メインに使うブラウザーとしてはおすすめしないが、まだWindows10でもIEは付属している。スタートメニューの「Windowsアクセサリ」の中にある「Internet Explorer」をクリックすれば、IEを起動可能だ。ここでは、他のおすすめブラウザーも併せて解説していく。
ブラウザーの疑問と悩み
「IE」って、もうなくなってしまったの? 使う方法はある?
Windows10では「Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)」(Edge)が標準のブラウザーとなっており、「インターネット エクスプローラー」(IE)は使えないと思っている人もいるかもしれない。だが、IEはまだWindows10に付属しており、スタートメニューをたどると、「Windowsアクセサリ」の中にある。
ただし、メインに使うブラウザーとしてはおすすめしない。Windows10に移行したばかりの人だと、なじみ深いIEを使いたい人も多いだろう。しかし、最近はIEに非対応のサイトもあり、「ページの表示速度」「安全性」「機能性」のいずれの面でも、やや時代遅れの感が否めない。
■Windows10で「IE」を使う方法
スタートメニューの「Windowsアクセサリ」の中にある「Internet Explorer」をクリックすれば、IEを起動することができる。
標準のEdgeでは、ウエブページの表示速度が大幅にアップ。最新のセキュリティ技術により安全性も向上している。また、文字が書き込める「Webノート」などのユニークな機能もある。
半面、一部ではIEでしか閲覧できないサイトもある。IEは、このようなサイトに使うサブ的な存在と割り切ろう。
Windows10では、Edge以外にも、「Google Chrome(グーグルクローム)」(Chrome)「Firefox(ファイアーフォックス)」などのブラウザーがあるので、これらへ乗り替える手もある。
■「IE」よりもほかのブラウザーがおすすめ
現在、初めてIEを起動すると、Edgeへの移行を促すページが表示される。IEを使っている人は、ほかのブラウザーへ乗り替えるのが無難だ。
■Windows10で利用される主なブラウザー
アプリ名 | 提供元 | 特徴など |
---|---|---|
Microsoft Edge |
マイクロ ソフト |
Windows10の標準ブラウザー。IEよりもウエブを高速表示 でき、安全性も向上。2020年4月以降、Chromeと同じベースの ブラウザーに生まれ変わる。 |
Google Chrome |
世界で最もユーザー数が多い。「YouTube」「Gmail」など、 Googleの各種サービスとの連係が強み。ブックマークや履歴は、 複数機器間での同期に対応。 |
|
Firefox | Mozilla | 広告のブロック、メモリー使用量の低減などにより、ページ読み 込み速度を高速化。テーマなどカスタマイズ性にも優れ、拡張 機能の種類もかなり充実。 |
インターネット エクスプローラー |
マイクロ ソフト |
Windows 8.1までの標準ブラウザー。最新バージョンは11。 Windows10にも互換性などのためインストールはされているが、 推奨はされていない。— |
解説/宮下由多加(ライター)