ここでは、突然ネットにつながらなくなった原因を調べる方法をわかりやすく解説していく。また、フレッツ光の「PPPoE」という接続方式では、アクセス集中時にNTT基地局の「網終端装置」が混雑する。これが「輻輳(ふくそう)」と呼ばれる状態で、速度低下の大きな原因となっている。

突然ネットにつながらなくなった。原因を調べるにはどうする?

▶原因を切り分けながらチェックしていこう

まず、ほかのサイトが表示できるかを確認。問題なくつながれば、表示できないサイト側のトラブルだ。もし、ほかのサイトも表示できないなら、スマホなど別の端末から接続できるかを確認。それで問題なければ、パソコンが原因の可能性があるので、再起動やネットワークアダプターのドライバー更新などを試そう。

別の端末でも接続できないときは、有線LANで接続できるかチェック。Wi-Fiだけ接続できないなら、Wi-Fiルーターなどのネットワーク機器の不具合が考えられる。各機器の再起動やファームウエアの更新を試そう。

以上を試しても接続できない場合は、通信障害やネットワーク機器の故障が考えられる。プロバイダーや機器メーカーなどに問い合わせよう。

この順番でチェックしてみよう

下図の流れで順番に原因を絞り込んでいきながら、解決方法を試してみよう。

画像: ▶原因を切り分けながらチェックしていこう

平日夜や土日になると回線がとても遅くなる……

▶フレッツ光は混雑が起きやすい

「フレッツ光」回線では、ユーザーが増える夜間や土日に著しく速度が低下することがある。フレッツ光の「PPPoE」という接続方式では、アクセス集中時にNTT基地局の「網終端装置」が混雑する。これが「輻輳(ふくそう)」と呼ばれる状態で、速度低下の大きな原因だ。近年は映像配信サービスなどが普及し、トラフィックは増加の一途。以前にも増して輻輳が起きやすくなっている。解消するには、「IPv6 IPoE」という接続方式が有効だ。現在では多くの主要プロバイダーで提供しているので、利用を検討してみるといいだろう。

公式サイトでも混雑要因を解説

フレッツ光公式サイト(画面はNTT西日本)でも、遅い要因として「ネットワークの混雑」が掲載されている。

画像: ▶フレッツ光は混雑が起きやすい

光回線でもデータ通信の利用制限はあるの?

▶緊急措置的に行われる場合がある

スマホでは契約プランの通信量を超えると低速に制限されるが、光回線の場合は、原則として無制限で使い放題。そのため、通常の使い方で速度が制限されることはない。ただし、プロバイダーによっては、通信設備の混雑状況によって制限を課すケースもある。

例えば、OCNでは明確な数値は設けていないものの、混雑が発生した場合に制限を行っている。制限対象となるのは、極めて利用量が多く、帯域を占有していると判断されたユーザーのみ。一般的な使い方をしてるユーザーには影響はないので、安心してほしい。

プロバイダーごとに制限対象が異なる

帯域制限の対象は、各プロバイダーの公式サイトなどで掲載。あくまでも緊急的な措置として行われる。

画像: ▶緊急措置的に行われる場合がある

マンションやアパートの光回線が遅い……

▶利用している配線方式を確認

マンションやアパートで「フレッツ光」を導入する場合、通常は集合住宅向けの「マンションタイプ」となる。これには3種類の配線方式があり、「LAN配線方式」「VDSL方式」の場合は、最大100Mbpsでしか利用できない。一方、「光配線方式」は最大1Gbpsまで対応している。

なお、配線方式は建物の環境によって決定されるため、ユーザー側で指定ができない。最大1Gbpsで利用したいなら、ファミリータイプへの変更も検討しよう。オーナーの許可などの条件が合えば、マンションでも導入できる。

100Mbps止まりの場合も!

NTT東日本による配線方式の解説図。LAN配線方式、VDSL方式は最大でも100Mbpsまでしか出ない。

画像: ▶利用している配線方式を確認

●解説/宮下由多加(ITライター)

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