ふだん「なんか変だなー」と思いながら使っている機能や操作も、実は“初期設定”を見直せばスッキリ解決!ということも…。放置してしまいがちなスマホの基本設定を見直して、快適にスマホが使えるようになる、初心者~中級者に役立つ操作ガイドをお届けします。
解説に登場する機種
iPhone 11
2019年9月発売で、ホームボタン非搭載のモデル。現在のOSはiOS13.4.1(2020年5月中旬時点)。
※ホームボタン搭載のiPhone 8/SEにも言及しています。
各種設定は「設定」アプリを開いて行う
iPhoneの設定変更は、歯車マークの「設定」アプリから行うのが基本だ。
ここには「一般」「画面表示と明るさ」「プライバシー」など、さまざまな設定項目がまとめられている。何か設定を変更したいと思ったら、設定アプリを開けばいいわけだ。
ただし、例外もあり、例えば、画面の自動回転のオン/オフが切り替えられるのは「コントロールセンター」でのみ。標準搭載されるアプリの中にも、アプリ内でしか詳細な設定ができないものもあることを覚えておこう。
●ホーム画面にある「設定」アイコンから設定画面へ
初期設定では、ホームの基本画面の右下のほうに「設定」アプリが配置されている。何か設定を変更をしたいときは、これをタップする。
設定項目がズラリと並ぶ。アカウントや通信関連の設定、通知・音量に関する設定、その他のグループに分かれている。
目的の項目をタップすると、詳細な設定画面が表示される。ここで設定が完了するものと、さらに細かく設定項目が用意されているものとがある。
●「コントロールセンター」でも設定を行える
画面を右上から下にドラッグすると、「コントロールセンター」が表示される。簡易的な設定はここで行える(8/SEの場合は下から上にドラッグ)。
設定項目によっては、アイコンを長押しする(もしくは強めに押す)と、より詳細な設定ができる場合もあるので、それぞれ試してみよう。
●アプリの追加は「App Store」で
アプリを追加するときは、ホーム画面にある「App Store」をタップ。「App Store」自体がアプリになっている。
「検索タブ」では、キーワード検索が可能。アプリ名や目的などで検索しよう。
画面/表示❶
画面が見づらいと思ったときは、「画面」や「表示」といった設定項目をチェック。明るさを変えることで、状況を改善できる。スリープまでの時間をカスタマイズすれば、使い勝手も上がるはずだ。
iPhoneのポイント
画面は明るくすると見やすいが、バッテリーの消費量も増えてしまうので、自分の許容範囲内で、なるべく暗めにするのがいい。スリープまでの時間も、操作のじゃまにならないように考慮しつつ、短くするのがベターといえる。
●明るさの調整【iPhone 11】
「設定」アプリの「画面表示と明るさ」にある「明るさ」のスライダーで調整。右にするほど明るくなる。
●スリープ(画面消灯)までの時間【iPhone 11】
「設定」アプリの「画面表示と明るさ」にある「自動ロック」をタップ。最短は30秒、最長は5分。「なし」も可能。
●画面回転の有無【iPhone 11】
本体の向きに合わせて画面を回転させたくないときは、自動回転をオフにしよう。手順は、「コントロールセンター」で「画面縦向きのロック」を「オン」にする。
画面/表示❷
文字が小さくて、何が書いてあるのか読めない。そんなときは、表示サイズを調整するといい。画面に表示される情報量は減るが、可読性はアップする。雰囲気を変えたいときは、壁紙を変更しよう。
iPhoneのポイント
拡大できるかどうかはアプリしだいだが、同じ「画面表示と明るさ」にある「テキストサイズを変更」も併用するといいだろう。なお、iPhone 8/SEなどの場合、iOS13にアップデートしてあれば「ライト/ダークモード」の切り替えが可能。
●表示サイズ調整【iPhone 11】
文字の見づらさは、「拡大表示」で解消。「画面表示と明るさ」→「表示」で「拡大」を選ぶだけでOK。
●時計表示【iPhone 11】
iPhoneは時計の設定が少ない。「一般」→「日付と時刻」で24時間表示にするかどうかを選択できる程度。
●壁紙の選択【iPhone 11】
「壁紙」→「壁紙を選択」で、壁紙変更が可能。また、画面を黒基調にするダークモードの設定も行える。
音/サウンド
購入したままの状態だと、着信音や通知音が皆同じで、誰のスマホが鳴っているのか区別しづらい。また、音を鳴らしたくないという人もいるだろう。音/サウンドの設定を見直してみよう。
iPhoneのポイント
着信、通知の音量を一定にしておきたいときは、「サウンドと触覚」の「ボタンで変更」をオフにしておこう。ここがオフの場合、音量ボタンで変更できるのは動画や音楽などの音量だけになるので、誤って大音量で着信音を鳴らす失敗を防げる。
●着信音の選択【iPhone 11】
「サウンドと触覚」の「着信音」で変更できる。iPhone 11では「反射」が初期設定の着信音になっている。
●通知音などを設定【iPhone 11】
メッセージ着信や新着メールの通知音も「サウンドと触覚」で行える。音量の調整も可能だ。
●消音やバイブなどを設定【iPhone 11】
消音やバイブは「サウンドと着信」でも設定できるが、消音は、側面のスイッチをオフ側にするのが簡単。
ネットワーク
スマホをWi-Fiに接続したり、イヤホンなどの周辺機器をスマホに接続したりする際には、通信関連の設定をチェック。Androidの場合、FeliCaやNFCのオン/オフも、通信関連のメニューで設定できる。
iPhoneのポイント
Wi-Fiは「コントロールセンター」からもオフにできるが、この機能は「設定」アプリのものとは役割が違い、一時的にWi-Fiをオフにできるだけだ(翌日にはオンになる)。永続的に切りたいときは、「設定」アプリを利用しよう。
●Wi-Fi設定【iPhone 11】
「Wi-Fi」をタップし、次の画面でネットワークを選択。パスワードを入力すれば接続できる。
●Bluetooth設定【iPhone 11】
「Bluetooth」をタップ。オンにすれば、近くにある対応機器の一覧が出るのでペアリングを行う。なお、アップル製周辺機器は、オンになっていれば自動で接続される。
●NFC設定【iPhone 11】
iPhoneには、NFCの設定項目は存在しない。SuicaやiDなどを使うときは、「Wallet」アプリで設定する。
プライバシー
スマホは個人情報のかたまり。それなのに、紛失・盗難のおそれはパソコン以上に高いため、画面ロックは絶対にかけておきたい。指紋認証や顔認証などの生体認証を使えば、解除の手間も減るはずだ。
iPhoneのポイント
前面の全体が画面のiPhone 11は顔認証の「Face ID」、ホームボタンのあるiPhone 8/SEは指紋認証の「Touch ID」を利用可能。これらを設定すれば、素早くロックを解除できるし、セキュリティの安全性も高まる。
●画面ロック【iPhone 11】
画面は自動でロックしておいたほうが安心。「画面表示と明るさ」の「自動ロック」で時間を設定。
●パスコード/ロックNo.を設定【iPhone 11】
「Face IDとパスコード」でパスコードを設定できる。標準的なパスコードは、6桁の数字となっている。
●数字やパターンも使える【iPhone 11】
オプションとして、6桁の数字以外に英数字コードや4桁の数字コードなども使える。設定時に「パスコードオプション」をタップして変更しよう。
アカウント
スマホは多彩なサービスとの連係が可能だが、利用にはアカウント登録が必要だ。iPhoneにはApple ID、AndroidにはGoogleアカウントを登録する。キャリア(電話会社)のアカウントも設定できる。
iPhoneのポイント
iPhoneを使ううえで、Apple IDは必須の存在。これがないと、App Storeでアプリをダウンロードすることもできないため、必ず登録しておきたい。キャリアのアカウント登録は任意だが、各種サービスを利用する際に便利なので設定しておこう。
●アカウント登録(確認)【iPhone 11】
設定画面の最上部にあるアカウント欄をタップし、Apple IDを確認。ここから、新規発行もできる。
●メールアドレスの選択/追加【iPhone 11】
「パスワードとアカウント」で「アカウントを追加」を選ぶと、アカウントを追加登録できる。
●キャリアのアカウント設定【iPhone 11】
キャリアのアカウントは、アプリで設定する。ドコモの場合は、dアカウント設定アプリを使う。
文字入力
物理的なキーボードを備えるパソコンとは異なり、スマホでは、画面に表示されたキーをタッチして入力する。ソフトウエアで実現しているため、カスタマイズも簡単で、かゆいところに手が届く。
iPhoneのポイント
キーボードは、アプリで追加できる。例えば「ATOK」は、変換精度や最新言語への対応などに優れており、おすすめだ。キーボード全体をトラックパッドのように使える機能は、初期設定とはいえないが、知ってると便利なワザだ。
●キーボードの切り替え【iPhone 11】
「一般」の「キーボード」で、キーボードの設定ができる。言語やキーの表示順などを変更可能だ。
●文字種の切り替え【iPhone 11】
文字種を変更するときは「ABC」をタップ。また、地球マークのタップでキーボードの種類が替わる。
●キーボードでカーソル移動【iPhone 11】
「空白」キーを長押しすると、キーボード全体をトラックパッドのように使って上下左右にカーソル移動ができるようになる。文字入力時、何文字か前に戻りたいときなどに便利。
メール
スマホでは、キャリアメールだけでなく、Gmailなどのウエブメールやプロバイダーのメールも扱うことができる。SMS(ショートメッセージサービス)などを扱えるメッセージの設定もチェックしておこう。
iPhoneのポイント
キャリアメールは、キャリアによって利用するアプリが異なる。ドコモは「メール」、auは「メール」と「メッセージ」のいずれかを選択、ソフトバンクは「メッセージ」だ。なお、「メール」の場合はアカウント設定が必要になる。
●「メール」アプリでキャリアメールを設定【iPhone 11】
キャリアメールは「メール」アプリか「メッセージ」アプリを使う。ドコモは専用の設定サイトから設定。
●Gmailの設定【iPhone 11】
「メール」アプリだとGmailはプッシュで受信できない。App Storeで「Gmail」アプリを入手して使おう。
●メッセージの設定【iPhone 11】
メッセージは、iMessageやSMSが使える。iPhoneどうしならiMessageが便利なので、これをオンにしよう。
ブラウザー
標準のブラウザーはiPhoneが「Safari」、Androidが「Chrome」だが、Androidは設定で変更することができる。それぞれブックマークの同期や検索エンジンの変更などに対応できる。
iPhoneのポイント
標準ブラウザ―は変更できないが、App Storeにはさまざまなブラウザーアプリが用意されている。Googleの「Chrome」もその一つ。パソコンで「Chrome」を使っているなら、ブックマークや閲覧履歴などを同期できて便利だ。
●デフォルト(標準)のブラウザー【iPhone 11】
iPhoneは標準ブラウザーが「Safari」で、変更できない。各アプリでリンクをタップするとSafariが開く。
●検索機能や同期を設定する【iPhone 11】
初期設定のままでも十分だが、検索機能は好みに合わせて変更可能。「設定」の「Safari」で設定を行う。
●文字などの表示サイズを変えられる【iPhone 11】
左上にある「AA」をタップすると、文字を大きくしたり、サイト表示を設定したりできる。
アプリの通知
それぞれのアプリから届く新着のお知らせを、スマホでは「通知」と呼ぶ。アプリごとにオン/オフを設定できたり、表示形式を変えたりできる。頻繁に届いて煩わしく感じるときは、設定を変更しよう。
iPhoneのポイント
アプリ数が多いと、一つ一つ設定を変更していくのが大変だ。そんなときは、通知センターで設定を変更したいアプリを長押しし(3D Touchの場合は強く押し込む)、個別に設定を変更しよう。オフにしたり、目立たなくしたりといった設定が可能。
●通知を表示させる【iPhone 11】
iPhoneの通知は、「通知センター」に集約される。ホーム画面を最上部から下方向にスワイプすれば見られる。
●アプリごとのオン/オフ設定【iPhone 11】
「設定」の「通知」で、アプリごとに通知の設定を変更できる。変更したいアプリをタップすれば操作可能。
●ロック画面で通知を表示しない【iPhone 11】
通知を許可するかどうかや、通知の方法、サウンドなどが設定できる。不要なものは通知をオフにしよう。
タッチ操作
タッチ操作が思うようにいかないという場合は、感度などの調整をしてみてもいいだろう。タッチへの反応がわかりやすくなるように、サウンドやバイブレーションの設定をするのもおすすめだ。
iPhoneのポイント
「タッチ調整」にある「保持継続時間」の変更は、あくまでも例外的な設定。最短の「0.1秒」にしても、標準状態に比べ、かなり反応が遅くなる。iPhoneの反応速度についていけないなど、どうしても操作しづらいときにだけ利用しよう。
●タッチ時間の調整【iPhone 11】
誤タップが多い人は、「アクセシビリティ」→「タッチ」→「タッチ調整」で「保持継続時間」を調整してみよう。
●タッチ時の操作音【iPhone 11】
「サウンドと触覚」で「キーボードのクリック」をオンにすると、キーを押したときに音が鳴る。
●バイブレーション【iPhone 11】
「サウンドと触覚」→「着信音」→「バイブレーション」で、バイブレーションの動きを変更可能。
音声アシスタント
iPhoneには「Siri」、Androidには「Googleアシスタント」という音声アシスタントが搭載されている。簡単な操作や情報の検索は、話しかけるだけでOK。いつでも呼び出せるよう、設定しておきたい。
iPhoneのポイント
外でiPhoneに話しかけるのは恥ずかしいというときは、文字入力での会話をオンにしておくようにしたい。「アクセシビリティ」の「Siri」にある「Siriにタイプ入力」をオンにして、サイドボタン(8/SEはホームボタン)を長押ししよう。
●設定/起動【iPhone 11】
設定アプリの「Siriと検索」で、「Siriに頼む」の項目をすべて有効に。Siriを呼び出しやすくなる。
●設定の変更【iPhone 11】
静かな場所でSiriがしゃべり出すと困るときは、音声フィードバックを「着信スイッチで制御」にチェックを入れ、「Siriと検索」の画面で「”Hey Siri”を聞き取る」をオフにしておく。
●より細かい設定【iPhone 11】
Siriはアプリの使用状況を分析し、機能を提案してくれるので、「このAppから学習」はオンにしておこう。
カメラ
最新スマホは、複数のカメラを備え、画角を切り替えられるものも多い。被写体に寄りたいときなどは、この設定を利用しよう。動画撮影は、再生機器に合わせて解像度を選ぶと容量が無駄にならない。
iPhoneのポイント
動画は4Kで撮影することもできるが、解像度が高ければ高いほど、動画のデータサイズも大きくなってしまう。4Kテレビに表示させるならそれでもいいが、iPhoneで再生するだけなら、フルHD(1080p)に設定しておけば十分。
●画角の選択【iPhone 11】
複眼のiPhone 11は、画面上の倍率ボタンをタップし、画面上の円をなぞれば画角変更ができる。
●静止画/動画切り替え【iPhone 11】
カメラ起動後に右方向にスワイプすると、写真からビデオに切り替わる。あとは録画ボタンを押すだけ。
●動画解像度選択【iPhone 11】
動画撮影時に画面右上の数値をタップすると、解像度とフレームレートを切り替えられる。「設定」の「カメラ」でも切り替え可能。
地図
iPhone、Androidともに、標準で地図アプリを搭載している。GPSと連係し、起動するだけで現在地周辺の地図を見られて便利だ。ここでは、航空写真や3Dへの切り替えなどの操作方法を覚えておこう。
iPhoneのポイント
後発だったアップルの「マップ」も登場から時間がたち、データベースが充実。ルート検索も使いやすくなった。一方、機能の豊富さでは、まだ「Googleマップ」に軍配が挙がる。「Googleマップ」を使いたいなら、アプリをインストールしよう。
●標準の地図アプリの画面【iPhone 11】
アップル純正の「マップ」アプリを搭載。起動すると現在地が測位され、自分の周辺の地図が現れる。
●航空写真に切り替える【iPhone 11】
右上の「i」をタップし、マップの設定で「航空写真」を選ぶと、地図データが写真に切り替わる。
●2D/3Dの切り替え【iPhone 11】
2本指で上方向に地図をドラッグすると、表示が3Dになる。立体感がつかめるので、場所がわかりやすい。
クラウド利用❶
スマホはクラウドの利用が大前提で、iPhoneはiCloudと、AndroidはGoogleの各種サービスと密接に連係している。ここでは、iCloudとGoogleドライブ、それぞれの設定方法を解説していこう。
iPhoneのポイント
iCloudで同期を取っていると、MacやiPadなどで同じデータを利用できる。iPhoneで取ったメモや撮影した写真をMacで見ることが簡単にできるというわけだ。アプリはすべてオンにしておくといいが、容量には注意しよう。
●アカウントを入力してログイン【iPhone 11】
iCloudの利用には、Apple IDが必須。ない場合は、「設定」最上部のアカウント欄でIDを設定しよう。
●同期やバックアップを設定【iPhone 11】
Apple IDの画面で「iCloud」をタップすると、アプリごとにiCloudを利用するかどうかを選択可能。
●容量アップは有料で対応【iPhone 11】
無料で利用できるストレージは5Gバイトまで。「ストレージプランを変更」で、有料のプランに変更可能。
クラウド利用❷
写真やファイルの共有はもちろん、端末自体のデータをバックアップできるのも、クラウドサービスの魅力。家族や友人とデータのやり取りが簡単だし、機種変更にも活躍する。ぜひ設定しておこう。
iPhoneのポイント
写真やバックアップのデータはサイズが大きく、使っているうちに無料の5Gバイトを超えてしまう。このようなときは、iCloudのプランを有料のものに変更するといい。130円/月で50Gバイト、400円/月で200Gバイトなどがある。
●写真・動画のバックアップ【iPhone 11】
設定のiCloudで「写真」を選び、「iCloud写真」をオンにしよう。写真や動画をiCloudに保存できる。
●ファイルの共有など【iPhone 11】
ファイルを共有したいときは、「iCloudドライブ」が便利。「ファイル」アプリから利用する。
●機種変更時に役立つ機能【iPhone 11】
「iCloud」の「バックアップ」で「iCloudバックアップ」をオンにすれば、機種変更時に大いに役立つ。
バッテリー
高機能なスマホでも、電池が切れてしまっては、役に立たない。本当に使いたいときにバッテリー切れを起こさないよう、設定を見直しておこう。機能面では、Androidのほうが設定できることが多い。
iPhoneのポイント
「低電力モード」はバックグラウンドでの通信が遮断されてしまうため、いざというときの手段。帰宅まで着信は受けられるようにしたいなど、どうしてもバッテリー切れを起こしたくない場合だけに限って活用するといい。
●バッテリーの設定【iPhone 11】
バッテリーに関しては、「設定」の「バッテリー」にまとめられている。残量の推移や、劣化状態がわかる。
●省電力モードの設定【iPhone 11】
「低電力モード」をオンにすると、バックグラウンドでの通信などを抑え、消費電力が低くなる。
●バッテリー寿命関連【iPhone 11】
「バッテリーの状態」では、劣化具合を「最大容量」で確認可能。電池のもちが悪いときはチェックしよう。
トラブル対策
トラブル発生時は、原因を切り分けて対処するのが解決への近道。部分的にリセットするなどして、端末に問題がないことを確認したら、関連する設定を見直したい。盗難や紛失に備える設定も紹介する。
iPhoneのポイント
トラブル発生時、完全消去を行う前に、部分的なリセットを試そう。iPhoneでは、各種設定項目やネットワーク設定、キーボードの変換学習だけに絞ってリセットをかけることも可能。これでトラブルが解決すれば、復元の手間が減る。
●指紋認証/顔認証がうまくいかない【iPhone 11】
顔認証がうまくいかない場合は、「Face IDとパスコード」で「もう一つの容姿をセットアップ」を設定しよう。ただし、マスクをした顔はセットアップできない。
●リセット/初期化したい【iPhone 11】
初期状態に戻すときは、設定の「一般」から「リセット」を選び「すべての設定をリセット」を選択。
●スマホ紛失に備える【iPhone 11】
設定でApple IDのページを開き、「探す」を選んで「iPhoneを探す」をオンにしておくといい。
■解説/石野純也(ジャーナリスト)