ワインは、扱いが適切でなければすぐに味が変わってしまう、非常に繊細な飲み物。ワイン好きなら、最適な環境がストックできるワインセラーが気になるところだ。1万円台前後の製品もあるが、勝田氏が勧めるのは8万円台のモデル。読めば納得する、そのポイントとは?
ヨドバシカメラのカリスマ店員が「フォルスター」をおすすめする理由
ワインを「理想的な環境」でストックしたいあなたへ
ヨドバシカメラ新宿西口本店
勝田泰幸さん
ヨドバシカメラのカリスマ店員。雑誌『特選街』で、連載「我ら!家電体験隊。」の解説委員を長年務める。プライベートでももちろん家電好きで、あらゆる商品を実際に自分で試し、その使い勝手を厳しく評価する。家電は「道具としてしっくりくるか」という点が最大のポイントだという。『アメトーーク!』(家電芸人)をはじめとするテレビや雑誌などの媒体で「家電コンシェルジュ」としても活躍中。
フォルスター
ワインセラー (34本収納)
FJH-108GD
ワインセラーを買われる方は、40~50代のお客様がメインです。男性が多そうなイメージですが、女性も多い。むしろ女性のほうが積極的かもしれません。
ワインは大人の楽しみで、趣味としてのお酒です。季節や食事に合わせて、じっくり堪能したい。飲みごろの温度に冷やしたいのはもちろん、そのうち「理想的な環境でストックしたい」というニーズも出てきます。理想なのは、湿気が65~80%、温度が13~15度に保てる静かな場所。冷蔵庫ではなく、ワインセラーが欲しくなるのはそこでなんですね。
上段と下段で違う温度に設定できる!
みなさん、最初は簡易的なワインセラーを購入されますが、本数が増えていくにつれて、本格的なものが欲しくなってきます。
そんなときにぴったりなのが、人気ブランド・フォルスターのこちらの機種。おすすめポイントは、上段と下段で、違う温度に設定にできるところです。
貯蔵温度(12~15度)と、飲みごろ温度(5~6度)に分けられるので、目的に応じた保存ができます。最適な温度は赤と白で違いますし、ワインの種類でも違ったりします。ワインを買うとき、店員からアドバイスを受けて、いい温度で飲みたいときがありませんか?
この製品なら、それができるんです。貯蔵部屋で寝かせて、前日に飲み頃の部屋に移動する。「手を尽くした」という満足感も得られて、ワインが一段とおいしく感じられますよ。
耐久性も大事なポイント。ワインセラーは、「フレームなし」「ガラスむき出し」のおしゃれなデザインが人気ですが、実はけっこう割れやすいし傷つきやすいんです。でも、この製品のようにフレームが入ると、一気に頑丈になる。ワインを長期間貯蔵するなら、ワインセラーも長く使える方がいいですよね。
FJH-108GD(BK)
・マルチLED照明とスライドラックのマッチング
・過酷な夏場の周囲温度にも対応
・ガラス端面の割れに配慮した新設計の扉フレーム
・2温度タイプでのワインの貯蔵適した冷却システムを採用
・マグナムボトルや一升瓶もスッキリ収納
商品スペック
●本体色:ブラック
●寸法:W40×H120.5×D52.6cm
●本体重量:42kg
●容量:107L
●基本収納本数:34本
●温度調節:5℃~20℃
まとめ
「暑い夏」の保管も安心!
暑さにも強く、使用環境温度38℃をクリアしてます。これはつまり、外気温が38度以下であれば、12度をキープできるということ。ほかのワインセラーは32度までは保証しますが、近年32度以上になる日は珍しくありません。細かいけど、ワインセラーとして重要な改善点です。
オシャレ感を追求しつつ機能的で、道具として質実剛健。長く使えるすばらしい逸品です。容量はたっぷり34本まで。もちろん日本酒もオッケーです。