長い夏休みのママの味方、ビニールプール。今年もコロナ禍で、思うように出かけられない中、何をして遊ぼうと悩んだら、水遊び!夏らしい季節を感じる遊びとしても、ビニールプールは一家に一つは用意しておきたい。そこで、筆者が実際に使用した経験などから幼児、小学生、ファミリー利用など、シーン別におすすめのビニールプールを厳選。また、ベランダに置く場合の注意点、プール以外に用意したほうが便利な道具も合わせて紹介する。
ビニールプールを探す前に
設置場所や遊ぶ人数をイメージする
種類も大きさも様々な商品が並ぶビニールプール。特にインターネット販売などで購入すると、想像していた商品と違った、という声をよく聞く。失敗しないために、必ず、以下の点を決めてから、商品を探そう。
(1)どこに設置するのか(ベランダ・駐車場・庭、など)
(2)何歳の子どもが入って遊ぶのか(幼児・小学生・家族みんな、など)
(3)何人くらいで遊びたいのか(1人・お友達とも一緒に、など)
商品のチェックポイント
優先順位を決めておくと選びやすい
様々なタイプがあるビニールプール。以下のことを確認したうえで、どの項目が必須事項なのか決めておくと、商品を絞りやすい。
(1) 空気入れタイプor空気入れ不要タイプ
→空気入れタイプは、手間はかかるが、安全面で安心
(2)水抜き栓はあるか
→水は少量でも想像以上に重たいので、水抜き栓があると便利
(3) 大型プールの場合、空気を入れる層が複数に分かれているか
→空気が抜けてきた時に、層に分かれているとその部分だけ空気を入れなおせば良いので便利
ベランダに置く場合の注意点
ベランダ設置は、より安全面に注意が必要
最近では、ベランダにビニールプールを設置する家庭も増えた。必ずメジャーなどでプールのサイズを確認し、特に側溝などの上をふさぐことがないように、ベランダの幅より一回り小さなサイズを選びたい。また、ビニールプールに足をかけて、ベランダの柵を乗り越えてしまわないように、注意も必要だ。
0歳児(お座り期)の水遊びならコレ!
Swimava(スイマーバ)
ふわふわベビーバス マカロンバス
サイズ:直径48cm×高さ25cm
夏の暑い時期は、一日何度も水浴びさせたいくらい、赤ちゃんは汗っかき。少ない水量(約5L)で水浴びができるため、水の入れ替えも簡単だ。この大きさなら、ひっくり返る心配もないため、兄弟が大きなビニールプールで遊んでいる時に、横でママが入れてあげれば、赤ちゃんの満足度も高そうだ。約15cmに小さく畳めて持ち運べるため、旅行先の赤ちゃんNGの温泉で使用したという口コミもある。
洗濯情報:ご使用後は、真水でしっかりと洗ってから、吊るして日かげ干しをしてください。 よく乾燥させてからたたんでください。※濡れたまま放置するとカビが発生する恐れがあります。 直射日光を避け、冷暗所、低湿度の場所で保管してください。
[本体サイズ] 外径:約48cm、内径:約30cm、高さ:25cm、内容量:18L
【長く使えます! 】沐浴~お風呂用 水遊び用に、0歳~2歳ごろまで。
【節水できます! 】約5リットルの少ない水量で赤ちゃんが入るとちょうど良い水かさに。
【ぽかぽか入浴♪】ベビーバスやお風呂の中で浮いた不安定な体制に比べて、しっかり座れてリラック…
1・2歳児の一人水遊びならコレ!
INTEX(インテックス)
サンセットグローベビープール
サイズ:直径86 cm×高さ25cm
プールの底にも空気を入れるためクッション性があり、幼い子供でも安全に水遊びを楽しむことができる。空気を入れる穴が4か所あるので面倒だと思う人もいれば、空気が抜けた箇所だけ入れればいいので楽だと思う人もいる。筆者宅では、このシリーズの大きいサイズを使用中。水抜き栓がないため、ある程度の水を手桶やバケツですくい出してから、ひっくり返して水を出す必要があるが、それも子どもたちと一緒に作業すれば、水遊びの延長で苦にならない。
幼児~小学生の少人数ならコレ!
INTEX(インテックス)
ミニフレームプール
サイズ:122 cm×122 cm×30cm
友達が遊びに来た時に、急に「プールを出して!」と言われることがある。そんなとき、空気入れから始めると、とても時間がかかり、準備が完了した時には、すでに子どもの興味は移っている可能性も。そんなことにならないために、すぐに水をためられるビニールプールは、とても便利だ。子ども数人なら、このサイズで十分。プールの下に、クッション性のあるマットなどを敷いたほうが、安全面でも安心だ。
中高生や大人も一緒に入れるプールならコレ!
INTEX(インテックス)
スイムセンターファミリープール
サイズ:183 cm×305 cm×56cm
家族用のロングサイズ。しっかりとした生地なので、縁に腰掛けられる。家族で楽しむにはこれくらい大きなサイズだと盛り上がるが、高さ37cmまで水を入れると約999Lが必要なので、プールを膨らますのも水を貯めるのも、かなり手間がかかることを承知の上で購入したい。これだけ大きくなると、水をいれた重量もかなりのものなので、ビニールの破損対策として、ブルーシートを下に敷くのがよさそうだ。
空気入れ不要の簡単プールならコレ!
Pecute(ペキュート)
折りたたみ式プール
サイズ:直径80cm×高さ20cm
空気入れ不要のプールだが、側面は厚さ5mmの板に囲まれているため、水を入れなくても自立することができ、型崩れしにくい構造になっている。空気入れ不要のプールだと、エアーポンプなどの準備も不要で、広げてすぐに遊べるのが最大の魅力だ。排水用の栓が側面についているが、最後は傾ければ簡単に水抜きが完了する。直径80cm、120m、160cmと大きさも3サイズから選べる。
【型崩れしないタイプ】:夏の水遊びを思いっきり遊べる頑丈設計!周りのボードの厚さは5mmで、従来品より壁を支える部分を厚くしたことで安定感抜群、プールの型崩れの心配もありません。水深が低く、幼児やペットでも安全に水遊び。
【便利な水抜き栓付き】:大型排水用キャップ付きだから、短時間に排水可能です…
取り外し可能な屋根付きプールならコレ!
INTEX(インテックス)
サンシェードプール
サイズ:157 cm×157 cm×122cm
筆者は友人宅で、このビニールプールで遊んだ経験があり、実際使ってみて良いなと感じた商品。水遊びといっても、強い日差しの下で、何時間も遊んでいると熱中症になるリスクが高まる。特に子供は、遊びに夢中になり、体調の変化に気が付きにくいもの。帽子を被らせても、すぐに脱いでしまう子どもも多いので、屋根が付いているプールだと日陰を確保できて安心だ。貯める水が冷たい場合は、しばらくはお日様の力で水を温め、子どもたちが遊ぶ時にだけ屋根を取り付けたらよい。マジックテープで、ワンタッチで取り付けられるのも便利だ。
写真映えするかわいいプールならコレ!
INTEX(インテックス)
ホエールスプレープール
サイズ:201 cm×196 cm×91cm
夏の思い出になるかわいい写真を残したいママにおすすめしたいのが、くじらのプール。ホースをつなげば、尻尾からシャワーが出てくるので、子どもたちも大はしゃぎ。四角いプールよりも、テンションが高い様子が写真からも伝わってくるので、お友達を招いて一緒に遊びたい。Amazonのコメントにも「とても可愛くて満足!」「シャワーが楽しい」といった多くの声が寄せられている。
ビニールプール以外にそろえたほうが良いもの
小型のプールでも、思ったよりも空気入れに苦労する。安いものでは1,000円台から購入できる電動ポンプは、あると便利だ。
また、空気を入れるタイプのプールの下には、ブルーシート。空気入れ不要のタイプのプールの下には、マットを敷くと、子どもの安全面や、ビニールの破損防止などにも役立つ。
まとめ
ビニールプールは、楽しい夏休みに大活躍すること間違いない。しかしママ目線からすると、準備と後片付けも出来るだけ楽をしたい。そう考えると、庭に置くからといって大きければ良いというはずはなく、我が家に最適なタイプを考える必要がある。この夏は、子どもと一緒に楽しい時間を自宅のプールで過ごしてみてはいかがだろうか。
◆小嶋彩葉(フリーライター)
医療系広告代理店の勤務を経て、編集兼ライターとして独立。現在は、子育て・旅行・映画関連記事などを中心に執筆活動を行う。また、2児の母として、育児に奮闘中。