今、調理家電の中で大人気なのが「電気調理鍋」だ。具材を入れてメニューを選べば、ほぼ自動で料理が完成。圧力調理、無水調理など多彩に活用でき、料理の腕も心配無用。とはいえ、各製品で細かな違いがあるのも事実。注目の6モデルで検証してみた。

お手軽!電気調理鍋を使ってみました!
調理内容や、搭載機能、使い勝手など、それぞれに個性がある

材料と調味料を入れてボタンを押せば、カレーや煮物が、“ほったらかし”で作れる電気調理鍋。調理中に、ほかの用事がこなせることで時間を生む「時産家電」としても人気となり、複数のメーカーから製品が登場している。

一見すると、どれも似た印象だが、それぞれ調理できる内容や、搭載している機能、使い勝手の工夫などに個性があっておもしろい。今回は、代表的な6機種をセレクトし、生活の中でたっぷり使って、持ち味を探ってみた。

使っていくと、改めて気づく点がいくつかあった。一つは、「圧力調理=時短」とは限らないこと。

圧力調理は、「加熱時間(蒸気をためる)」+「加圧時間」+「減圧時間(蒸気を抜く)」で構成され、圧力時間+20~60分が、トータル時間の目安となる。メニューによっては、普通の鍋で加熱するのと変わらないケースもある。

二つめは、調理メニューの解釈が混乱しがちな点。「自動メニュー」は、時間などの設定が不要で、項目を選んですぐにスタート可能。「レシピメニュー」は、レシピに記載の時間設定を自分で行う。

また、レシピ集に載っておらず、自分の判断で時間を設定する「手動メニュー」もある。自動メニューが多いほど、お任せ度は高いといえる。

そして、予約機能。利用できるメニューや設定方法が、機種によってかなり異なるのだ。ほかにも、使ってこそわかった事柄は多い。ぜひ、選ぶ際の参考にしてほしい。

■今回試用した6モデルの主な仕様

メーカー
型番
サイズ
重量
調理容量
最高圧力
自動
メニュー数
予約時間保温時間消費電力
コード長
アイリスオーヤマ
KPC-MA2
幅 282㎜
高 213㎜
奥 286㎜
重 3.6kg
約1.4L
70kPa
65
(白米・
玄米含む)
30分単位で、出来上がり時間(最大12時間後まで)を設定最大12時間(予約可能なメニューは自動保温)800W
約1.0m
(マグネット式)
シャープ
KN-HW10E
幅 220㎜
高 240㎜
奥 305㎜
重 3.7kg
約1.0L*
圧力機能
なし
63
(白米・
玄米除く)
最大15時間後(手動メニューは12時間後)まで、出来上がり時刻を指定最大12時間(予約調理メニューは自動保温)350W
約1.4m
(マグネット式)
ティファール
クックフォーミー
エクスプレス
幅 380㎜
高 325㎜
奥 350㎜
重 6.5kg
約6.0L*
70kPa
210
(白米・
玄米除く)
1分単位で完成時刻を指定(手動の圧力調理時などで可能)最大1時間30分(圧力調理後は自動保温)、手動は最大5時間1200W
約1.5m
(直出し式)
パナソニック
SR-MP300
幅 292㎜
高 270㎜
奥 278㎜
重 3.6kg
約2.0L
70kPa
7
(玄米含む)
出来上がり時間を3〜12時間後で設定(自動調理メニューの一部のみ)最大24時間(予約調理後は自動保温)700W
約1.0m
(直出し式)
コイズミ
KSC-4501
幅 275㎜
高 275㎜
奥 310㎜
重 3.9kg
約2.0L
70kPa
6
(白米・
玄米含む)
開始時間を30分後〜19時間30分後の間で設定。圧力調理全般で可能最大12時間(調理後は自動保温。12時間超でスタンバイ状態に)700W
約1.0m
(マグネット式)
シロカ
SP-4D131
幅 265㎜
高 283㎜
奥 282㎜
重 4.4kg
約2.6L
90kPa
8
(白米・
玄米含む)
炊飯のみ、開始時間(最大12時間後まで)を設定最大1時間(カレー、肉じゃがなど)、最大12時間(白米、玄米)800W
約1.2m
(差し込み式)
※シャープは定格容量、ティファールは満水容量。

お手軽!電気調理鍋を使ってみました!
アイリスオーヤマ「KPC-MA2」

アイリスオーヤマ
KPC-MA2
実売価格例:1万8880円

圧力 無水 蒸し 低温 発酵 炊飯

画像: お手軽!電気調理鍋を使ってみました! アイリスオーヤマ「KPC-MA2」

廉価ながら、多彩な調理モードを搭載する一台。つまみと最小限のボタン操作で、さまざまな調理方法が選択できる。65種の自動メニューやこだわり機能が食卓を広げる。

「KPC-MA2」×「おでん」

画像1: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

調理メニューの設定操作
「自動メニュー」の「レシピ番号で選ぶ」で「18」→「決定」。カテゴリーや食材、50音順から選ぶ方法もある。

画像2: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

メニューが決まったら、加圧時間や出来上がり時間を表示。予約設定が可能なメニューは、この段階で表示される。

画像1: 具材を投入

具材を投入

画像1: 出来上がり!

出来上がり!

調理開始
自動メニューのため、時間入力不要で調理を開始できる。加熱から減圧までを含めたトータル時間は約1時間10分。大根やこんにゃく、卵にしっかり味がしみていた。

画像3: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

圧力調理では、がっちり密封
レバーを「密閉」にすると鍋に蒸気がたまり、圧力調理が可能に。加圧中は圧力表示ピンが上がる。

画像4: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

マークの位置に合わせて、フタをスライド。がっちり閉めて密封し、圧力を逃さない。

●調理中の画面表示は?
減圧を含めた残り時間や、加圧中か減圧中かの状態が表示され、進行状況がわかりやすい。

●調理の予約方法は?
30分単位で出来上がり終了時間に合わせる方式。予約できるメニューは、和・洋・中19種類。

☝️知っ得!ワンポイント
炊飯は非圧力式だが、もっちりしたご飯を炊きたい場合は、手動メニューで圧力炊飯も可能。


圧力、無水、低温調理など実用的な機能が詰め込まれ、コストパフォーマンスは最強

1万円台とリーズナブルな価格ながら、さまざまな調理機能を持つ。圧力や無水調理はもちろん、低温調理では、ヨーグルトや甘酒などの発酵調理にも対応。内鍋が浅めに作ってあるので、フタを外せばグリル鍋としても使える。

感心したのは、それぞれの機能にこだわりが見られること。例えば、予約機能では、時間設定直後に調理を開始し、腐らない温度で保温、予約時間の直前に仕上げるという加熱プログラムを採用。そのため、夏場でも安心して利用できる。これは上級クラスに見られる機能で、この価格帯で採用するのは珍しい。

予約可能なメニュー数が19種類というのも十分。予約方法は、「3時間30分後に出来上がり」というように、30分単位で終了時間を設定する方式になっている。

また、グリル鍋モードでは、強火からトロ火まで火力が5段階で変えられるほか、炊飯モードでは食感を3種類に炊き分け可能など、サブ的な機能にもこだわりがある。

圧力調理時に、調理終了時間を表示するところも便利。機種によっては加圧時間のみが表示され、減圧時間がわからないものが多いのだ。減圧時間は概算で出しているため、時間がずれることもあるが、目安があると、料理の段取りが断然、組みやすくなる。

実用的な機能が詰め込まれ、コストパフォーマンスは最強。だが、多機能なだけに、選択項目(画面の表示文字量)が多く、操作が煩雑に感じる面もある。もう少し洗練されるといいと思うが、積極的に使い倒す気概がある人には、満足度の高い一台だろう。

お手軽!電気調理鍋を使ってみました!
シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HW10E」

シャープ
ヘルシオ ホットクック
KN-HW10E
実売価格例:4万1170円

無水 蒸し 低温 発酵 煮込み 炒め 炊飯

画像: お手軽!電気調理鍋を使ってみました! シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HW10E」

食材の水分だけで調理し、栄養価とうまみが凝縮した「無水調理」がメインの電気鍋。調理中にかき混ぜが行えるため、煮込みだけでなく、炒め物や麺類に対応するのも特徴。

「KN-HW10E」×「イタリアンセット」

画像5: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

調理メニューの設定操作
「カテゴリーで探す」で「2段調理」→「イタリアンセット」を選んでスタート。メニュー番号や最近作ったメニューからも選択が可能。

画像6: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと
画像7: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと
画像: 上段

上段

2段調理開始
上段の蒸しトレイにポテトサラダの材料、内鍋にはアクアパッツアの食材と調味料を投入。加熱後はポテトサラダを混ぜ、味付けをして完成。手軽に2品が作れ、味も本格的。

画像: 下段

下段

画像2: 出来上がり!

出来上がり!

画像8: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

特徴的な「まぜ技ユニット」
加熱中に鍋の中をかくはんする「まぜ技ユニット」。味がしみやすくなるほか、料理が焦げにくくなる効果も。

画像9: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

調理中は、残り時間を表示。残り1分と残り10秒のタイミングで、音声によるお知らせが受けられる。

●調理中の画面表示は?
メニュー名や残り時間を表示するため、安心感がある。画面が天面にあるので見やすい。

●調理の予約方法は?
10分単位で出来上がりの時刻をセットする方式。内蔵メニューでは、18品目で予約が可能。

☝️知っ得!ワンポイント
圧力をかけないので、調理中に一時停止して、フタが開けられる。調味料などを入れ忘れても大丈夫。


栄養価とうまみが凝縮した「無水調理」がメイン。音声アドバイスで迷わず使える

無水調理をメインとし、今回の機種の中で唯一、圧力調理を行わない。角煮などは圧力調理に比べると時間がかかるが、メニューによっては、減圧時間がかからないぶん、本機のほうが早い場合もある。料理の出来上がる時間が明確なのも利点だ。

「まぜ技ユニット」と呼ばれる“かき混ぜ棒”が付いているのが特徴で、調理中に混ぜることで味がしみやすくなるほか、炒め物の自動調理も可能。麺をほぐしながら加熱できるので、カレーうどんなどもお任せで調理でき、一人分の昼食作りに便利だった。

付属の「蒸しトレイ」で上下2段の同時調理ができたり、スマホとの連係でメニューが追加できたりと、目新しい機能も楽しい。

音声アドバイスも親切で、迷わず操作ができ、ボタンの押し忘れも防げる。調理内容の具体的な説明もあるため、納得しながら調理を進められた。なお、音声はオフにすることもできる。

予約機能も使いやすく、10分単位で出来上がり時刻の設定が可能。セットするとすぐに火を通す方式なので、夏場でも食材が腐敗する心配がない。レシピに載っている予約可能なメニュー数は18品(ごはん含む)だ。

本体は、小型炊飯器のようなサイズ感。圧力タイプの製品はフタが重く、外したときの置き場所に困るが、本機はボタンを押せば、フタがパカッと開く方式なので便利。内鍋には樹脂製の取っ手が付いていて、料理ができたらそのまま持ち上げられる点もいい。

最先端機能と使いやすさが同居しており、価格は高めだが、完成度も高い印象だ。

お手軽!電気調理鍋を使ってみました!
ティファール「クックフォーミー エクスプレス」

ティファール
クックフォーミー エクスプレス
実売価格例:3万8030円

圧力 無水 蒸し 煮込み 炒め 炊飯

画像: お手軽!電気調理鍋を使ってみました! ティファール「クックフォーミー エクスプレス」

圧力調理、蒸す、炒める、煮込む、無水調理ができるクッキングサポーター。210の自動メニューを搭載し、作り方を画面でナビゲートする。ご飯なら10合まで炊ける大容量モデル。

「クックフォーミー エクスプレス」×「ビビンバ風炊き込みご飯」

画像10: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

調理メニューの設定操作
「レシピ」メニュー→「メインディッシュ」→「ビビンバ風炊き込みご飯」→「6人分」(分量設定)と進む。続けて食材と調理手順が表示され、準備が整ったら「OK」を押してスタート。丁寧に段階を踏むので、迷わず進める。

画像2: 具材を投入

具材を投入

調理開始
具材に牛肉や豆もやしを入れ、ごま油、味噌、にんにくなどで味つけし、キムチをトッピングした炊き込みご飯。内蔵メニューが多いので、一風変わった料理も楽しめる。

画像11: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと
画像3: 出来上がり!

出来上がり!

画像12: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

蒸気口
加圧終了後は、フタの蒸気口から蒸気を勢いよく放出するため、置き場所を選ぶ必要がある。

●調理中の画面表示は?
加熱の進行状況など細かく表示し、今がどの段階かわかりやすい。カラー画面で視認性も◎。

●調理の予約方法は?
1分単位で仕上げ時刻を設定する方式。手動の圧力調理と材料調理の一部で予約が可能。

☝️知っ得!ワンポイント
自動調理の加圧時間は、カスタマイズできる。内鍋は、取っ手が付いていて、扱いやすい。


210という豊富な自動メニューの調理法を液晶画面でナビゲート。失敗なく作れる

今回の6機種の中で、最も時短になったのが本機。なぜなら、20~30分かかる減圧過程をカットするからだ。

通常、加圧後は自然に蒸気が抜けるのを待つが、本機は蒸気口から排出する手法を採用している。加圧が終わると同時に、勢いよく蒸気が放出されるので少しびっくりするが、料理の仕上がりは早い。

また、予約設定も細かくでき、1分刻みで完成時刻の設定が可能だ。予約できるのは、手動メニューの圧力調理と、材料別の米、豆など。「18時35分に出来上がり」のようにセットできるので、炊飯器としての実用度も高い。

調理の進め方も特徴的で、液晶画面を見ながら、表示されるレシピや手順に沿って進めていくスタイル。丁寧に段階を踏みながら調理をナビゲートしてくれるので、料理に慣れていない人でも安心感がある。反対に、料理に効率を求める人は、丁寧すぎだと感じるかもしれない。

内蔵している自動メニュー数は、210と断トツの多さ。指示どおりに進めていけば、ほぼ失敗なく作れるため、ふだんは作らないような料理にも挑戦したくなる。

なお、料理メニュー名は50音順に表示されるが、レシピ数が多いので、目的のものにたどり着くのに時間がかかる場合もある。よく作るメニューは、「お気に入り」機能に登録しておくといいだろう。

容量は6リットルで、多人数の家族や、たくさん作り置きしたい向きにおすすめ。ただし、本体が大きいうえ、常に液晶画面を見ながらの調理となるため、設置場所はそれなりに考慮する必要がある。

お手軽!電気調理鍋を使ってみました!
パナソニック「SR-MP300」

パナソニック
SR-MP300
実売価格例:3万2780円

圧力 無水 煮込み 蒸し 低温 炊飯

画像: お手軽!電気調理鍋を使ってみました! パナソニック「SR-MP300」

調理法と時間を設定するだけの簡単さで、誰でも使いやすい。主食からデザートまで、レシピは100種類を用意している。

「SR-MP300」×「野菜たっぷりのトマトカレー」

画像13: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

調理メニューの設定操作
「無水調理」を選択し、「10分」ボタン×1回、「1分」ボタン×5回で15分にセットして調理スタート。

画像3: 具材を投入

具材を投入

画像4: 出来上がり!

出来上がり!

調理開始
野菜の水分だけで作った無水カレー。トータルの加熱時間は約50分。栄養価と素材のうまみが凝縮した。

●調理中の画面表示は?
加圧中に設定時間がカウントダウンされる。加熱サインがなく、作動しているか、心配になることも。

●調理の予約方法は?
自動調理の5品(カレー、肉じゃが、角煮、ヘルシースープ、玄米)で可能。終了時間を3〜12時間後で設定。

☝️知っ得!ワンポイント
本体の背面に自動調理のメニュー番号表が貼ってあるので、レシピ本なしでも設定できる。


多彩な調理ができるうえ、操作もわかりやすい

圧力、無水、蒸し、煮込みなど、多彩な調理が可能。低温調理では、温泉卵やプリン、卵豆腐を滑らかに仕上げるなど、食感にこだわった調理ができる。

いろいろな調理ができるうえに、操作がわかりやすいのが本機の大きなポイントだ。手動調理ボタンで、「圧力」「無水」などの調理方法を選んだあとは、「10分」「1分」ボタンで時間を入力すればOK。説明書を見なくても操作できる簡単さで、まごつくことなくスムーズに使えて気持ちがいい。

予約は、調理の終了時間を、3~12時間の範囲で設定できる。予約できるメニューは自動調理の中の5品。アイリスやシャープと同じく、調理をしておいて直前に仕上げるタイプだ。

レシピメニューには、簡単に作れて見栄えのする、調理欲をそそるようなメニューを用意。専用サイトでは、新しいレシピも開示している。

お手軽!電気調理鍋を使ってみました!
コイズミ「KSC-4501」

コイズミ
KSC-4501
実売価格例:1万6280円

圧力 煮込み 炊飯

画像: お手軽!電気調理鍋を使ってみました! コイズミ「KSC-4501」

圧力レベルは5段階を用意。素材に合わせて加圧できるので、素材の持ち味を生かせる。予約は、圧力調理全般で可能。

「KSC-4501」×「牛すじの煮込み」

画像14: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

調理メニューの設定操作
「手動」→「圧力5」→「30分」で下ゆでスタート。その後、調味料を入れて、さらに30分加圧する。

画像4: 具材を投入

具材を投入

画像5: 出来上がり!

出来上がり!

調理開始
下ゆでと調理で、トータル約1時間半ほどで完成。牛すじがトロトロに仕上がり、こんにゃくにも味がしみている。

●調理中の画面表示は?
加熱中は運転サインを表示。加圧中のカウントダウン後は、保温のカウントアップが始まる。

●調理の予約方法は?
30分後~19時間30分後の範囲で調理開始時間を設定する。圧力調理全般で利用できる。

☝️知っ得!ワンポイント
煮込み調理は「弱・中・強」の3段階に温度調整でき、沸騰させないスロー調理にも対応する。


圧力調理と煮込み調理が可能で、操作方法もシンプル。調理ボタンが右列に並んでおり、「自動」「手動」「煮込み」のいずれかを選んだのち、圧力パワーや温度帯を決め、時間を合わせれば完了だ。ダイヤルと決定ボタンが一体型なので、「選んでポン、選んでポン」と、リズミカルに操作できる。

圧力レベルが5段階で変えられ、低加圧に対応しているのが大きな売り。「圧力1」ではやさしい加圧になるので、野菜の煮崩れを防いだり、魚介類のプリプリ感を残したりと、ワンランク上の調理が目指せる。

予約は、圧力調理全般で使用可能。設定は、開始時間を30分後~19時間30分後の範囲(30分単位)で選ぶ方式のため、完成させたい時刻と調理にかかる時間を考慮して指定する必要がある。なお、先に火を通す方式ではないため、腐りやすい食材の長時間予約は推奨されていない。

お手軽!電気調理鍋を使ってみました!
シロカ「SP-4D131」

シロカ
SP-4D131
実売価格例:1万7220円

圧力 無水 蒸し 炊飯

画像: お手軽!電気調理鍋を使ってみました! シロカ「SP-4D131」

自動メニューを選ぶか、圧力調理で時間を設定するかの簡単操作で、誰でも使いやすい。容量が多く、作り置きにも便利。

「SP-4D131」×「さんまのしょうが煮」

画像15: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

調理メニューの設定操作
「圧力調理ボタン」→「メニュー/タイマーボタン」で加圧時間を20分に設定してスタート。

画像5: 具材を投入

具材を投入

画像6: 出来上がり!

出来上がり!

調理開始
90kPaのハイパワーで20分加圧し、骨までホロホロ状態に。小骨がじゃまで食べにくいサンマが、食べやすく変身。

●調理中の画面表示は?
加熱中は「圧力」の文字が点滅、加圧中は文字が点灯に変わり、残り時間をカウントダウン。

●調理の予約方法は?
炊飯のみ予約が可能で、設定した時間にスタートする方式。最大12時間後まで設定できる。

☝️知っ得!ワンポイント
圧力が高いぶん、減圧時間が少し長い印象。ロックピンでふたを固定して加圧する安全設計。


圧力、無水、蒸し調理が可能なモデル。今回の6機種の中で最も圧力が高く、肉料理や根菜など、硬めの食材の調理が得意。サンマなども、水煮缶詰のように、骨までホロホロにする。

容量もたっぷりで、カレーなら6人前に対応。内鍋が大きいので、鯛を丸ごと使うアクアパッツァなど、ダイナミックで見栄えのする料理もできる。 

それでいて、設置効率がいいのがポイントだ。本体に張り出した持ち手がないぶん、2〜4人前のモデルと変わらないスペースにすっきり置くことができる。なお、本体底部の左右にはくぼみがあるので、抱えるようにして持ち運びが可能だ。

予約設定できるのは、炊飯のみ。自動メニュー以外は保温機能を持たず、冷めた料理は、「温め」ボタンで再加熱するという割り切ったモデル。今回の中では、道具としての圧力鍋にいちばん近い印象だった。

まとめ
圧力調理をするか、予約機能を使うかなど、自分の使い方で選択したい

調理鍋を試用していた期間は、食生活が格段に豊かになった。火加減というハードルがなくなるだけで、いろいろな料理を試してみたくなり、新しいメニューやワンランク上の料理にも挑戦。自分の留守中に、家族にできたての料理が用意できたのもありがたかった。

今回使った6機種は、どれも実力十分で、任せておけばきっちり作業を進め、「時産」に貢献してくれた。なお、お手入れは、炊飯器とあまり変わらず、内釜とフタ部分のパーツ1〜2点程度なので、それほど手間はかからない。

タイプとしては、多機能型(アイリス、シャープ、ティファール、パナソニック)とシンプル型(コイズミ、シロカ)に分けられる印象だ。

一台で多彩に使いこなしたいなら多機能型、めんどうな操作なしで、道具のようにサッと使いたい人にはシンプル型がおすすめ。そのほか、圧力調理にこだわるか、予約中心で使うかなど、目的を定めて必要機能を絞り込んでほしい。

夏場には、暑い思いをせずに煮込み料理ができるなど、メリットいっぱいの電気調理鍋だが、棚の奥にしまい込んではもったいない。置き場所を確保し、気に入ったデザインを選ぶなど、キッチンに出しっぱなしにする前提で検討すると、より失敗がないだろう。

画像16: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

このモデルに注目!
シャープ
KN-HW10E
省スペースで多機能。煮込み系だけでなく、炒め物や麺類調理にも対応し、使用頻度も高い。小型で優秀なモデル。

画像17: 【電気調理鍋のおすすめ】注目の6機種を実際に使ってみてわかったこと

このモデルに注目!
アイリスオーヤマ
KPC-MA2
実用的な人気機能を網羅して、手ごろな価格。今まで購入をためらっていた層の食卓を変える革命的な一台。

■解説 /諏訪圭伊子 (フリーライター)

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