今年は新型コロナの感染予防のため、全国各地のマラソン大会が相次いで中止・延期。その中でも継続的に開催されているのがトレランです。特にタイムを計測せず、気軽に参加できる少人数のイベントは未経験者や初心者におすすめ。この秋、自然の中を駆け巡る大冒険の魅力を体験してみませんか。

トレランとは?

トレランとは、トレイルランニングのこと。ハイキングコースや登山コースを利用して、登山道や林道を走るスポーツです。とはいえ、スタートからゴールまですべて走り続ける必要はなく、途中歩いてもOK。道に張り出した木の根を避けたり、清水が流れる沢を渡ったり、ときには岩をよじ登ったり…。山頂に到着して眺める壮大な景色は感動そのもの。大自然の中での大冒険は、子どもの頃に戻ったようなワクドキ感があります。また、木陰が多いので夏でも涼しく、爽快に走れることもポイントです。

初心者にはイベントがおすすめ

一般的にトレランの大会は、100名以上が参加してタイムを競いますが、イベントは10~30名程度でタイムを気にせず、サークル感覚で楽しめます。少人数なので主催者(またはコーチ)が全員に目配りをして丁寧にフォローしてくれるので、未経験者や初心者も安心。和やかな雰囲気の中で交流を図れることも魅力です。

情報収集から選び方、申し込みまで

イベントの情報収集

おすすめは、(株)アールビーズが運営するランニング等に関する情報サイト「ランネット(RUNNET)」。女性ユーザー向けの「ランナーズウーマン」、トレイルランに特化した「ランネットトレイル」といったページもあり、走るモチベーション維持に役立ちます。
まずは、ランネットの会員登録をしましょう。

画像: 「ランネットトレイル」のトップ画面。右上の「新規登録」から会員登録をしよう

「ランネットトレイル」のトップ画面。右上の「新規登録」から会員登録をしよう

会員登録が終わったら、希望する「開催月」「開催地」を選び、「エントリー可」をチェックして、大会を検索します。

画像: 開催月は「10月」、開催地は「関西」で「エントリー可」をチェックして検索

開催月は「10月」、開催地は「関西」で「エントリー可」をチェックして検索

検索結果が出たら「イベント」をクリックします。

画像: 初心者には「大会」ではなく「イベント」がおすすめ

初心者には「大会」ではなく「イベント」がおすすめ

一覧の中から興味あるイベントをクリック。「大会詳細ページ」を見ると、より詳しい情報が出てきます。

画像: 大会詳細ページには、集合・解散場所、コースの距離・特徴などの詳細情報が記載されています

大会詳細ページには、集合・解散場所、コースの距離・特徴などの詳細情報が記載されています

イベント選びの重視ポイント

【レベル(難易度)】
初級・中級・上級、もしくは1~5段階(1は初心者、5は上級者向け)
【距離】
未経験者や初心者は10km、ハーフマラソン完走者は15km、フルマラソン完走者は20kmを目安に選ぶと無理せずに走れます。「コース情報」には、「アップダウンが多い」「後半はロード中心」などの特徴が記載されているので併せてチェック!
【集合・解散場所】
集合と解散の場所が異なる場合、荷物を預けられるかを確認しましょう。預けられない場合は基本的に荷物を担いで走ります。
これらを見ながら検討し、エントリー(申し込み)をします。

著者の失敗談

マラソン・サブ4(フルマラソンを4時間以内で走り切ること)を達成していた私は、初めてのトレランで40kmのコースに参加。マラソンのコースは舗装路ですが、トレランは山道。しかもアップダウンがあります。途中で迷子にならないように、周りについていくのがやっとでした。9時にスタートして、ゴールに到着したのは16時過ぎ。7時間以上もかかりました。さらに解散場所はJRが通っていないエリア。バスやローカル線を乗り継いで、自宅に着いたのは20時過ぎ。心身ともにヘロヘロになりました。走行距離だけでなく、コースの高低差や現地までのアクセスまで、しっかり調べてから参加を決めましょう。

事前準備と当日の服装・持ち物

当日までに用意したい物

【トレラン用リュック】
ペットボトル2本と軽食、着替えなどが入るサイズ。薄手で軽量、走っても揺れが少ない安定感のあるものを選択。 
【トレラン用シューズ】
ランニングシューズと比べてアッパー(甲革)とソール(靴底)が丈夫なので、舗装されていない起伏のある登山道でも走りやすく、足を保護してくれます。

画像: 著者は何もわからずに小さいリュックを購入したため、ウエストポーチと併用。そろそろ大きいリュックがほしい

著者は何もわからずに小さいリュックを購入したため、ウエストポーチと併用。そろそろ大きいリュックがほしい

画像: 最初はランニングシューズで走りましたが、3回目でつま先に穴があいてからトレランシューズに。走りやすさが違います!

最初はランニングシューズで走りましたが、3回目でつま先に穴があいてからトレランシューズに。走りやすさが違います!

当日の服装

半袖Tシャツ+短パンが基本です。ケガ防止や日よけ対策としてロングタイツや帽子、アームカバーを装着。雨や寒さが気になる時期には、薄手のウインドブレーカー、ネックウォーマーを持参(または着用)しましょう。ちなみに今回のイベントでは、「走りやすいから」と素足派のベテランの人が多くいました。また、一般的に黒い服はハチに狙われやすいと言われているので、避けた方が無難です。

画像: 服装はランニングのときと変わりません

服装はランニングのときと変わりません

当日の持ち物

【軽食】
おにぎり、パン、エネルギー補給用のジェルやバーなど手軽に食べられるもの。
【水分】
山中には水道や自販機がないので、500mlのペットボトル2本は必須。
【グローブ】
枝をよけたり、岩をよじ登ったりするコースでのケガ防止。軍手でもOK。

そのほかにタオル着替えゴミ袋携帯電話小銭なども持参しましょう。

京都西山トレイルランのイベントレポート

イベント概要

9月中旬に「京都西山トレイルラン」に参加しました。
難易度:2.5(5段階中) 距離:約14km 累積標高:(+)893m 最高点:420m。アップダウンが多く、走りごたえたっぷりのコースです。

参加者の人数・顔ぶれ

9:00にJR京都線「山崎」駅前に集合。20~50代の15名。男性6割・女性4割。初心者・中級者が中心でトレラン歴1年からベテランの方まで。大半が近畿エリア在住者でしたが、広島や三重からの参加者もいました。ちなみにコロナ対策として全員がマスクを着用していましたが、スタートしてから最後まで着けていたのは1人のみ。

画像: 駅前に集合。自己紹介と当日の説明を受けて出発!

駅前に集合。自己紹介と当日の説明を受けて出発!

コースの様子・風景

まずは全員が自己紹介。その後、主催者からコース概要、スケジュール、注意事項などの説明があり、トイレを済ませてから9:30頃にスタートしました。

画像: 最初から急な登り坂。もちろん、走らずに歩きました

最初から急な登り坂。もちろん、走らずに歩きました

画像: 絶景ポイントでは5分程度の撮影タイム。20分に1回は5分ほど休憩して点呼を取るので、はぐれる心配はありません

絶景ポイントでは5分程度の撮影タイム。20分に1回は5分ほど休憩して点呼を取るので、はぐれる心配はありません

11:30に20分の昼食タイム。目の前に広がる壮大な景色を見ながら食べるおにぎりは格別。参加者のみなさんと、過去に参加したトレランやマラソン大会のこと、おすすめのウエアやシューズ、日々のトレーニングなど、いろんな情報を交換しました。

画像: 眺望のいい場所でゆっくり昼食。おにぎりやパンを食べながら参加者と情報交換しました

眺望のいい場所でゆっくり昼食。おにぎりやパンを食べながら参加者と情報交換しました

画像: 昼食後にトレラン再開。コスモスがとってもキレイに咲いていました。季節を感じられるのも魅力です

昼食後にトレラン再開。コスモスがとってもキレイに咲いていました。季節を感じられるのも魅力です

画像: 木の根っこをよけながら林道を駆け巡る。まさに自然の中での大冒険!

木の根っこをよけながら林道を駆け巡る。まさに自然の中での大冒険!

画像: 途中で見つけた滝の水は冷たくて気持ちよかった!

途中で見つけた滝の水は冷たくて気持ちよかった!

山を2つほどアップダウンして、最後は下り坂のロード2km。風を切って走る爽快感を味わいながら、フジバカマの花畑のあるゴールを目指します。そこで記念撮影をして解散。最寄りのバス停まで歩いて交通機関を利用して帰宅しました。

画像: フジバカマの花は7分咲き。珍しい蝶も観察できました

フジバカマの花は7分咲き。珍しい蝶も観察できました

参加した感想&まとめ

コロナ禍の自粛生活の中で毎日欠かさずランニングをしていましたが、大会・イベントは一切参加せず。秋の絶好シーズンを迎え、今年初めてトレランのイベントに参加しました。やっぱり大勢の人たちと自然の中を走るのは楽しいですね。いろんな情報を聞いて刺激を受け、やる気が湧いてきました。解散時にはみなさんと仲良くなり、Lineを交換して一緒に大会に参加する約束も。そんな人との出会いが一番の醍醐味です。

◆藤田美佐子(編集ライター) 
京都市在住。フリーランスの編集兼ライターとして求人や食、観光、医療など幅広い取材・執筆活動を行う。1児の母。趣味はマラソン・トレラン。コロナによるホームステイ生活で時間に余裕ができ、月間走行距離は300km以上に!

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