息子が三歳になった時、ファミリーキャンプに初挑戦。最初は道具もなく、グランピングなど手ぶらで行ける場所からスタート。トレーラーハウスや、全てセットになった常設テントを利用して、まずは雰囲気を楽しみました。【解説】きなこ(インスタグラマー)
著者のプロフィール
きなこ
夫と息子との3人暮らし。“無理せず、子どもと過ごす日常を一緒に楽しむ”をモットーに、子育てや暮らしのアイディアをSNSやブログで発信している。フォトグラファーとして家族写真の撮影会を開く他、ライターとしても活躍。インスタグラムでは16万人以上のフォロワーを持つ。「3年育児日記」やオリジナルランドセルなど、育児関連グッズのプロデュースも数多い。本書が初の著書となる。
▼つづる(暮らしと育児のブログ)
▼kinako_710(Instagram)
本稿は『こどもとあそぶくらす 親子でつくる楽しい「おうち時間」』(KADOKAWA)から一部を抜粋して掲載しています。
初心者におすすめのスタイル
ファミリーキャンプで家族の絆を深める
夫婦ともにキャンプによく行く家庭に育ち、家族でキャンプに行くのが夢でした。息子が三歳になった時、ファミリーキャンプに初挑戦。最初は道具もなく、グランピングなど手ぶらで行ける場所からスタート。トレーラーハウスや、全てセットになった常設テントを利用して、まずは雰囲気を楽しみました。
次に、気になるメーカーのテントや道具をレンタルして実際に設営にチャレンジ。我が家のスタイルに合ったテントや道具を探っていきました。
キャンプは不便で大変なことだらけですが、協力して荷物を運び、テントを組み立て、ごはんを作る…、大変だからこそ、家族の距離が近付きます。焚き火を囲んで星空を眺めながらおしゃべりする時間は、そこでしか味わえない最高に幸せな瞬間。普段の生活ではできない経験ができ、生き生きした我が子を見られるのも魅力です。
気軽に楽しめるグランピング
手ぶらで行けてテント設営の必要もなく、誰でも気軽に自然体験できるグランピング。美味しい食事も楽しめます。「キャンプはまだ不安」という方や、準備や片付けが億劫な方にはうってつけ。雰囲気は十分味わえるので、キャンプの入門としてはバッチリです。
テントはレンタルからスタート
リサーチして気になったテントは、キャンプ場のレンタルサービスや、「Curiace Trading」など自宅に届けてくれるレンタルサービスを利用して試してみました。実際に使用することで、設営のしやすさ、家族にフィットするものかを模索します。
子どもが楽しめるキャンプ場探し
行き帰りの移動で時間を使うのはもったいないと思い、近場のキャンプ場を利用することがほとんど。個人的には、トイレや炊事場など水まわりが綺麗な所が好きです。子どももトイレを怖がらず、連れて行きやすいのも◎。子どもが楽しめるアクティビティが充実した所や、温泉施設が近くにある所もおすすめです。
テントやレンタカーの選び方
子どもを軸に考える我が家のキャンプスタイル
子連れのキャンプでは、子どもの安全が最優先。夫婦どちらかが必ず子どもと行動できるよう、大人一人で設営できるテントが理想です。
いろいろなメーカー、デザインのものをレンタルして試した結果、我が家で購入したのは、Snow Peakの「エルフィールド」。寝室とリビングスペースが一体となったツールームテントです。子どもが先に寝ても、寝顔を見ながら夫婦でのんびりできるのがいいなと選びました。
リビングスペースにもシートを敷き、靴を脱いで上がれるお座敷スタイルにしています。息子が自分で座り降りしやすいように、テーブルや椅子はロースタイルのものをチョイス。
車を所有していないので、レンタカーを利用しています。そのため、荷物は最小限に。おしゃれな道具にも憧れますが、いかに軽くコンパクトになるかと機能性を重視しています。
焚き火とホットサンドメーカー
ゆったり流れる時間を楽しむキャンプでの過ごし方
私たち家族は、焚き火のためにキャンプをしているくらい、焚き火が好き。テントを設営したら、最初に火を起こします。息子は焚き火で作る焼き芋が大好物で、焚き火で沸かしたお湯で淹れるコーヒーもまた格別です。
キャンプ場にはいろいろなあそび道具を持って行きますが、息子が好きなあそびは探検&冒険。明るい時間帯には植物や虫を観察したり、拾った葉っぱをノートに貼って図鑑作りをしたり。
暗くなると、懐中電灯を持って夜の散策へ出発。暗闇で聞こえる虫の声、葉っぱがざわざわ揺れる音など、なんの音かを推理して楽しみます。いつもはあっという間なのに、焚き火を眺め、星を観察し、自然の中で過ごしていると、時間がゆったり心地よく流れていきます。
「おうち時間」の過ごし方
おでかけしない日・雨の日
週末のどちらかは、おでかけをしないのんびりデイ。スーパーへ買い出しに行ったり、DVD鑑賞をしたり、息子とおやつ作りをしたり。手巻き寿司や餃子など、おうちごはんパーティーを企画することも多いです。
おでかけ予定の日に急に雨が降ってしまった時には、雨でもO Kなあそび場に行き先を変更。日頃からリストアップしている「行ってみたい場所」の中から、屋内施設を選びます。もしくは、こちらも日頃からリストアップしている、お菓子作り・工作・ボードゲームなどの「おうちでやりたいことリスト」にチャレンジ。おでかけも好きだけど、家族でのんびり楽しめるおうち時間も大切にしたいです。
ベランダごはん
いつものおうちごはんも、ベランダで食べると気分が変わって新鮮♪ 今日はとーちゃん特製ハンバーガーランチセット。
草木染め
拾ってきたどんぐりやよもぎ、タマネギ・アボカド・ナスの皮、ニンジンの葉っぱなど、身近な材料を使って家族のTシャツを染めてあそんでいます。優しい自然の色合いが素敵。
テーブルゲーム・ボードゲーム
もともと夫婦で好きだったボードゲーム。息子が成長して、一緒に楽しめるものも増えてきました。
模造紙お絵かき
たまには豪快なキャンバスでお絵かき。床や壁に模造紙を貼って、ダイナミックに。筆だけじゃなく、直接手で描いても楽しい♪
なお、本稿は『こどもとあそぶくらす 親子でつくる楽しい「おうち時間」』(KADOKAWA)から一部を抜粋して掲載しています。詳しくは下記のリンクからご覧ください。