パソコンの記憶装置にSSDをつかっているという読者からの疑問に、専門家が回答する。SSDの寿命は、書き込み回数を基準にした上限で決まる。すべてではないが、ほとんどの機種は、メーカーサイトでSSDの寿命を公表していると思われる(HDDとのハイブリッドとなるSSHDは除く)。

あなたの疑問にズバリお答え!
パソコン内蔵SSDの寿命はどれくらい?

読者から質問

手持ちのパソコンの記憶装置はHDDでなくSSDですが、寿命はどれくらいなのでしょうか? 個人情報の流出が心配なので、ほぼ毎日、データ消去ソフトでブラウザーのキャッシュや入力データを削除しているのですが、SSDは何回まで上書きできるのか、累計のデータ容量換算でどこまでデータを書き込めるのかなど、カタログやメーカーのホームページなどを見てみましたが、掲載されていないところも多く、不安です。(H.Yさん 香川県 28歳)

専門家の回答

編集部:
これは、フリーライターの福多利夫さんに聞きましょう。

専門家:
「SSDの寿命は、書き込み回数を基準にした上限で決まります。すべてのSSD製品で寿命が公表されているわけではありませんが、市販のSSDでは、ほとんどの機種が、メーカーサイトで公表していると思われます(HDDとのハイブリッドとなるSSHDは除きます)。

例えば、筆者が愛用しているクルーシャル製のBX500シリーズの場合、耐久性の指針として、総書き込み容量(TBW:テラバイトライト)が公表されています。480Gバイトモデルの総書き込み容量は120TBW。書き込み→消去を繰り返し、書き込んだデータの容量が120Tバイトに達するまでは寿命が来ないという意味です。SSDの容量は480Gバイトなので、フル書き込み→全消去を250回繰り返して、やっと性能保証に達するわけです。また、総書き込み容量に達しても、そこでパタッと壊れるわけではありません。このクラスの耐久性だと、一般的なパソコンの使い方なら8年程度は心配なく使えます」

編集部:メーカーのサイトに総書き込み容量は載っていますか?

専門家:
「SSDのメーカーや輸入代理店のサイトに載っていることが多いです。パソコンユーザーの場合、そのパソコンに搭載されているSSDのメーカーと型番名を調べ、『メーカー名 型番 容量 TBW』でGoogle検索すると見つかるでしょう。パソコンに搭載されているSSDの型番は、『CrystalDiskInfo』(クリスタルディスクインフォ)という無料アプリをインストールすれば調べられます。また、このアプリは、SSDの累計の書き込み容量を『総書込量』として表示してくれるので、メーカーサイトにある『総書き込み容量』と照らし合わせ、あと何年使えるかを把握できます。また、電源投入回数や使用時間、現在のSSDの温度やSSDの健康状態も、このアプリでわかります。

ブラウザーの履歴やキャッシュを毎日削除することで、SSDを酷使していると思っているかもしれませんが、SSDは同じデータを書いたり消したりしても、そのたびに別のエリアに書き込むようになっていて、記録領域の1ヵ所だけを酷使して寿命が縮むということはありません。ブラウザーの履歴やキャッシュは、データ容量が小さいので、総書き込み容量を著しく消費することもありません」

編集部:
なるほど、「CrystalDiskInfo」という便利なアプリがあるんですね。了解しました!

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◆「CrystalDiskInfo」の入手元
https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskinfo/

イラスト/はやし・ひろ

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