ニコンは、フルサイズミラーレス一眼の最新モデルとしてZシリーズ初のフラッグシップモデル「Z 9」を発売(2021年内予定)する。本製品は、新開発の積層型CMOSセンサーと画像処理エンジンによって、同社史上最強のAF性能を実現させたのが特徴。
ニコン
Z 9
●実売価格:70万円程度(ボディ単体)
ニコン史上最強となるAF性能と超高速撮影
ニコンは、フルサイズミラーレス一眼の最新モデルとしてZシリーズ初のフラッグシップモデル「Z 9」を発売(2021年内予定)する。
本製品は、新開発の積層型CMOSセンサーと画像処理エンジンによって、同社史上最強のAF性能を実現させたのが特徴だ。また、世界最多となる9種類(人物、犬、猫に加え、鳥、自転車、バイク、車、列車、飛行機)の被写体検出に対応。これにより、動物から乗り物まで幅広い撮影において、カメラ任せでピントを合わせ、シャッターチャンスに集中できるようになった。さらに、同社のミラーレスカメラで初めて「3D-トラッキング」を搭載。動きの激しいシーンでも被写体にピントを合わせ続けられる。静止画では、世界最速となる1秒間で120コマの連続撮影ができる「ハイスピードフレームキャプチャ+」によって、肉眼でとらえられない瞬間も約1100万画素の高画素で撮ることが可能だ。
動画制作にも応えるべく、同社史上最高の動画性能
動画撮影では、8K UHD/30p で世界最長となる約125分もの撮影が外部レコーダーを使わずボディ内のメモリーカードに記録することができる。また、4KUHD/120p/60p/30pにも対応。4K/120p動画もクロップなしで撮影できるから、異なるフレームレートで撮影しても、同じ画角にして編集可能だ。記録フォーマットは、ProRes 422 HQ10ビット、H.265(HEVC)10ビット及び8ビットにも対応。HLGやN-Log収録もできる。
決定的な瞬間をとらえるための「Real-Live Viewfinder」
「Z 9」は、有効画素4571万画素、独自の積層型CMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 7」との連係によるデュアルストリーム技術により、メモリーカードに記録するための静止画画像データと、電子ビューファインダー(EVF)、画像モニターに表示するライブビューデータを個別に同時処理することが可能。従来のブラックアウトフリー撮影とは違い、実際の被写体の動きを表示する。被写体の動きを確認しながらの撮影が可能だから一瞬のシャッターチャンスを逃さない。また、ファインダーには3000カンデラの輝度に対応する新Quad-VGAパネルを採用しているから、眩しい屋外の撮影時でも被写体を確認することができる。
縦横4軸チルト式画像モニター
画像モニターに縦横4軸チルト式画像モニター式を採用。横位置では画面上90°下43°、縦位置では上90°、下23°傾けることができるから、横位置だけではなく縦位置でも、ハイアングルからローアングルまで多彩なアングルからの撮影が可能だ。また、縦位置での静止画撮影時には、画像モニターと電子ビューファインダー内の情報表示が縦位置表示になるため、設定の確認も簡単に行える。記録メディアは、CFexpress(Type B)とXQDカード。
●問い合わせ先:ニコン 0570-02-8000
※価格は記事作成当時のものです。