余ったテレホンカードの使い道は?現金化と通話料金充当どちらがお得?使いかけのテレカは?

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実は、テレホンカードは、家庭の電話(NTT加入回線)の電話料金に充当することができる。未使用の500円と1000円のものに限ること、手数料としてテレカ1枚につき55円が必要なので注意が必要だ。また、手元に未使用の3000円や5000円のタイプがある場合、NTTの『テレホンカード交換センター』に問い合わせてみよう。

テレホンカードが家で使えるようにならない?

読者からの質問

テレホンカードの処置に困っています。金券ショップなどでは安く買い取られるかもしれません。これは、発行元のNTTが対処すべきではないでしょうか? 例えば、テレホンカード読み取り機を開発し、家の固定電話で使えるように配布するとか……。(I.Tさん 東京都 80歳)

編集部:

テレホンカード、ウチにも何枚かあります。この質問はフリーライターの福多利夫さんに聞きましょう。手持ちのテレカ、どうしたらいいでしょう?

専門家の回答

専門家:

「テレカが使える家庭用電話機があったら、買っちゃいそうです。でも、そういう電話機や装置がなくても、テレホンカードは、家庭の電話(NTT加入回線)の電話料金に充当することができます。

以前は、NTTの請求書とテレホンカードを持って電話局の窓口に行けば済んだのですが、現在は窓口が廃止されているので、郵送での申し込みになります。

まずは、NTT東日本かNTT西日本のウェブサイトの『テレホンカードによる電話料金のお支払いについて』というページにアクセスします。ここに詳しい手続き方法が記載されていますが、簡単に説明すると、このウェブページから『通話料支払充当申込書』のPDFをダウンロードして印刷します。それに氏名・住所・テレカの枚数などを記入し、テレカを添えて充当センターまで『特定記録郵便』で郵送します。NTT東日本の場合、宛て先ラベルもダウンロードすることができます。もし印刷環境がない場合には、局番なしの116に電話をかけ、問い合わせることもできます。

充当できるテレカは、未使用の500円と1000円のものに限ります。手数料としてテレカ1枚につき55円が必要となります。

充当できるのは、NTTの加入回線、ISDN、ひかり電話、ひかり電話オフィスタイプの通話料となります。郵送したテレカの額面金額の合計が、翌月からの通話料金に充当され、充当分を使い切った月には充当しきれなかった分の通話料が請求されます。充当されるのは通話料金だけなので、基本料金などは毎月請求されます」

編集部:
なんと、意外にも真っ当な使い道があったんですね。

専門家:
「平成元年から実施されているそうですよ。今、金券ショップにテレカを売ると、額面の8割程度にしかならないようなので、現金化するのは得策ではないですね。NTTの固定電話があるなら、通話料金充当のほうが得です。

現在のテレカは500円と1000円のタイプしかないですが、過去に高額なタイプも存在しました。もし、まだ手元に未使用の3000円や5000円のタイプがある場合、これもNTTの『テレホンカード交換センター』に問い合わせれば、現行の500円タイプや1000円タイプに交換してくれます。交換してから、加入回線の通話料金の支払い充当に申し込めばいいでしょう。もちろん、NTT以外の会社の回線には使えないので、ご注意を!」

編集部:

なるほど、了解しました!

◆イラスト/はやし・ひろ

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