【分離プランとは】スマホの下取りプログラムで対策。3キャリアに違いはある?

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分離プランとは、通信料金と端末価格が分離されたプランのことだ。以前提供されていた「月々サポート」「毎月割」「月月割」といった割引は、端末の購入にひもづけて料金が割引されるが、これが禁止された。端末は単体購入となるが、いずれにしても、料金との合計で比較するといい。

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分離プランの導入で端末は単体購入に! 料金との合計で比較するべし

2019年10月1日からは端末購入の仕方も変わり、「分離プラン」が義務化された。分離プランとは、通信料金と端末価格が分離されたプランのこと。

以前提供されていた「月々サポート」「毎月割」「月月割」といった割引は、端末の購入にひもづけて料金が割引されるが、これが禁止された。すでに契約済みのユーザーは、そのまま割引が適用されるが、新たに端末を購入する際には「本体価格」をそのまま支払うようになる。通信料に対する値引きを端末の割引と見なしていた「実質価格」が打ち出せなくなったわけだ。

見かけ上は、端末の価格が上がってしまったような形になるが、分離プランを前提とした通信料金は、以前と比べ、割安になっている。そのため、一台の端末を長く使う人にとっては、以前よりもトータルで割安になる。端末価格の高いモデルを選んでも、合計金額は下がる可能性が高い。いずれにせよ、端末と通信料金の合計額を見ることが重要だ。

高額端末の購入には各社が対策

短期間で高額端末を買い替えるユーザーは割高になるが、これに対し、3社とも緩和策を打ち出している。端末の下取りを前提にした購入プログラムが、それだ。

ドコモの「スマホおかえしプログラム」は、ハイエンドモデル中心に適用され、スマホを36回(3年)の割賦で購入し、24カ月経過後にそれを返却することで、最大12回の支払いが免除される。

auも2019年11月に「アップグレードプログラムNX」を導入。ドコモと同様、36回払いのうち、12回が免除される仕組みで、条件は端末を返却することだ。

対してソフトバンクは、「トクするサポート」を用意。ドコモやauと異なり、48回中24回の支払いが免除される。キャリアで下取りを行う場合、中古業者の買取価格との差が”割引”と見なされ、2万円を超えると規制に抵触してしまう。そのため、ソフトバンクは同社回線を契約しない人でも利用できることで規制から逃れている。

3大キャリアではスマホ購入の新プログラムを導入

※金額はすべて税別です。

解説/石野純也(ITジャーナリスト)
※価格は記事作成時のものです。

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