ニコンのミラーレス一眼「Z 7Ⅱ」は、有効4575万画素センサーを採用。従来モデル、Z 7の基本性能を受け継ぎつつ、画像処理エンジンのパワーアップによるAFや連写性能の向上など、より快適な使用感を実現。4575万画素で、高精細・高品位な描写が得られる。連写性能も満足できるレベルだ。

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ニコン「Z 7Ⅱ」

実売価格例:39万8200円(ボディ)

●プロフィール
有効4575万画素センサーを採用する、フルサイズミラーレスだ。従来モデル、Z 7の基本性能を受け継ぎつつ、画像処理エンジンのパワーアップによるAFや連写性能の向上など、より快適な使用感を実現する。

画像: 剛性と耐久性に優れるマグネシウム合金製のボディ。その本体は細身だが、適度な大きさと形状のグリップで、レンズ装着時のホールド感も良好。

剛性と耐久性に優れるマグネシウム合金製のボディ。その本体は細身だが、適度な大きさと形状のグリップで、レンズ装着時のホールド感も良好。

SPEC
●撮像素子/フルサイズCMOS(約35.9㎜×23.9㎜)●有効画素数/4575万●レンズマウント/ニコンZマウント●記録画素数/最大8256ドット×5504ドット●ファインダー/0.5型(約369万ドット)、倍率:約0.8倍、視野率:約100%●ISO感度/64~2万5600、拡張下限32、上限10万2400●連続撮影速度/最高約10コマ/秒●液晶モニター/3.2型(約210万ドット)●記録媒体/CFexpress(Type B)、XQD、SD/SDHC/SDXC(UHS-I、UHS-II対応)●電源/専用リチウムイオン●サイズ/幅134㎜×高さ100.5㎜×奥行き69.5㎜●重量/705g

●チルト方式の液晶モニターを採用

画像: 3.2型・約210万ドットの液晶モニターは、上下に可動するチルト方式。多彩な操作が可能になるタッチパネルを採用している。

3.2型・約210万ドットの液晶モニターは、上下に可動するチルト方式。多彩な操作が可能になるタッチパネルを採用している。

異なるカードが使えるダブルスロットを採用

Z 7と比べ、ボディデザインや有効4575万画素の裏面照射型CMOS(シーモス)センサーに変更はない。だが、画像処理エンジン、EXPEED(エクスピード)6が1基から2基になったことで、AF/AE追従での連続撮影可能枚数が約3倍に増加。瞳AF・顔検出AFと動物AFが、オートエリアAFだけでなく、ワイドエリアAF対応になった。

●「動物AF」+10コマ/秒の高速連写

画像: 向かってくるユキヒョウを、約10コマ/秒で高速連写。「動物AF」は胴体の柄に反応することもあったが、ここでは確実に瞳をとらえた。

向かってくるユキヒョウを、約10コマ/秒で高速連写。「動物AF」は胴体の柄に反応することもあったが、ここでは確実に瞳をとらえた。

デザインにも変更はないが、機構には変更点がある。カードスロットが、ダブル(CFexpress/XQDとUHS-Ⅱ対応SD)になった点だ。Z 7はシングルスロットで、その点に不満を抱く人も多かった。異なるカードスロットが二つあれば、多くのユーザーがその恩恵を受けられるだろう。

マグネシウム合金製のボディは、小ぶりで軽量ながら、グリップが握りやすくて手になじむ。だが、グリップ横のメモリーカードカバーが簡単に開いてしまう。「Zシリーズ最高峰」をうたうなら、ロック機構が欲しいところだ。倍率0.8倍の電子ファインダーの見え具合は良好。レリーズ時の反応や感触(音質や手に伝わるショック)も小気味いい。

ISO1万2800くらいまで常用OK

4575万画素センサーから生み出される高解像で質感に優れた描写は、さすがは高画素機、と感心させられるレベルだ。高画素機で気になる高感度画質も良好。被写体や撮影条件にもよるが、ISO1万2800くらいまでは常用できそうだ。

実売価格は、2450万画素のZ 6Ⅱより13万円ほど高くなる。だが、風景や建物などでより高精細な描写を追求したり、スポーツや乗り物などで快適な連写撮影をしたりと、いろいろな撮影に対応できる機能や仕様は実に魅力的である。

おすすめ度…A-

質感に優れた描写で、高感度や連写も良好。さまざまな撮影に対応できる

ココが〇

4575万画素で、高精細・高品位な描写が得られる。連写性能も満足できるレベルだ。縦位置操作対応のバッテリーパック、MB-N11も使用可能。

ココが✖️

カードスロットカバーが開きやすい。ワイドエリアAF対応を実現した「動物AF」の顔や瞳の検出性能は、いま一歩の印象。

※価格は記事作成時のものです。
●解説/吉森信哉 (フォトグラファー)

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