【メルペイスマート払い】後払いができるメルペイの特徴 使った分だけ翌月清算が可能？

メルペイ最大の特徴は「メルペイスマート払い」。これは、自分で上限額を決めて買い物をし、使った分だけ翌月にまとめて精算するという後払いの仕組みだ。手元に決済資金がない場合でも買い物ができるというメリットがあって便利だ。

「メルカリ」に内包されるサービス。独自の還元はない

メルペイは、フリマアプリの「メルカリ」に付随するコード決済である。

そのため、アプリも「メルカリ」アプリをダウンロード→インストールして利用する。

また、メルペイ利用のためにはメルカリの会員登録が必要だ。

メルカリに内包されるサービスのため、店舗でのコード決済には、フリマアプリのメルカリに出品したものが売れたときの「売上金」も利用できる。事前のチャージは、アプリでは「メルカリポイント」として表示される。メルカリのキャンペーンでためたものと、チャージした額が合算される。

チャージは銀行を登録して利用可能。メガバンクをはじめとして、70以上の銀行が選択できる。アプリからのチャージは、「メルペイ」タブのコード払い画面から1000円単位ですぐにできる。

メルペイ最大の特徴といえるのが、「メルペイスマート払い」。これは、自分で上限額を決めて買い物をし、使った分だけ翌月にまとめて精算するという後払いの仕組みである。手元に決済資金がない場合でも買い物ができるというメリットがあり、後ほど説明していこう。このあたりの仕組みは「メルカリ」で培ったノウハウが盛り込まれている。

コード決済として、残念なのはメルペイを使ったことによる還元がないこと。政府還元はあるが、それに上乗せされる還元は今のところ用意されていないようだ。

メルペイスマート払いのメリットとは？

メルペイスマート払いには、以下のようなメリットがある。

• チャージ不要で便利:
  利用分の支払いをまとめて、翌月に清算するシステムであり、毎回のチャージ手間が省ける。
• 利用上限金額の設定が可能:
  事前に設定した利用上限金額内で使用できるため、計画的な支出管理が行える。この上限は審査によって個々に設定される。
• 定額払いオプションが選べる:
  利用者は定額払いを選択でき、毎月一定の金額を支払うことで大きな支出を分割して管理できる。ただし、定額払いの手数料は実質年率15%となり、利用時にはこの点に注意が必要である。
• 手数料無料の支払い方法がある:
  メルペイ残高や自動引き落としを利用した場合、決済手数料が無料になる。これは特に頻繁にメルペイを使用するユーザーにとって大きな利点である。

これらの特徴により、メルペイスマート払いは非常に便利で柔軟な支払い方法として利用されている。計画的な資金管理を助ける機能が多く備わっており、日々の買い物から大きな支出まで幅広くカバーできる。

ただ、メルペイスマート払いを利用するにあたって注意すべき点があるのも事実だ。

メルペイスマート払いの注意点とは？

メルペイスマート払いの注意点には以下のような点が含まれる。

• 支払日の遵守が必須:
  指定した支払日に支払いを行わない場合、遅延損害金が発生する。
• 清算方法によって手数料が異なる:
  コンビニやATMでの現金払いでは、220円から880円の手数料がかかる。
• 年齢制限がある:
  既定の年齢（18歳）に達していない場合は利用できない。また、20歳未満の場合はメルペイスマート払いの定額払いが利用できない。
• 本人確認が必要である:
  サービス利用には本人確認が必須である。

メルペイスマート払いで最も重要な注意点は、支払いの遅れが遅延損害金の発生につながることである。この遅延損害金は、何度も発生すると支払い能力に疑問が持たれ、信用問題に発展することもあるため、特に注意が必要である。

このようなリスクを防ぐためにも、年齢制限や本人確認が厳格に設けられている。さらに、メルペイスマート払いの清算方法はいくつかあるが、特にコンビニやATMでの現金払いを選択した場合には、追加の手数料が必要となるため、その点も把握しておくことが重要である。

メルペイの仕様と特徴

後払いでも使える機能がある

「メルペイスマート払い」という機能を使えば、残高がゼロでも決済可能。1ヵ月分を翌月まとめて精算する仕組みで、利用上限額を自分で決められるのもうれしい。

キャッシュレス還元への対応は?

メルカリのポイントで還元される。コード決済とiD決済とで、還元の上限額はそれぞれ1ヵ月に1万5000円分。

◆解説/福多利夫(フリーライター)