ここでは、光回線3社のプランを紹介する。NTT東西の「フレッツ光クロス」とKDDIの「auひかり」、「NURO光」いずれの光回線の場合も、導入に伴う工事費や開通までの期間が発生する。申し込む場合は、費用や提供条件などを確認しよう。
NTT、au、NUROがプランを提供中
1Gbps超えの光回線に変更して快速ネット環境を実現!
回線混雑による速度低下は、IPoEの導入で、ある程度改善できる。しかし、そもそも契約している回線自体が遅いという人もいるだろう。速度を根本的に改善したいなら、より高速な光回線に変更することも視野に入れたい。最近は1Gbpsをゆうに超え、最大速度10Gbpsに迫る光回線サービスも登場。もちろん告知されている速度は理論値だが、より高速なネット環境の実現が可能だ。
例えば、NTT東西の「フレッツ光クロス」は、最大通信速度が上下ともにおよそ10Gbps。現在の提供エリアは東京都の一部、大阪市、名古屋市に限定される。
●フレッツ光に最大10Gbpsコースが登場
上下ともに最大10Gbpsに対応した超高速コース。なお、西日本では「フレッツ光クロス ファミリータイプ」として提供されるが、工事さえすればマンションでも導入可能。
KDDIの「auひかり」では、戸建て向けのホームタイプでのみ、上下10Gbpsと5Gbpsの2種類のプランを用意。提供エリアは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の各都県の一部となる。
●auも戸建て専用の5Gbpsと10Gbpsプランを投入
最大10Gbpsと5Gbpsの2種類のコースを用意。auブランドを生かしたスマホとのセット割「スマートバリュー」など、割引や特典が充実しているのも特徴。
「NURO光」は従来の2Gプランに加え、上下10Gbpsや上下6Gbpsのプランも用意。こちらは戸建てもしくは5階建て以下の集合住宅が対象だ。提供エリアは、北海道、関東、東海、関西、九州の各一部。ほかに、上下20Gbpsという触れ込みの「20Gs」というプランもある。ただし、専用ルーターの関係上、2Gと20Gのプランでは、有線接続時の最大速度がおおむね半分にとどまる点に注意したい。
●2Gbpsの元祖も6G/10Gbps の超高速プランを提供
下り最大2Gbpsの「G2V」に加え、それぞれ上下最大10Gbps、6Gbpsの「10Gs/6Gs」、同じく20Gbpsの「20Gs」プランがある。
いずれの光回線の場合も、導入に伴う工事費や開通までの期間が発生する。申し込む場合は、費用や提供条件などを確認しよう。
●光回線3社の1Gbps超プランの概要
事業者 | プラン | 最大通信速度 | 月額利用料 | 提供エリア |
NTT東西 | フレッツ光クロス | 下り上りとも10Gbps | 6930円 | 東京都の一部/大阪市/名古屋市 |
KDDI | ホーム10ギガ・5ギガ | 10ギガ:下り上りとも10Gbps 5ギガ:下り上りとも5Gbps |
10ギガ:7018円 5ギガ:6160円 ※「ずっとギガ得プラン」適用時 |
東京都、神奈川県、埼玉県、 千葉県の各一部 |
NURO | G2V | 下り2Gbps/上り1Gbps ※ホームゲートウェイから端末までの速度は1Gbps(有線) |
5217円 | 北海道、関東、東海、関西、 九州の各一部 |
6Gs | 下り上りとも6Gbps | 5767円 | ||
10Gs | 下り上りとも10Gbps | 6317円 | ||
20Gs | 下り上りとも20Gbps ※ホームゲートウェイから端末までの速度はおおむね10Gbps |
8517円 | 東京都豊島区、港区の各一部 |
■解説/宮下由多加(ITライター)
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