【サバ缶のおすすめ】和食の呪縛から解放されたニューウェーブを紹介!

暮らし・生活・ペット

この10年間でサバ缶は劇的に進化した。「サバ缶=和食」という殻を破り、ヨーロッパをはじめ、海外の料理の手法を取り入れ、これまでとは全く別の一品として成長している。味噌・醤油・塩味以外のおしゃれなサバ料理も缶詰で味わえるのだ!

缶詰博士 黒川勇人
公益社団法人・日本缶詰協会公認。缶詰業界の第一人者として日本はもちろん世界50ヵ国の缶詰をリサーチ。 缶詰の魅力とともに、それにまつわる文化や経済、人間模様も発信している。

サバ缶アバランチ「No.38 風味爽やか彩りマリネ仕立て」

パプリカ、玉ねぎと一緒に甘酸っぱいマリネ液に浸かったノルウェーサバ

この10年間でサバ缶は劇的に進化した。水煮(塩味)、味噌煮、醤油煮という和の味付けしかなかったのが、今ではオリーブ油漬けもあるし、アヒージョもある。トマトソースで煮込んだものもある。「サバ缶=和食」という呪縛から解き放たれたのだ。

そしてこのNo.38はマリネ! パプリカ、玉ねぎと一緒に甘酸っぱい液に浸かっていて、そのお味はまろやか、かつコクがある。脂の乗ったノルウェーサバだから、身のパサつきもナッシング。

きりっと冷やした白ワインが必須!

アバランチ
No.38 風味爽やか彩りマリネ仕立て
標準価格:1200円(税別)

エリック・クラプトン「ホワイトルーム」を歌いたくなる純白デザイン。38はもちろん“サバ”だ。

通常の筒切りタイプではなく、中骨に沿ってカットされている。皿に移したときに、きれいに盛りつけられるんですぞ。

●No.38 ECサイト http://www.no-38.com/

サバ缶清水食品「マッカレル バジル&レモン 140g」

目に飛び込むバジルの緑の鮮やかさ! 開発担当者のこだわりによって、加熱しても色が保たれる

このサバ缶を見かけたら迷わず買うことをおすすめする。家に帰ったらただちにフタを開けることをおすすめする。なぜなら開けた瞬缶(瞬間)の光景が衝撃的だからだ。

サバを覆うのはとても鮮やかな緑色。「こんなに緑の食べ物ってある!?」。あなたはつかの間、混乱するに違いない。しかしすぐに「そうだ、これはバジルの色だ!」と思い至る。そう、これはバジルをたっぷり使ったイタリアンテイストのサバ缶なのであります。

「お店で出てくるバジルソースのような色にしたかった」と思った開発担当者は、幾種類ものバジルを取り寄せて試作を繰り返し、とうとう加熱後も色が保たれるバジルを発見したという。味付けにはガーリックとレモンも利かせて、まさにブォーノ!

パスタと和えても絶佳!(味付け一切不要)

清水食品
マッカレル バジル&レモン 140g
標準価格:270円(税別)

バジルとレモンを想像させる色ではある。しかし、実際に開けたときの衝撃は想像を軽く超える。

通常のバジルは加熱で色がくすむ。そこで開発担当者はさまざまなバジルで実験し、ついに加熱後も色鮮やかな種類を発見した。

●清水食品 https://www.ssk-ltd.co.jp/

サバ缶マルハニチロ「La Cantine さばフィレ エクストラバージンオイル漬」

一見すると陶器にしか見えない缶詰界のオシャレ番長。サバ特有の匂いがしないフィレ状の身も凝っている

一見すると陶器にしか見えないパッケージデザイン。それもポルトガルのタイル「アズレージョ」を思わせる精緻なボタニカル模様が描かれている。

これはマルハニチロのマーケティングチームが開発したラ・カンティーヌというサバ缶なのだ。ちなみに缶界でのあだ名は「オシャレ番長」であります(勝手に命名)。

中身だって凝っている。骨と皮、血合いを取り除いた美しいフィレ状の身が入っていて、EVオリーブ油に浸けてある。だからサバ特有の匂いがほとんどしなくて、知らずに食べたら白身魚かと思うくらいクセがない。

これはいい方を変えれば、サバが苦手な人でも食べやすいということ。青魚の栄養を摂りたいと思っても「匂いが苦手!」という人にはぜひ試してほしい。

青魚嫌いの子供にぜひ食べさせてみて!

マルハニチロ
La Cantine さばフィレ エクストラバージンオイル漬
標準価格:430円(税別)

ボタニカル柄のフチは一部、わざと滲ませて印刷してある。それもタイルに見えるようにとの工夫だ。

フィレ状にして収めるのは欧米のサバ缶でスタンダードな手法。身を油ごと細かくほぐせば、それだけでおいしいディップになる。

●マルハニチロ https://www.maruha-nichiro.co.jp/

サバ缶高木商店「焼き鯖のアヒージョ」

アヒージョだけど、隠し味に醤油を使用。だから食べ進めるうちにやたらと白ご飯が欲しくなる

缶界ではもはや定番化したアヒージョ。ニンニクと唐辛子を利かせたオリーブ油で素材を煮込むという、元はスペインの郷土料理であります。それが加圧・加熱で作る缶詰の調理法にピタリとマッチしたのだ。

この高木商店の焼き鯖のアヒージョもその一例だけど、ほかのアヒージョ缶にはない素晴らしい工夫がある。

それは、隠し味に醤油を加えてあること。なので、このアヒージョ缶は、食べ進むうちに白ご飯がやたらと欲しくなるという唯一無二の存在なのだ。

とはいえ、やっぱりアヒージョだから、冷たい白ワインだってバッチリ合う。さらに申せば、使っているのは銚子漁港水揚げの脂の乗ったサバ。それを直火でこんがり焼いてあるから、焦げた皮目が香ばしくてたまらない。

酒のアテにもご飯のおかずにもなる

青色ベースがさわやか。ラ・カンティーヌと同じく身はフィレ状で、フラットな状態で収まっている。

香ばしく焼けた皮が見たいが皮を上にするとフタに張り付き、開けたときにはがれてしまう。それを防ぐため、皮を下にしてるのだ。

●高木商店 https://www.takagi-shouten.com/

※価格は記事作成時のものです。

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