【食品サブスク6選】ウーバーイーツの宅配料も?完全食やコーヒー、自販機飲料までさまざまなサービスをチェック

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スープ・スムージーのサブスクや、1食で1日に必要な栄養素の1/3が取れる完全食のサブスク、AI診断で最適なコーヒーが届くサブスクに、駅の自販機で毎日1本飲料が受け取れるサブスクなど、人気の食品サブスクを、魅力度、使いやすさ、コスパのよさ、のポイントでズバリ評価しました。

スープ・スムージーグリーンスプーン

https://green-spoon.jp/
月額料金:8635
※「月8個コース」の場合。

サイトで簡単なアンケートに答えると、その人に合ったスープを提案してくれる。人気のためか、初回は注文から到着まで2週間ほど要した。

サービスの魅力度 ★★★★★
使いやすさ ★★★★★
コスパのよさ ★★★

レンジで5分ほどでできるスープは食べごたえ十分!味も上品でレベルが高い

野菜スープやスムージーは、自宅で作ると材料をそろえるのが大変で、味もワンパターンになりがちなのが、継続できない一つの原因になっている。

「グリーンスプーン」は、そこを丸ごとサポートするサブスク。野菜やフルーツ、肉、魚など200種類以上の食材を組み合わせたスープやスムージーを月1回届け、野菜のある健康生活の継続を促してくれる。

食材は1杯分に小分けされた冷凍状態で届き、長期保存が可能だ。ストックが増えた場合は、スキップや休止にも応じてくれる。食べる際は、冷凍庫から出した食材に水を加え、スムージーはミキサーに、スープは5分ほど電子レンジにかければ、すぐに仕上げられる。

100ミリリットルの水を加え、レンジ加熱5分で完成した「7種類の西京味噌汁」。味も食感もよく、いろんな具材がたっぶり入っていてボリューミー。

定期便は8個(7920円/月)、12個(1万1550円/月)、20個(1万8480円/月)入りの3タイプ(送料別)。スムージー25種類、スープ15種類の中から選び、両方混ぜて注文してもかまわない。

今回はスープを注文したところ、レベルの高さに驚いた。具材がゴロゴロして食べごたえがあり、味も上品でおいしい。単なる冷凍スープというよりは、専門店のリッチなスープをお取り寄せしたイメージ。具材は新鮮な状態で瞬間冷凍しており、栄養価も高いまま保持されているという。

具だくさんの味噌汁や、伊勢海老ベースのポタージュ、海鮮チゲスープなど、味のバリーションも豊富。水の代わりに牛乳や豆乳を入れるなど、いろいろなパターンが楽しめて、飽きが来ないのもいい。珍しい野菜やスーパーフードが使われている点も、価値が高い。

味がよく、ラインアップも魅力的で、積極的にリピートしたくなる。問い合わせ時のメール対応もスピーディで丁寧だった。

1個990円(月8個の場合)というのは気軽に食べるのは難しい。一度にたくさん届くので、ある程度冷凍庫のスペースが必要。

■諏訪圭伊子(フリーライター)

完全食ベースフード

https://shop.basefood.co.jp/
月額料金:2496
※「パン8食セット」の場合。

申し込んでから4日後に到着。パンもパスタも賞味期限は約1ヵ月。常温で保存が可能だ。

サービスの魅力度 ★★★★★
使いやすさ ★★★★
コスパのよさ ★★★★

1日に必要な栄養素の1/3が1食で摂れる。腹持ちがよく、ダイエットにも効果的!

完全食とは、1食で1日に必要な栄養素の1/3が取れる食品で、「ベースフード」は完全食のパンやパスタのサブスク。

現在はパン5種類とパスタ2種類があり、いずれもたんぱく質や食物繊維、26種のビタミン・ミネラルなど、体に必要な栄養素が詰まっている。時間がないときの食事でも、しっかり栄養が摂れる。

一般的なパンやパスタに比べると糖質を35~45%抑えてあるので、ダイエットにも効果的。それでいて味気なさは一切なく、味も風味も思った以上によくて、満足度が高い。

スパイスが効いた惣菜系のカレーパン、パスタは食事に向き、チョコレート、シナモン、メープルのスイーツ系パンはおやつになるなど、いろいろなシーンに対応する。

毎月届く継続コースは、パン8食セット(3188円/月)か、パスタ&パン12食セット(4436円/月)からスタート。2回め以降は、種類や個数の変更が可能だ。スキップや解約は、配達日の5日前までに届け出が必要。

おなかにたまって腹持ちがいい。食生活の改善やダイエット、時短など多方面に役立つ。

スイーツ系のパンは主食には向かない。カレーパンが崩れやすく、やや食べにくい。

■諏訪圭伊子(フリーライター)

コーヒーPostCoffee

https://postcoffee.co/
月額料金:1628
※「ハンドドリップ」の場合。

ウェブサイトで診断を受けると、おすすめのコーヒーが3種類9杯ぶん投函される。

サービスの魅力度 ★★★★
使いやすさ ★★★★
コスパのよさ ★★★

15万とおりからAIによる診断を基に最適なコーヒーの組み合わせが毎月届く

無料で受けられるコーヒー診断を基に、おすすめのコーヒー豆を定期的に届けてくれるのが、「PostCoffee」。私の診断結果は「ミディアムラバー」で、ホンジュラス、エチオピア、ニカラグアのコーヒー豆が届いた。

それぞれ3杯ずつ、計9杯分(135グラム)のコーヒーが飲める。今回は豆のままで購入したため1628円だったが、診断結果が表示されたあとに、中挽きやドリップバッグ(追加料金が必要)の選択、コーヒーの増量などのカスタマイズもできる。

コーヒー豆はポスト投函で届く。パッケージにはペーパーフィルターやドリッパー、スタートブックなどが同梱されており、コーヒーの世界観を楽しめるのもうれしかった。

届いたコーヒーのおいしさは間違いない。一度に3種類届くため、飲み比べができるのもいい。届く豆は選べないが、飲みたいコーヒー豆がある場合はリクエストすることで、次回以降に入る可能性が高まるそうだ。

コーヒーのバリエーションは非常に多く、診断を基におすすめの豆を選んでくれる。

届く豆は選べない。追加購入できるコーヒー豆は、150グラムで1408円とやや高価。

■コヤマタカヒロ(デジタル&家電ライター)

コーヒーミーオ! デロンギ

https://mio-delonghi.jp/
月額料金:4500
※「スタンダードコース」の場合。

全自動コーヒーマシンが無料で使え、毎月コーヒー豆が届くという新しいサービスだ。

サービスの魅力度 ★★★★★
使いやすさ ★★★★
コスパのよさ ★★★★★

コーヒー豆代だけで全自動コーヒーマシンが使える大人気サービス

代表的なエスプレッソマシンメーカーである、イタリアのデロンギ。同社が2020年11月に始めたのが、4500円/月で3袋(各250グラム)、もしくは7800円/隔月で6袋のコーヒー豆が届くサブスクだ。

コーヒー豆代相当の費用で同社の全自動コーヒーマシンが利用でき、最低購入回数(毎月24回、もしくは隔月12回)を超えるとコーヒーマシンは自分のものになるという、コストパフォーマンスの高さが魅力的なサービスだ。

届けられるコーヒー豆はイタリア、ムセッティ社のもので、エスプレッソとの相性もバッチリ。豆は、6種類から自由に選ぶことができる。

コンパクトタイプの全自動コーヒーマシン「マグフィニカS ECAM22112」が利用できる。

ムセッティ社のコーヒー豆6種類から好みのコーヒー豆3種類を選ぶことができる。

実際に届いたマシンでコーヒーを入れてみた。豆ホッパーにコーヒー豆を入れて、水タンクに水をセット。初回利用時は、水の硬度設定や内部の空気抜きなどを行う必要があるが、以後は電源を入れたあと、エスプレッソか、カフェ・ジャポーネ(日本向けレギュラーコーヒー)の抽出ボタンを押すだけでいい。全自動でコーヒー豆を挽いて、コーヒーを淹れることができる。さらに、豆の挽きの細かさや豆の量などを微調整して好みの味に仕立てられる。

水とコーヒー豆をセットするだけで、自動で豆を挽いてくれ、おいしいコーヒーが抽出される。

また、マシンにはスチーム機能も搭載し、ミルクを泡立てることが可能。泡立てたミルクとエスプレッソを混ぜることでカプチーノも作れる。

サービスが始まると、すぐに申し込みが殺到し、新規申し込みが一時停止になるという人気もわかる充実ぶりだ。

月額費用はコーヒー豆のコストなので、全自動コーヒーマシンは実質無料。隔月送付プランなら、さらに安くなる。

最低購入回数が満了(約2年間)前に解約すると、マシンの返却と解約金が必要。人気のため、募集が限定的になっている。

■コヤマタカヒロ(デジタル&家電ライター)

自販機every pass

https://everypass.acurepass.co.jp/
月額料金:2980
※初月から6ヵ月は2480円/月。

JR東日本のホームを中心に設置されている自販機で、毎日1本の飲料が受け取れる。左は「acure pass」アプリの画面。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★★
コスパのよさ ★★★★

駅に設定してある自販機にスマホをかざすとドリンク1本を毎日受け取ることができる

JR東日本が展開する飲料自動販売機ブランド「acure」が展開する飲料のサブスクが「every pass」だ。

JR東日本のホームなどに設置されている、スマホアプリ対応の「イノベーション自販機」で販売されている飲料を、毎日1本受け取れる「プレミアムプラン」が2980円/月(初月から6ヵ月は2480円/月)となっている。

飲料の受け取りは、既存のacure自販機用アプリ「acure pass」を使って行う。このアプリは、通常の飲料購入にも使えて、ポイント付与の特典もあるなど、日常的に使える。

申し込みは不定期に行われており、人数制限があるため、毎回抽選となっている。申し込みもacure passアプリから行うので、まずはアプリをインストールして、ふだんの飲料購入で使い始めてみるのがいい。アプリに表示されるキャンペーン開始のバナーを見逃さないことが重要である。

通勤・通学で首都圏のJRの駅を利用する人なら、日常生活の中で自然に使える。

土日に駅を利用しない人はコスパの魅力が半減。不定期募集・抽選なので運が必要。

■福多利夫(フリーライター)

デリバリーEatsパス

月額料金:980
※登録初月は無料。

980円/月で、「Uber Eats」で何回注文しても配送料が無料。ただし、1回の注文で1200円以上が条件となる。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★★★
コスパのよさ ★★

月額980円で配送手数料が何回でも無料。Uber Eatsのヘビーユーザーならお得

「Uber Eats」を利用する際、月額980円で、1回1200円以上の注文であれば配送手数料が無料になる。回数制限がないので、何回頼んでもOK。頼めば頼むほどお得になる。

申し込みは、通常のUber Eatsアプリから。画面下部の「Eatsパス」タブで「1ヶ月間無料で試す」をタップ。これにより、通常は店舗画面に表示される「配送料」が表示されなくなる。

一見、圧倒的にお得に思えるが、判断のポイントは1回の注文が1200円以上となっている点。

地域にもよるが、大手チェーン店などは通常でも750円以上や1000円以上の注文で配送料を無料にしているところが多い。よく利用するお店が、このタイプばかりであれば、さほどメリットはない。

自宅の近隣やふだんから利用する店舗が1200円以上の注文でも配送料が必要なお店が多いならば、1回の配送料が200円として、5回の注文で元が取れる計算になる。

一回申し込んでしまえば、あとは通常の注文時と同じ操作。配送料を意識しなくなる。

1回1200円以上の注文だと、通常でも送料無料のお店が多いので、コスパ的に不利。

■福多利夫(フリーライター)

※価格は記事作成時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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