ポータブル電源は、注目度の高い防災アイテムだけに商品も数多くある。おすすめは、アンカーの「PowerHouse ll 800」。コンパクトなボディに、778ワット時の超大容量バッテリーを搭載しており、スマホ(iPhone12)なら約58回もフル充電することが可能。
備えておきたい!防災アイテム最前線
アンカー 「PowerHouse ll 800」
ポータブル電源は、注目度の高い防災アイテムだけに商品も数多く、どれを選べばいいのか迷うという声を聞きます。そんな中で、私がおすすめしているのが、アンカーの「PowerHouse ll 800」。コンパクトなボディに、778ワット時の超大容量バッテリーを搭載しており、スマホ(iPhone12)なら約58回もフル充電することが可能。AC出力ポートも2口備えているので、テレビ、小型冷蔵庫、扇風機、電気毛布などの家電もしっかり動かすことができます。
アンカー
PowerHouse ll 800
実売価格例:7万4800円
性能・デザイン・サポートのすべてが魅力!
LEDライトも2種類装備していますから、停電時には照明代わりにもなります。このライトは、モード切り替えができるだけでなく、私が試したところ、2日間つけっぱなしでもバッテリー残量が1%しか減らないという省エネ設計。これなら、バッテリー消費を抑えたい被災時でも安心です。
下記は一回り小さい「PowerHouse ll 400」。389ワット時の容量で、単身ならこれで十分。
もう一つの魅力がアフターサービス。自社のコールセンターで疑問やトラブルに対応してくれるほか、リサイクル回収のサポートもあります。使用済みバッテリー(リチウムイオン電池)の処分は、今後大きな社会問題になるでしょうから、回収の相談もできるというのは安心感がありますね。
防災ひとくちメモ
避難時にタオルやハンカチはいらない!?
火災が発生したら「タオルやハンカチで口元を押さえ、低い姿勢で逃げる」といわれますが、これはもう古いといっていいでしょう。今は検知器やセンサーが優秀で、火災の初期段階に警報が鳴ります。口元や姿勢のことなど考えず、急いで避難することを優先してください。火災による死因は、焼死よりも一酸化炭素中毒や窒息のほうが多く、煙が充満する前に逃げることが重要。ちなみに、タオルやハンカチで口元を押さえても、一酸化炭素中毒は防げません。
■解説者のプロフィール
国崎信江(くにざき のぶえ)
危機管理教育研究所代表。生活者の視点で防災・防犯対策などを提唱。内閣府「防災スペシャリスト養成企画検討会」委員など多くの防災関連の委員を務める。
※価格は記事作成時のものです。
■「PowerHouse ll 800」についてのお問い合わせ
アンカー・ジャパン カスタマーサポート 03-4455-7823