「フェイスブック」は個人情報の宝庫だ!プロフィール、写真、友だちリストなどの公開範囲は吟味しよう。なお現在、「インスタグラム」はフェイスブックの、「YouTube」はGoogleの傘下にある。そのため、これらのサービスに登録してある情報が自動的に連係することがある。
セキュリティの最強極意12
「フェイスブック」は個人情報の宝庫!
プロフィール、写真、友だちリストなどの公開範囲は吟味すべし!
今は、多くの人が複数のSNSを使い分ける時代。しかし、楽しく使い続けているサービスもあれば、あまり利用しなくなったサービスもあるのではないだろうか。自分は忘れていても、SNSに公開した情報は誰でも見られる。駅前の掲示板に個人情報が張り出されたような状態が続いているのだ。
頻繁に使っているものはもちろん、利用頻度が少ないサービスも公開情報を見直そう。どのSNSも、プロフィールや投稿の公開範囲を自分で決められる。
●まずは自分のプロフィール画面を確認
最初に見直すべきなのは、リアルな友達とのやり取りやプライベートな投稿が多くなる「フェイスブック」だ。おすすめは、プロフィールや投稿は「友達」まで公開、電話番号や生年月日などは「自分のみ」(非公開)を基準に考えること。「自分の情報は誰に見られても困らない」と思っていても、写真やコメントから友達や家族に影響が及ぶおそれもある。
●スマホアプリでも編集や変更ができる
そして、プロフィール欄の内容を詳細に書きすぎないようにしよう。友達リストは、非公開にすることもできる。好きな音楽や映画は設定しなければ表示されない。
●基本データに情報を入れすぎない
さらに、画面右上のアカウントボタンから「設定とプライバシー」のメニューを開くと、驚くほど細かな設定項目がある。しかも、その内容や設定方法は頻繁に変わるので、定期的に見直そう。
●友達リストの公開範囲も選べる
なお現在、「インスタグラム」はフェイスブックの、「YouTube」はGoogleの傘下にある。そのため、これらのサービスに登録してある情報が自動的に連係することがある。
つまり、「フェイスブック」で設定した項目が「インスタグラム」のプロフィールに取り込まれていたりするのだ。この連係を切ることも可能だが、まずは、それぞれの情報量を抑えるほうが現実的だろう。
解説/下島朗(エントラータ)