アプリの常駐を解除するには、主に二つの方法があるので解説していく。あまり使わないアプリは、常駐を解除することでパソコンの動作が改善する場合があるので、試してみよう。ただし、セキュリティ対策アプリのように重要なアプリは解除しないこと。
使わない常駐アプリの外し方がわからない
常駐アプリとは、Windowsと同時に起動し、タスクトレイに常駐して動作するアプリのこと。セキュリティ対策アプリやキャプチャーアプリなどがその代表格だ。しかし、常駐するアプリの数が多いと、CPUやメモリーなどのリソースを余分に消費するため、パソコンの動作が遅くなる可能性がある。あまり使わないアプリは、常駐を解除することでパソコンの動作が改善する場合があるので、試してみよう。ただし、セキュリティ対策アプリのように重要なアプリは解除しないこと。
アプリの常駐を解除するには、主に二つの方法がある。一つは、タスクトレイにある常駐アプリのアイコンを右クリックし、アプリ固有の設定画面から解除を行う方法。大半の常駐アプリでは、Windows起動時に自動起動するかどうかを設定できる。自動起動をオフにすれば、次回以降は常駐しなくなる仕組みだ。アプリによっては、画面を閉じても引き続きタスクトレイに常駐するものもあるので、設定可能な場合は画面を閉じたときの動作もオフにしておくといい。
●アプリ固有の設定画面から常駐を解除する
(1)タスクバーの「∧」をクリック。解除したい常駐アプリ(ここでは「WinSnap」)のアイコンを右クリックし、設定画面を開こう。
(2)設定画面が表示されたら、自動起動に関する項目をオフにすればいい。また、画面を閉じたときの常駐に関する項目があれば、併せてオフにしておくといい。
もう一つの解除方法は、Windowsの「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」から設定する方法。Windowsと同時に起動する常駐アプリは、「スタートアップ」として登録されているので、この一覧から設定をオフに切り替えよう。
●Windowsの「スタートアップ」から解除する方法
Windows 10の「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」を開く。一覧から、常駐を解除したいアプリを「オフ」に切り替える。
なお、「スタートアップ」に関しては、タスクマネージャーからもオンとオフの設定ができるので、どちらか操作しやすい方法で切り替えればいい。
●タスクマネージャーからも解除可能
タスクマネージャーから解除する場合は、「スタートアップ」タブを開いて解除したいアプリを右クリックし、「無効化」を選択する。
■解説/宮下由多加(ITライター)