【テクニクス・OTTAVA f SC-C70MK2レビュー】音楽配信サービスに対応!一体型とは思えない広がり豊かな音場感に注目

レビュー

「OTTAVA f SC-C70MK2」は、Chromecast built-in(クロームキャスト ビルト イン)やAirPlay2(エアプレイ ツー)など、最新の音楽ソースが楽しめる機能を採用している。また、「Spotify(スポティファイ)」などの音楽配信サービスにも対応。スピーカーユニットの改良で、音質も向上した。

今回のテストアイテムはこちらテクニクス「OTTAVA f SC-C70MK2」

実売価格例:11万円

●プロフィール
Chromecast built-in(クロームキャスト ビルト イン)やAirPlay2(エアプレイ ツー)など、最新の音楽ソースが楽しめる機能を採用。また、「Spotify(スポティファイ)」などの音楽配信サービスにも対応する。スピーカーユニットの改良で、音質も向上した。

ルーバーふうの前面パネルなど、デザインは前モデルとほぼ同じ。写真のシルバーのほか、ブラックモデルも追加されている。前面のディスプレイは、有機ELを採用。

SPEC
●定格出力/フロント:30W+30W、サブウーハー:40W●スピーカー/2cmツイーター、8cmウーハー、12cmサブウーハー●対応CD/CD、CD-R、CD-RW●チューナー/AF、FM●Bluetooth対応コーデック/AAC、SBC●端子/USB A、ヘッドホン(3.5mm)、AUX入力(3.5mm)、光デジタル入力、LAN●対応ファイル形式/WAV、FLAC、DSD、AAC、MP3●対応フォーマット/PCM:最高384kHz/32bit、DSD:最高11.2MHz●サイズ/幅450mm×高さ143mm×奥行き280mm●重量/8.0kg

各種の音楽配信サービスが再生可能

CDプレーヤーやFM/AMチューナーを内蔵し、多彩なデジタルソースにも対応する、テクニクスの一体型オーディオシステム。本機は、スマホ連係や家電連係機能が加わり、さらに使いやすいモデルに進化した。まず、Chromecast built─inに対応したことで、各種の音楽配信サービスやインターネットラジオなどの再生が可能。Googleアシスタント機器と連係して、音声操作も利用できる。

ネットワーク設定も、スマホアプリの「Technics Audio Center」でスムーズに行える。細かな設定をはじめ、HDDやNASに保存してある音楽ファイルも、スムーズに操作できるようになっている。

多機能な一体型オーディオシステムが、スマートスピーカーのように使うことができるのは非常に便利。音声操作により、誰でも簡単に、好みや気分に合わせた楽曲を再生できるため、より気軽にさまざまな音楽を楽しめるようになった。

さらに、設置場所に合わせて音質を最適に調整する「Space Tune」は「Auto」モードが追加され、より簡単な操作で音質の最適化ができるようになった。身近な音楽システムとしての完成度を大幅に高めている。

◾️CDプレーヤーは手動開閉式

天面にはトップローディング方式のCDプレーヤーを搭載。再生中はLEDでディスクを照らし、回転するディスクの様子が見える。

オーケストラは雄大で、ボーカルは力強い

CDやハイレゾ音源(ネットワーク再生)を聴いてみたが、前モデルよりも音場の広がりが豊かになり、スピーカーが別体のシステムにも迫る広がり感が得られた。

クラシック曲では、オーケストラのステージを雄大に再現。ボーカル曲も、センターに定位する声を力強く描く。ツイーターとウーハーユニットは改良が加えられており、さらに音質が磨き上げられたということがよくわかる。

◾️多彩なオーディオ入力に対応

ネットワーク端子やUSB、光デジタル入力に加え、アナログ音声入力も備える。FM/AMチューナーも内蔵しており、多彩な音楽ソースに幅広く対応する。

おすすめ度…A₊

一体型とは思えない広がり豊かな音場。楽しめる音楽ソースも多彩になった

ココが〇
初期設定が簡単になり、音楽配信サービスにも対応するなど機能はかなり充実。何よりも、一体型とは思えない音場感がみごとだ。

ココが✖️
低音がかなり力強いので、しっかりした置き台が必要。

※価格は記事作成時のものです。
解説/鳥居一豊(AVライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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