、顔を横に向けたときに耳の下から鎖骨につながる胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)、頭の側頭部を覆う側頭筋などがあります。
これらは姿勢や表情に深く関わる筋肉で、硬くなると、それにつながる耳も硬くなり、表情筋がうまく使えなくなったり、顔が下にひっぱられたりします。それが、目の下や頬のたるみ、口角の垂れ下がり、ほうれい線などにつながっていくのです。
また、耳の周りは毛細血管やリンパ節がたくさんあり、血液やリンパの通り道になっています。
耳が硬くなると、顔や首、頭に行く血液やリンパの流れが滞り、老廃物が排出されにくくなります。その結果、顔がむくんだり、目の下にクマができたり、顔色も悪くなるのです。
耳ひっぱりで耳が柔らかくなると、首や顔の筋肉もほぐれて、血流やリンパの流れがよくなります。すると、顔が引き上がりやすくなり、むくみやたるみが取れて、顔色も明るくなってきます。
目の周りの血流も改善するので、目の下のクマが薄くなり、目の疲れや老眼が改善する人もいます。それでは実際に試してみましょう。
頭や顔、目の周りの血流を促す 「耳はがし」のやり方


顔のたるみが取れ、目もクリアになる! 「耳の穴ストレッチ」のやり方


まとめ:耳を引っ張ったり、はがしたり、耳の穴をストレッチして健やかな新年を迎えよう!

記事の抜粋元「壮快2025年10月秋号」(ブティック社・税込定価 880円・2025年09月16日発売)。公式サイト https://www.boutique-sha.co.jp/39052/
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