洗濯の作業で動く時の動線を短くし、干すまでの動作を減らすことで家事がラクになります。また、家族にも分担してもらい負担を軽くしましょう。【解説】カール友波(お片づけプレゼンター)
著者のプロフィール
カール友波(となみ)
大阪芸術大学デザイン学科インテリア専攻卒業。整理収納アドバイザー1級。整理収納アドバイザー2級認定講師。子育てが一段落した後、大手家事代行会社のお片づけ部門を立上げ、様々なお客様のニーズに応えながら整理収納サービスに邁進。独立後、埼玉県内、都内、首都圏を中心に整理収納アドバイザー2級認定講座、「親子で学ぶおかたづけ」などのセミナーを開催。「カールく明るくお片づけ」のキャッチフレーズで重苦しくなりがちなお片づけがその人なりのペースでできると評判を呼ぶ。日本ではじめて生涯教育としてのお片づけ=「かたいく」を提唱し、普及に努めている。
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本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。
洗濯の作業を見直そう
動作・動線がシンプルになる方法を考える
洗濯の負担を軽くするためには、洗濯に必要なそれぞれの作業の動線を短くする方法を考えましょう。
▼干す場所、取り込む場所、収納場所
洗濯モノを洗濯機に入れて、スイッチオン。終わったら、取り出して干し、とりこんでたたんで収納という作業で動く時の経路(動線)を思い浮かべてみます。干す場所、とりこむ場所、収納場所を固定観念にとらわれずに変えることで、動線は短くなりませんか? かもいにチョイかけできるグッズなど、干す場所をつくり出せる便利グッズもあります。
▼洗濯ネットを活用
干すまでの動作をシンプルにする方法も、家事をラクにします。洗濯ネットをうまく利用して、洗濯モノを洗濯に出す時に、すでに干すこと、しまうことまで想定して洗濯ネットに仕分けて入れてもらうようにします。タオルはタオルだけなどモノ別や、人別に洗濯ネットに入れてもらい、ネットごと洗えば、人別、モノ別で干せて、とりこんでしまうまでの動作が減り、ラクになります。
▼しまうのは各自の仕事に
家族に分担してもらうのも、一案。子どもの成長にもつながります。家族別のカゴを用意し、しまうのは各自の仕事としてカゴの中身に責任を持ってもらいます。たたみ方、しまい方も、くるくるまるめて引き出しに入れるなど、年齢に合わせた方法がおすすめです。
なお、本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。下記の本は、知りたい情報の全文がコンパクトにまとまった一冊です。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
※(12)「子どものモノの整理整頓(子供服)」はこちら