【本・雑誌のサブスク】8サービスを比較!書籍からコミック、オーディオブックまで幅広いコンテンツを満喫

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ここでは本、雑誌、コミック、オーディオブックなど幅広いコンテンツのサブスクを徹底解説。内容や料金はもちろん、独自の特徴や使い勝手などをチェック!ネット通販最大手のAmazonが手掛ける定額読み放題「Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)」など8サービスを比較していく。

書籍・雑誌・コミックKindle Unlimited

https://www.amazon.co.jp/
月額料金:980
※最初の30日間は無料。

読み放題本には「Kindle Unlimited」のマークがある。「読み放題で読む」をクリックすれば、そのままブラウザーで閲覧可能だ。

サービスの魅力度 ★★★★★
使いやすさ ★★★★★
コスパのよさ ★★★★

200万冊以上の本が読み放題!ジャンルも多彩で飽きさせない!

ネット通販最大手のAmazonが手掛ける定額読み放題のサブスクが「Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)」だ。2021年3月現在、読み放題対象は200万冊以上、ジャンルもコミックや雑誌など、全28種類と圧倒的なコンテンツ量を誇る。さらに、パソコンやスマホ、タブレットに加え、専用の電子ペーパー端末「Kindle」シリーズも利用可能と、対応端末の多さも大きな魅力だ。

書籍の閲覧はパソコンではブラウザー経由、スマホやタブレットでは専用アプリの「Kindle電子書籍リーダー」を使用する。専用アプリは買い切り版の書籍用と共通で、読み放題と併用可能だ。

世界トップシェアを誇る電子書籍サービスのアプリだけあって、使い勝手は極めて上々。しおりや拡大・縮小といった基本機能はしっかり押さえているほか、ダウンロード機能も搭載し、読みたい本をあらかじめ保存して通信量を気にせず読書を楽しめる。ダウンロード数は最大10冊だが、不要になった本をライブラリーから削除すれば、新しい本を追加可能だ。

アプリは定評のある買い切り版と共通で使いやすい。ブックマークでしおりを挟んだり、目次から目的の記事に飛んだりもできる。

このように定額読み放題のサブスクとしては質・量ともにトップのサービスだが、Kindle本のすべてが読み放題対象ではない点には注意したい。例えば、検索機能では買い切り版も混在してリストアップされるため、うっかり書籍を購入してしまう場合もありうる。読み放題対象の書籍には必ず「Kindle Unlimited」のアイコンが表示されているので、閲覧する前に必ず確認するようにしたい。

ここが〇
読み放題対象は200万冊以上と圧巻。リーダーアプリの使い勝手もいいので、ビギナーにもおすすめ!

ここが×
料金はほかサービスより高め。また、検索では買い切り版も表示されるので、誤って購入してしまう可能性がある。

雑誌・コミックブック放題

https://bookhodai.jp/
月額料金:550
※最初の30日間は無料。

検索機能を使えば、取り扱う雑誌の中からキーワードに関連した記事のみをピックアップできる。画像は「サブスク」で検索した例。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★
コスパのよさ ★★★

総合週刊誌からビジネス誌まで、人気の雑誌350誌以上を網羅するが、コミックは古め

「ブック放題」はコミック3万冊以上に加え、人気雑誌350誌以上も読み放題となるサブスクだ。料金は550円/月と比較的リーズナブルなため、気軽に契約することができる。

対応端末はパソコンとスマホ、タブレットの3種類。パソコンはブラウザー経由、スマホとタブレットは専用アプリで書籍を閲覧できる点はほかのサービスと変わらないが、注目すべきは端末にダウンロード可能な冊数。専用アプリでは初期設定で50冊、設定を変更すれば何と「無制限」のダウンロードにも対応する。アウトドアや海外旅行など、電波状況が悪い場所での読書を楽しみたい人には重宝する仕様だ。

雑誌類は週刊誌や料理、アウトドアなど、多数のジャンルを網羅。一方、書籍についてはコミックのみ、しかも作品的には古めのタイトルが中心だ。目当てが雑誌なら満足できるが、コミックも満喫したい人には物足りなく感じるだろう。

ここが〇
週刊誌や女性誌、ホビー誌など、豊富な雑誌ジャンルを網羅している。

ここが×
よくも悪くも雑誌メイン。コミックはおまけ程度に考えたほうがいい。

雑誌dマガジン

https://magazine.dmkt-sp.jp/
月額料金:440
※31日間は無料(再入会の場合も適用)。

ジャンル別の人気記事や、スタッフおすすめの記事をピックアップしたコーナーも用意。雑誌好きにはおすすめのサブスクだ。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★
コスパのよさ ★★★★

月額440円で500誌以上が読み放題!ムック、増刊を含めてジャンルも幅広い

「dマガジン」は、雑誌を専門とする定額読み放題のサブスク。雑誌数は500誌以上、料金は440円/月と高コスパを誇るほか、対応端末もパソコンとスマホ、タブレットの3種類を押さえるなど、充実のサービスを提供している。

取り扱いジャンルは週刊誌をはじめ、ファッションや料理、趣味など、多種多様で読みごたえ十分。さらに、ライフスタイルやレジャー、ビジネス、エンタメなど、話題の情報をまとめたムックや増刊が充実している点もうれしい。

ほかに注目すべき点として挙げられるのは、雑誌のダウンロードに加え、好きな記事を保存できる「クリッピング」機能を備えるところ。お気に入りの記事をスクラップブック感覚で最大100件までアプリにストックしておき、いつでも参照できるので非常に便利だ。

雑誌限定のサブスクのため人を選ぶ面はあるが、そのぶん料金は控えめだ。予算に余裕があるなら、書籍系のサブスクと併用してもいいだろう。

ここが〇
雑誌の品ぞろえは文句なし。好きな記事をアプリにクリッピングできる機能も便利だ。

ここが×
コミックや小説などの書籍は一切なく、雑誌に興味がないと魅力は薄い。

コミックBookLive!コミック

https://sp.handycomic.jp/
月額料金:330
※「ブックライブコミック300」の場合。

無料コミックは、公式サイトのサイドメニューにある「無料漫画」から簡単に見つけられる。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★
コスパのよさ ★★★

往年の名作コミックなどが無料で読めるが、オフラインでの閲覧には非対応

「BookLive!コミック(ブッコミ)」は、コミック専門の電子書籍ストアだ。無料の会員登録を済ませれば、少年マンガや青年マンガなど、多彩なジャンルの無料コミックを閲覧可能。そういった意味では広義で支払いの発生しない「無料サブスク」といえなくもないだろう。

ただし、無料本のラインアップは古めのタイトルが中心。往年の名作コミックも多数取りそろえているので、それほど物足りなさはないが、やはり話題の最新作も楽しみたい。そうしたニーズにこたえるため、「BookLive!コミック」では有料コミックも多数配信。こうした有料コミックは、「月額コース」を契約することで付与されるポイントで購入可能だ。

月額コースは、最安330円から最高2万2000円までの8タイプを提供。月額コースと同価のポイントを入手できるほか、契約継続で翌月にボーナスポイントも付与される。ボーナスポイントは高額な月額コースほど増えていき、1万1000円コースの場合は2750ポイントを獲得可能。最新コミックを多数購入する人にとっては、かなりおいしい特典といえる。

無料コミックには一冊丸ごとのほか、一話単体やお試し版などのバリエーションがある。

対応端末はパソコンとスマホ、タブレットの3種類と標準的だが、コミックの閲覧はブラウザー経由のみ。専用アプリをインストールする手間は不要だが、気になる点も少なくない。例えば、電波環境が悪いと閲覧がもたつくことがあったり、オフライン状態では作品をまったく読めなかったりする点だ。ネット環境が整っていれば問題になることはないが、利用場所によっては注意が必要だろう。

閲覧用のボタンをタップすると、ビューワーが起動してコミックを閲覧できる。

とはいえ、専用アプリなしで多数の無料コミックを満喫できる敷居の低さは得がたい魅力といえる。読み放題サブスクを体験したいビギナーにも格好のサービスだ。

ここが〇
多彩なジャンルの無料コミックを多数配信。専用アプリを使うことなくブラウザーで読めるので、めんどうもない。

ここが×
最新作はほとんどが有料。作品の閲覧方法がブラウザーのみのため、電波環境が悪いとまともに読めない。

コミックまんが王国

https://comic.k-manga.jp/
月額料金:330
※「月額まんが300」の場合。

1冊丸ごと無料のコミックも多数用意。専用アプリならダウンロード機能も使えるので、好きな場所で読める。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★★
コスパのよさ ★★★

無料コミックが3000作品以上読み放題!専用アプリでダウンロード機能も使える

3000作品以上のコミックが読み放題の無料サブスクを提供しつつ、ポイントで有料作品も購入可能な電子書籍ストア。ポイントは330~1万1000円まで8種類の月額コースで入手可能。月額コース額に準じたポイントに加え、ボーナスポイントも即時付与される(ボーナスポイントなしのコースもある)。ボーナスポイント数は月額料金の1~3割程度で、基本的には月額料金が高いほどポイント数が増えていく。

無料コミックは青年マンガや少年マンガなど、バランスよく取りそろえているが、ラインアップは最新作よりやや古め。ただし、読みごたえは十分あるので、無料作品だけでも楽しめるはずだ。

対応端末はパソコンとスマホ、タブレットの3種類で、パソコンはブラウザー経由、スマホとタブレットには専用アプリを提供。専用アプリはダウンロード機能も備えており、作品を保存しておけば、好きな場所で読書を楽しめるので非常に便利だ。

ここが〇
ダウンロード機能付きの専用アプリを提供。場所を問わず読書できる。

ここが×
話題の最新作は、月額コースに加入しないと読めない場合がほとんど。

時短読書フライヤー

https://www.flierinc.com/
月額料金:550
※シルバープランの場合。

要約のほか、本のおすすめ度(総合、明瞭性、革新性、応用性)を5段階評価で採点している点もうれしい。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★★
コスパのよさ ★★★

スキルアップやビジネス、学習など、気になるあの本の中身を10分で見極める

ビジネス書や実用書など、スキルアップに役立つ良書約2000冊の「要約」を閲覧できるサービス。一般的に1冊読むのに4~6時間は必要とされるビジネス書だが、こちらの要約を利用すれば約10分ほどで大筋を把握できる。

要約のジャンルはスキルアップや起業など、極めて多種多様で、ビジネスや学習、日常生活のクオリティ向上にも役立つ。料金コースは、全要約が読み放題の2200円/月プランのほか、550円/月プランも用意。550円プランで閲覧できるのは毎月5冊の要約のみだが、お試しにはちょうどいい。

対応端末はパソコンとスマホ、タブレットの3種類で、いずれもブラウザー経由で利用可能。さらに、スマホとタブレット向けには専用アプリも提供する。

万人向けではないが、見極めが難しいビジネス書の要約が読めるのは思いのほか重宝する。うまく活用すれば、人生を変える一冊を見つけられるかもしれない。

ここが〇
読むのに時間がかかるビジネス書などの内容を、要約によって短時間で把握できる。

ここが×
要約専門のサービスであり、要約対象の本そのものはここでは読めない。

オーディオブックAudible

https://www.audible.co.jp/
月額料金:1500

ビジネス書や実用書、小説など、豊富なジャンルのオーディオブックを用意。オリジナルポッドキャストも聴き放題になる。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★★
コスパのよさ ★★★

プロの声優による上質なオーディオブックを40万冊の中から毎月2冊楽しめる

プロのナレーターが音読した40万冊以上の「オーディオブック」を聴けるサブスクがこちら。料金は1500円/月で、好きなオーディオブックを毎月1冊に加え、無料でボーナスタイトル1冊を入手可能。さらに、ボイスドラマやビジネス、カルチャーなど、多彩なジャンルの「ポッドキャスト」も聴き放題となる特典も付属する。

対応端末はパソコンとスマホ、タブレットの3種類で、パソコンはブラウザー、スマホとタブレットは専用アプリを利用する。専用アプリはダウンロード機能も備えるなど、機能面は十分。ナレーションも音声合成ではなく有名声優がしっかり手掛けている。

やや高めのサブスクと感じるかもしれないが、1冊3000~5000円程度もするオーディオブックを1500円/月で最大2冊入手できるのだから、コスパはまずまず。さらに、会員なら好きなオーディオブックを「3割引き」で購入できるのも魅力。

ここが〇
読書習慣の定着に最適。プロのナレーターが手掛ける音読も秀逸だ。

ここが×
聴き放題プランは用意されておらず、利用できるのは毎月最大2冊のみ。

オーディオブックaudiobook.jp

https://audiobook.jp/
月額料金:750
※最初の30日間は無料。

750円/月の聴き放題プラン以外にも、有料ポイントや通常購入でもオーディオブックを入手できる。

サービスの魅力度 ★★★
使いやすさ ★★★
コスパのよさ ★★★★

月額750円で約1万冊のオーディオブックが聴き放題だが、最新作は対象外の場合も多い

オーディオブック専門のサブスクが本サービス。最大の特徴は「定額聴き放題」がある点で、750円/月で対象本を好きなだけ聴ける。

ただし、聴き放題対象は、全2万7000冊以上のブックのうち1万冊程度となる。ボリュームは十分だが、ラインアップはやや古めで、最新作は対象外の場合が多い。

対応端末については、スマホとタブレット向けには専用アプリを提供する一方、パソコンの場合は、オーディオブックのMP3ファイルをダウンロード可能。ブラウザーでそのまま再生はできないが、MP3ファイルを音楽CDに書き込んでCDプレーヤーで再生するなどの使い方ができる点は思いのほか重宝する。

聴き放題プランですべてのオーディオブックを聴けるわけではないが、料金の心配をしなくてもいいのはやはり安心感がある。新旧を問わず、いろいろなジャンルの本を聴きたい人に最適なサービスだ。

ここが〇
聴き放題プランを提供し、約1万冊のオーディオブックを自由に聴ける。

ここが×
最新作は聴き放題対象外の場合が多く、利用するには別途購入する必要がある。

※価格は記事作成時のものです。

■篠原義夫(ガジェットライター)

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