ここでは読者からの疑問に専門家がわかりやすく回答していく。今回は「アプリをすすめられることが多いのはなぜ?」という疑問。企業や店舗がアプリを導入する目的は、さまざまだ。新製品や新サービスの告知、アプリがポイントカードとして使えたり、オンラインショッピングができたり、問い合わせができたり……。つまり、アプリが多目的に使えて便利だからこそ、利用する企業が増えているのだ。

アプリをすすめられることが多いのはなぜ?

読者からの質問

最近、アプリをダウンロードさせようとするお店や企業が増えていますが、なぜですか? 企業側に広告収入などがあるのでしょうか? そうだとしても、自分のスマホの容量も圧迫するし、会員登録のパスワードが増えると管理も難しくなるなど、アプリが増えすぎて困ってます。(S.Yさん 愛知県 40歳)

編集部:

居酒屋や薬局やスーパーマーケットなど、アプリのインストールをすすめられるお店って、けっこう多いですよね。これは、ITライターの村元正剛さんに聞きます。

専門家の回答

専門家:

「企業や店舗がアプリを導入する目的は、さまざまあります。新製品や新サービスなどを告知するためだったり、アプリがポイントカードとして使えたり、オンラインショッピングができたり、問い合わせができたり……。つまり、アプリが多目的に使えて便利だからこそ、利用する企業が増えているわけです。

アプリには、新しい情報や機能が自動で追加され、それが通知される機能があります。アプリをインストールしている人に、速やかに伝えたい情報を伝えられるわけです。企業がアプリから直接収入を得られるわけではありませんが、インターネットやソーシャルメディアに広告を出して、自社のホームページに誘導するよりも、自社で作ったアプリのほうが効率よく宣伝できるわけです。

また、以前は顧客のメールアドレスを聞いて、メールマガジンや広告メールを送る企業が多かったのですが、最近はそうしたメールは読まれない傾向にあるそうです。それも、アプリが増える理由の一つになっているのでしょう」

編集部:

質問者の方は、自分のスマホの容量を圧迫するなどのデメリットを挙げてます。そのあたりはいかがでしょうか?

専門家:

「一般的に企業や店舗のアプリのデータ容量(ダウンロードサイズ)は、さほど大きくありません。なので、ストレージを圧迫するほどの影響を及ぼすことは少ないでしょう。むしろ気をつけたいのは、バックグラウンドでの情報更新。頻繁に新しい情報に書き替えられるアプリの場合、知らず知らずのうちに多くのモバイルデータ通信を使っている可能性があります。iPhoneは『設定』→『モバイル通信』、Androidは『設定』→『ネットワークとインターネット』→『モバイルネットワーク』→『アプリのデータ使用量』などで、アプリごとのデータ使用量を確認することをおすすめします。使う機会が少ないのにデータ使用量が多い場合は、アンインストールしたほうがいいでしょう。

企業や店舗が提供するアプリはユーザーの個人情報の登録を求めるものもあり、その場合は、ログインのためのパスコードを設定することが一般的です。ただし、ほとんどのアプリは、自らログアウトしない限り、次回以降のログインが省略されます。便利である半面、ログインではなくアプリの利用を停止したい際に、パスコードがわからなくなって(忘れてしまって)困ってしまったという人も少なくないようです。スマホで使うパスコードは、専用の手帳を用意して、そこに記録して保存しておくなどの対策が不可欠です」

編集部:

モバイルデータ通信量とパスコードに注意が必要ということですね。了解しました!

画像: アプリをすすめられることが多いのはなぜ?

◆イラスト/はやし・ひろ

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