私が「Apple Music」を選ぶ理由!無料版がないのに何故?Spotify・LINE MUSICと比較しながらおすすめポイントを解説

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今や音楽ストリーミングサービスは多くの人の必需品。無料で使えるサービスも多いので、PCやスマホユーザーのほとんどの人が活用したことがあると思います。しかし、無料版だけだとなにかと制限も多く「そろそろ有料サービスの登録を検討してもいいかもしれない」と思っている人は多いのではないでしょうか。この記事では、数ある音楽サブスクリプションサービスの中から、「Apple Music」のおすすめポイントの解説や、競合サービスである「Spotify」「LINE MUSIC」との比較をしています。

Apple Musicとは

Apple Musicとは、名前の通りApple社の提供する音楽ストリーミングサービス。月額料金を払えば、高品質な音楽コンテンツが広告なしで好きなだけ聴き放題になります。このサービスは他のサービスと異なり、無料プランが存在しない完全有料サービス。それでもあえてこのサービスを使っている筆者が、Apple Musicのおすすめポイントを解説していきます。

まずはApple Musicの料金や配信楽曲数などの基本的な情報を確認しておきましょう。

料金

・学生プラン:480円(月額)
・個人(一般)プラン:980円(月額)
・ファミリープラン:1480円(月額)

そのほかにも、個人プランには9800円の年間プランがあり、これを活用することで通常よりもお得にプランを楽しめます。また、Apple Musicには3ヶ月間と長めの無料体験期間があるので、試しに始めてみて、自分に合っているかどうかを見極めるのがおすすめです。

利用者数

6000万人(2019年6月時点)

配信楽曲数

約7000万曲

おすすめポイント

楽曲数が多い

7000万曲と、他の音楽配信サービスと比較しても楽曲数は十分多いです。各社のサービスごとに洋楽・邦楽などのそれぞれのジャンルで得意分野があるらしいですが、筆者が利用していて「他サービスに配信されている楽曲なのにApple Musicでは配信がなかった…」という経験は今のところありません。近年、さまざまな有名アーティスト楽曲がサブスクリプション解禁しているので、今後もApple Music経由で聴ける楽曲は増え続けると考えられます。

独自のコンテンツが豊富

Apple Musicには「Apple Music1」と呼ばれる24時間配信のラジオや、アーティストのMVなどの視覚的に楽しめるコンテンツが充実しています。これは他社サービスにはない独自性のあるコンテンツといえるでしょう。特にロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス等の様々な地域から配信されるラジオコンテンツ「Apple Music1」は、運営のためのDJを雇用し、プロがキュレーションした音楽プログラムだけでなく音楽業界の注目トピックやアーティストの独占インタビューなども放送されている…といった高クオリティな内容です。

ユーザーごとにカスタマイズされるプレイリスト

Apple Musicは、独自のリコメンデーション機能でそれぞれのユーザーの音楽の好みを学習し、新しいおすすめを継続的に「for you」プレイリストとして提示してくれます。私がApple Musicを選んでいるのは、このパーソナライズしてくれるプレイリスト機能を使いたいから、と言っても過言ではありません。

このプレイリストの良さは、例えばシャッフル再生をしていて一番最初にめちゃくちゃ好きな曲がかかってテンション上がる、みたいな感覚がずっと続く感じ、というイメージを持つとわかりやすいのではないでしょうか。

筆者の「For you」欄

また、Apple Musicのおすすめは単にアルゴリズムを使って生成するだけではなく、実際に人の手でプレイリストをキュレーションしているのもポイント。このプレイリスト機能を使えば、自分の好きなテイストの新しいミュージシャンも発掘できますし、以前聴いていたアーティストの新曲もしれっとプレイリストに入れておいてくれるので助かります!

しかし、自分用にキュレーションされているプレイリストばかり聴いていると、似たようなテイストの曲ばっかりになってしまっていくのでだんだん飽きてきます(もちろん週替わりで内容は変わるので、気にならないという人もいるとは思います)。そんな人にはプロがシチュエーションや季節、アーティストの紹介などさまざまな目的に合わせて作成したプレイリストを聴いてみるのをおすすめします。例えば、それぞれのアーティストページを見ると「はじめての東京事変」「クイーン:隠れた名曲」といったプレイリストが並んでいるのですが、これがプロが作成したプレイリストです。

イチオシはこの「ミッドナイトシティ」。自宅でもクラブにいるかのような音圧に包まれたいときにおすすめです。

その他、著名人が作成したプレイリストにも注目です。例えばこれは、2021年3月8日の国際女性デーに際してBLACK PINKのロゼが作成したプレイリストです。

筆者はBLACK PINKだとロゼ推しなのでこのプレイリストはアツかったです。

この「時代をリードする女性たち」というプレイリストには、ロゼの所属する「BLACK PINK」をはじめとする、世界各国の女性アーティストの楽曲がフィーチャーされています。このように、シチュエーションや季節に合わせてクオリティの高いプレイリストが次々に公開されています。

他サービスとの比較

以上、Apple Musicの個人的なおすすめポイントを解説していきましたが、Apple Musicは他サービスと比較するとどういう位置付けなのでしょうか。ここでは、Apple Musicの競合サービスである「Spotify」「LINE MUSIC」のメリットと比較してみましょう。

Spotifyとの違い

SpotifyをApple Musicと比較した際にメリットと言える点は次のポイントではないでしょうか。

・無料プランがある
・プレイリスト数が多い
・Podcastプラットフォームとしての機能

まず、Spotifyには無料プランがあります。Apple Musicには無料プランはないので、これはSpotify側の大きなメリットですよね。しかし、この無料プランでは、音楽をフルで聴けるものの、「シャッフル再生しかできない」「バックグラウンド再生不可」「広告あり」といった制限があるので、好きなタイミングで好きな曲を聴きたい人は有料プラン(個人プラン、学生プランともにApple Musicと同額)を選んだ方がより楽しめるでしょう。

また、プレイリスト数の豊富さもSpotifyの特徴。一般ユーザーやアーティスト、その他多様なバックグラウンドをもつ世界中のユーザーがそれぞれにプレイリストを作成しており、なんとその数は30億を超えます。いろんなユーザーが作成したプレイリストを幅広く楽しみたい場合はSpotifyを選ぶのがいいでしょう。

さらに、SpotifyはPodcastのプラットフォームも備えているので、プロからアマチュアまでさまざまな番組が楽しめます。中にはSpotify限定のオリジナルコンテンツも。ラジオコンテンツの「種類の豊富さ」という観点ではSpotifyのほうが一枚上手でしょう。

しかし、先ほどもお話ししたように、パーソナライズドされたプレイリストやプロのDJによる24時間配信のラジオ番組が楽しめるApple Musicとは強みが違うので、どちらがより自分に合っているかで選ぶ方が良さそうです。また、PodcastはApple Podcastsなどの無料アプリも存在するので、こうしたサービスを活用するのもいいでしょう。また、音楽をストレスフリーで楽しむにはSpotifyであっても有料プランは必須になりそうです。

LINE MUSICとの違い

次に、LINE MUSICのメリットをみていきましょう。

・無料プランがある
・着うたやBGMなど豊富なLINEとの連携機能
・邦楽の楽曲が充実

LINE MUSICも無料プランがあります。この無料プランでは、月に一回ずつそれぞれの楽曲をフルで聴くことができます。その他、プロフィールBGMや着信音などの通話・チャットアプリのLINEらしいサービスも豊富です。こうした意味では、Apple Musicとの差別化はSpotifyよりわかりやすいのではないでしょうか。

ただ、こちらもSpotify同様、無料プランでは制限も多く、「音楽をフルで聴く」「いろんなアーティストの楽曲を楽しむ」という観点では有料版を使うのが適切でしょう。

こういう人におすすめ

ここまで、Apple Musicのおすすめポイントだけでなく、他サービスとの違いを解説していきました。現状、それぞれ音楽サブスクリプションサービスには、これといって大きな差異が無いというのが正直なところではあります。それでは、結局Apple Musicはどんな人に合っているのでしょうか?

先ほど記載した「おすすめポイント」にピンときた人にはもちろんおすすめですが、それに加えて、筆者が考える「Apple Musicに向いている人」は下記のポイントに当てはまる人では無いでしょうか。

Apple製品のユーザー

まず第一に、iPhoneやMac、iPodなど、Apple製品ユーザーには一番使いやすいサービスではないでしょうか。というのも、これまでiTunes経由でさまざまな楽曲をダウンロード購入してきた方や、CDからiTunesに楽曲を取り込んでいた場合も、Apple Musicを使えば同じプラットフォーム内でシームレスに視聴可能だからです。また、Apple製品の音声アシスタントシステムである「Siri」にも対応しているので、デバイスに話しかけるだけで音楽を再生することが可能です。

有料プランを検討している人

Apple Musicには無料プランがありません。よって、無課金で音楽を聴きたいという人にはまず向いていません。しかし、有料サービスを検討している人にはおすすめすべきサービスの筆頭と言えるでしょう。

とはいえ、月額約1000円の出費は気になる…という人は多いはず。学生であれば480円の学生プランが使えますが、一般の人はファミリープランを使えば、ぐんと費用を抑えられます。月額1480円で同時に6人までサービスを使用可能です。(ただ、他のサブスクリプションサービスも同様のファミリープランが使えることも多いです)

アーティストと深くつながりたい人

ここまではユーザー視点の話でした。最後に、アーティスト視点で音楽サブスクリプションサービスを比較してみましょう。この場合、サービスごとに収益率がかなり変わってくるというのも、サービスを選ぶ際に注視すべきポイントではないでしょうか。ちなみに、他サブスクリプションサービスと比較した際、日本国内に広く普及しているサービスの中では、Apple Musicの収益率はダントツです。

Twitter: @yanatake tweet

twitter.com

音楽ファンなら、自分が音楽を聴くことで少しでも多くアーティストに収益を還元したいという思いを持つ方は多いはず。ユーザー視点だけでなく、アーティストとの繋がりを意識してサービスを選んてみてくださいね。

まとめ

今や音楽ストリーミングサービスは多くの人の必需品。無料版だけだとなんだか物足りない…そんな有料版を検討している方におすすめな「Apple Music」をご紹介していきました。自分の普段の音楽を聴くシチュエーションや価格に合わせて自分に合ったサービスを検討してみてくださいね。

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