「キャリーオーバー発生中」という言葉を宝くじ売り場やTVなどで見聞きしたことはありませんか?なんとなく「チャンスかも」と思いつつ、仕組みをよく知らないまま買っている方も多いのではないでしょうか。実はキャリーオーバーは、「同じ確率で、より大きな当せん金を狙える」という宝くじファンにとって見逃せない状況です。この記事では、キャリーオーバーの仕組みをわかりやすく解説しながら、ロト7・ロト6それぞれの特徴と賢い買い方をご紹介します。
購入金は同じでも、ザクザク当せん金が増えていくキャリーオーバーって何?

キャリーオーバーとは、ある回の抽せんで当せん者がいない等級の当せん金総額、および1口あたりの当せん金があらかじめ定められた最高額を超えた場合の超過額を、次回号の1等当せん金に繰り越す制度のことです。

英語の「carry-over」は「繰り越し・持ち越し」を意味する言葉で、現在日本で発売されている宝くじのうち、キャリーオーバー制をとっているのはロト7とロト6の2種類のみです。

たとえばロト7で1等当せん者が出なかった回が続くと、次回の1等賞金にその分が繰り越されるため、賞金額が通常の数倍に膨らむことがあります。当せん確率そのものは変わりませんが、「同じ1口300円を出すなら、賞金が大きい回に買う方がお得感がある」という考え方は、宝くじを楽しむうえで非常に理にかなっています。
キャリーオーバーには「上限」がある

キャリーオーバーが続いても賞金が無限に増え続けるわけではなく、各くじには1口あたりの当せん金額に上限が設けられています。この点は意外と知られていない重要なルールです。
ロト7の1口あたり当せん金額の上限は、キャリーオーバーなし時が7億円、キャリーオーバーあり時が最高12億円です。2025年2月14日(第613回)より、それまでの10億円から12億円に引き上げられました。
ロト6の1口あたり当せん金額の上限は、キャリーオーバーなし時が2億円、キャリーオーバーあり時が最高6億円です。

つまり、どれだけキャリーオーバーが積み上がっても、1口あたりの受取額には上限があります。ただし、超過分はさらに次回に繰り越されるため、繰り越しが続けば続くほど次回の積立額がさらに大きくなり、数十億円規模まで膨らんだ事例も過去に存在しています。
キャリーオーバーは1等にだけ影響する

覚えておきたいのが、「キャリーオーバーは1等の賞金にのみ繰り越される」という点です。2等以下の賞金額はキャリーオーバーの影響を受けません。
ロト7の各等級の理論値は、2025年2月の賞金改定後は次のとおりです。1等7億円(キャリーオーバー時最高12億円)、2等約610万円、3等50万円、4等6,500円、5等1,400円、6等1,000円となっています。2等以下はキャリーオーバーの恩恵を受けないため、「キャリーオーバー中だから2等も上がっている」という誤解には注意が必要です。
なぜキャリーオーバー中が「狙い目」なの?

宝くじは当せん確率が固定されているため、「この回のほうが当たりやすい」ということはありません。ただし、キャリーオーバー中は「当せんしたときに受け取れる金額が大きい」という点が通常時と大きく異なります。
投資の世界に「期待値」という考え方がありますが、宝くじにも同様の概念が当てはまります。購入金額が同じなら、当せんしたときの受取額が大きい回ほど「期待値が高い」といえます。キャリーオーバー中はまさにその状態であり、宝くじを楽しみながら合理的に買いたいという方にとって、最も「お得感」を感じやすいタイミングです。

また、キャリーオーバーが大きく積み上がると話題になりやすく、「今週は大きなチャンス」「何億円まで積み上がった」と公式サイトでも取り上げられます。普段はあまり宝くじを買わない方も、キャリーオーバー時に購入するという楽しみ方をしている方は少なくありません。
ロト7の基本情報と特徴

ロト7は、1~37の数字の中から異なる7個の数字を選ぶ数字選択式宝くじです。1口300円で、抽せんは毎週金曜日に行われます。抽せんでは本数字7個とボーナス数字2個が決まり、自分が選んだ数字との一致数によって1等~6等が決まります。

1等の当せん確率は約1,029万分の1ですが、キャリーオーバーが発生している回では最高12億円を狙えます。数字の選び方に迷ったときは、コンピューターがランダムに選んでくれる「クイックピック」が便利です。
みずほ銀行のATMでは「クイック1500(ワイド)」として300円×5通り×1口=1,500円分を一括購入する方法や、「クイック1500(ロング)」として300円×1通り×1口×5回=1,500円分をまとめて購入する方法も選べます。また、ロト7は最大5回先まで同じ数字で継続購入することができます。
ロト6の基本情報と特徴

ロト6は、1~43の数字の中から異なる6個の数字を選ぶ数字選択式宝くじです。1口200円で、抽せんは毎週月曜日と木曜日の週2回行われます。抽せんでは本数字6個とボーナス数字1個が決まり、一致数によって1等~5等が決まります。

1等の当せん確率は約609万分の1で、ロト7よりも数字の範囲が広い一方で選ぶ個数が少ないため、組み合わせ数が少なくなります。1等の当せん金は通常時で最高2億円(理論値)、キャリーオーバー時で最高6億円です。週2回のチャンスがあり、1口200円という価格の低さから複数口購入しやすいのも特徴です。ロト6はさらに最大10回先まで継続購入できるため、長く楽しみたい方にも向いています。
ロト7とロト6、キャリーオーバー時はどちらを選ぶ?

キャリーオーバー時にどちらを選ぶかは、「最高額の大きさを優先するか、チャンスの回数を増やしたいか」で判断するとわかりやすくなります。
「キャリーオーバーで積み上がった最高額をとにかく狙いたい」という方はロト7がおすすめです。1口あたり最高12億円という国内最高水準の賞金を、週1回の抽せんで狙えます。一方で「確率を少しでも高めながらキャリーオーバーの恩恵を受けたい」「週2回のチャンスを楽しみたい」という方にはロト6が向いています。1口200円とコストが低く、キャリーオーバー時でも最高6億円という大きな夢を狙えます。
予算に余裕があれば、「ロト7を1~2口+ロト6を数口」という組み合わせ購入もおすすめです。ロト7で最高額を狙いつつ、ロト6で当せんの可能性を広げるという両取り作戦は、宝くじをより楽しむための賢い買い方のひとつです。
ネット購入や銀行ATMでも手軽に購入できる

ロト7もロト6も、全国の宝くじ売り場のほか、宝くじ公式サイトのネット購入や一部の銀行ATM、一部のコンビニエンスストアで購入できます。みずほ銀行のATMでは、当せん調査を銀行が代行してくれるうえ、当せん金は抽せん日の原則2銀行営業日後にキャッシュカード口座へ自動振り込みされるため、換金のために出向く手間がありません。
宝くじ公式サイトのネット購入も同様に便利で、宝くじ会員の登録は入会金・年会費ともに無料です。スマートフォンやパソコンから購入手続きが完結し、当せん金は登録口座に自動振り込みされます。「キャリーオーバー発生中」という情報を公式サイトでリアルタイム確認しながら、タイミングを見計らって購入できるのもネット購入ならではの魅力です。
令和8年3月5日(木)は4つの吉日が重なる「プレミアム開運日」

宝くじ公式サイトによると、2026年3月5日(木)は「大安」「一粒万倍日」「天赦日」「寅の日」という4つの縁起のよい日柄が重なるプレミアム開運日です。こうした日柄がすべて重なるのは非常に珍しく、金運アップを意識している方にとって見逃せない日です。

ロト6の抽せんは毎週月曜日と木曜日に行われるため、3月5日(木)は購入日と抽せん日が同じ日になります。キャリーオーバーが発生中のタイミングとこの開運日が重なれば、まさに絶好の購入チャンスといえるでしょう。
キャリーオーバー中こそ、無理のない範囲で楽しもう

キャリーオーバーが発生している回は、宝くじの醍醐味である「夢の金額」が大きくなる特別なタイミングです。1口あたりの受取額に上限はあるものの、繰り越しが続くほど次回の積立額がさらに膨らみ、数十億円規模に達した事例も過去にあるほどのスケールになることもあります。
ただし、当せん確率は変わらないため、購入金額はあくまでも無理のない範囲で楽しむことが大切です。「今週のお楽しみとして1口だけ」「キャリーオーバーが大きくなったときだけ買う」といったマイペースな楽しみ方が、長く続けられるコツです。ロト7は毎週金曜日、ロト6は毎週月曜日と木曜日の抽せんに合わせて、運試ししてみてはいかがでしょうか。
◆関連記事




