コロナ禍で普及が加速するキャッシュレス決済。なかでも知名度の高いApple PayはiPhoneユーザーなら気になっている方も多いはずです。そこで本記事では、Apple Payのメリット・デメリットを簡潔に解説します。利用方法にも触れているので、ぜひ参考にしてください。
Apple Payとは
Apple Payとは、文字通りApple社が提供するキャッシュレス決済のことです。専用端末にiPhoneをかざすだけで、改札機を通過できたり、コンビニで買い物ができたりします。
また、Apple PayはiPadやAppleWatchにも対応しています。デバイスのラインナップに関しては、Appleの公式サイトを参考にしてください。
Apple Payに対応しているお店
Apple Payは非常に多くの場所です利用できます。セブンイレブン等のコンビニをはじめ、イオンやユニクロ、ヨドバシカメラなど、使い道に困る心配はありません。具体的な店舗のラインナップに関しては、公式サイトを参考にしてください。
Apple Payの押さえておきたい3つのメリット
ここでは、Apple Payのメリットを3つご紹介します。
(1)公共交通機関をスムーズに利用できる
Apple Payに交通系電子マネーを追加すれば、多くの公共交通機関をスムーズに利用することができます。改札機にデバイスをかざすだけで通過できるからです。
- Apple Payに交通系電子マネーを追加
- 交通系電子マネーの残高にチャージ
- 改札機にデバイスをかざす
改札機にiPhoneをかざす際は、ロック画面でもスリープ状態でもかまいません。財布からSuica等を取り出す必要がなく、スマホ上でチャージできます。
ただ、現時点(2021年4月11日)では、Apple Payに対応している交通系電子マネーはSuicaとPASMOのみです。SuicaとPASMOが使えない公共交通機関の場合、Apple Payも利用できないので注意してください。
(2)支払いがスピーディーになる
Apple Payは非接触型のキャッシュレス決済です。専用端末にデバイスをかざすだけで支払いが完了します。例えばコンビニの場合、iPhoneのApple Payを利用する流れは以下の通りです。
- 商品の合計金額を確認する
- iD・QUICPayまたはSuicaのいずれかを選択する
- 専用端末にiPhoneをかざす
- 支払い完了
現金払いはもちろん、スマホ決済やクレジットカード払いと比較してもスピード感があります。店員との接触機会を削減できるので、衛生面でもApple Payはおすすめです。
(3)複数のキャッシュレス決済をまとめられる
Apple Payにはウォレット機能が搭載されており、複数のキャッシュレス決済を1つにまとめることができます。個別にキャッシュレス決済を利用するよりも、管理が手軽なので魅力的です。
私の場合は楽天カード・エポスカード(ゴールド)・Visa LINE Payクレジットカード・Suica・PASMOの5種類をApple Payに追加しています。
各キャッシュレス決済のイメージ画像が表示されるので、どのキャッシュレス決済を利用するのか一目で分かります。Apple Payを初めて利用する方も安心です。
Apple Payで知っておくべき2つの注意点
ここでは、Apple Payで知っておくべき注意点を2つ解説します。
(1)iPhone6s以前は店舗で利用できない
iPhone6S以前の機種の場合、Apple Payを実店舗や改札機で利用できません。非接触決済を可能にするNFC(近距離無線通信)機能が搭載されていないからです。Apple Payをフル活用する場合、iPhone7以降の機種が必要になります。
ただ、iPhone6S以前の機種でも、Apple Payを利用したネット通販は可能です。Apple WatchとiPhoneを連携させる対処法もあります。
(2)登録できないクレジットカードがある
Apple Payには、多くのクレジットカードとSuica・PASMOが登録できます。しかし、一部登録できないクレジットカードが存在するので要注意です。「カード名+Apple Pay」と検索すれば、お手持ちのクレジットカードがApple Payに対応しているか確認できます(例外あり)。
Apple Payにキャッシュレス決済を登録する方法
Apple Payにキャッシュレス決済を登録する方法は以下の通りです。
- Apple Payを開く
- 画面右上の「+」をタップ
- 「クレジットカード等」を選択
- クレジットカード情報を入力
カード情報に関しては、スマホでクレジットカードを読み取ることで入力作業を省略できます。また、SuicaやPASMOの登録方法は以下のリンクを参考にしてください。
【Suica】
【PASMO】
Apple Payの利用方法
Apple Payの利用方法は、大きく分けて公共交通機関・店舗・オンラインの3種類に分けられます。
公共交通機関でApple Payを利用する場合、改札機にデバイスをタッチすればOKです。普段利用しているSuica等のカードが、iPhoneやApple Watchに変わっただけとイメージしてください。
店舗でApple Payを利用する場合、専用端末にデバイスをかざせば支払い時が完了します。ただ、決済を行う前に顔認証やタッチID認証が必要となります。
ネット通販などのオンラインで利用する場合は、支払い方法の選択画面でApple Payをタップしてください。
Apple Payについてのまとめ
今回は、Apple Payのメリット・デメリットについて解説しました。それぞれ押さえておきたいポイントは以下の通りです。
【メリット】
- 公共交通機関をスムーズに利用できる
- 支払いがスピーディーになる
- 複数のキャッシュレス決済をまとめられる
【デメリット】
- iPhone6s以前は店舗で利用できない
- 登録できないクレジットカードがある
Apple Payの最大の魅力は、公共交通機関の利用がスムーズになる点です。iPhoneやApple Watchを改札機にタッチするだけで乗車できるので、通勤・通学時に役立ちます。
ただ、iPhone6s以前の機種でApple Payを利用するためには、Apple Watchが必要になるのご注意ください。