「立つ」ことは、最もシンプルな姿勢ですが、普段、無意識に体重をかけている場所によって、カラダのラインは変わってきます。まっすぐに立っているようでも、自分にとって「ラクな立ち方」になってしまいがち。正しく立つだけでやせやすいカラダに変わっていきます。正しい〈立ち姿勢〉や、正しい重心で立つための骨盤位置を整えるストレッチについて、書籍『生きてるだけでやせる図鑑』著者でダイエット美容家の本島彩帆里さんに解説していただきました。
解説者のプロフィール
本島彩帆里(もとじま・さおり)
ダイエット美容家。心も身体も不安定な万年ダイエッターから、心も身体も健康的に産後20kgやせる。痩身サロンで様々な女性のダイエットサポートした経験も活かし、SNSや著書、メディアを中心に発信している。身体だけでなく心のセルフケアや、無理をしないライフスタイルや習慣の発信は幅広い層に支持され、著書は累計42万部を超える。自社でセルフケアブランド「eume(イウミー)」も手掛ける。
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本稿は『生きてるだけでやせる図鑑』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。
イラスト/ニシイズミユカ
基本姿勢の見直し こんな風に立ってない?
「立つ」ことは、最もシンプルな姿勢ですが、普段、無意識に体重をかけている場所によって、カラダのラインは変わってきます。
外側や前側に体重が偏っていると、そこについている筋肉たちが頑張って全身を支えなければならず、外ももや前もも部分が極端に発達して、カラダのラインが崩れる原因になることも。「立つ」ときは足裏とももの内側に体重を乗せ、前のめりにならないように後ろ重心を意識して生活してみて。太ももの形が変わっていきますよ。
あなたの重心こうなっていませんか?
片足に重心をかけて、左右のバランスが崩れ、骨盤が傾いていたり……
小指側に重心がかかっていて脚の外側がパンパンに
猫背で体重がつま先にかかり、背面が弱くなってぽっこりお腹、たれ尻に
重心が前にあり、反り腰から前ももがパンパンに
本稿は『生きてるだけでやせる図鑑』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。
基本姿勢 立つ
まっすぐに立っているようでも、自分にとって「ラクな立ち方」になってしまいがち。正しく立つだけでやせやすいカラダに変わっていきます。
重心ポイント
▼重心は内くるぶしの真下
▼外側重心になりがちの人は靴のインソールを替えるのもオススメ!
基本を分解
まずは一日3~5分。電車内や歯磨きタイムを使って正しい〈立ち姿勢〉を練習!
本やスマホを見るときは、ひじの下に片手を添えると、猫背や巻き肩を防げる!
やせ習慣 正しい重心で立つために骨盤位置を整えるストレッチ
長年使ってできたカラダのクセ。骨盤も、正しい位置から少しずつズレてしまいがちです。自分の骨盤の位置を知り、ハリやすい部分を伸ばすことで、ほかの習慣との相乗効果も期待できます。
あなたの骨盤位置は?
〈チェック方法〉
壁に「頭」「お尻」「かかと」の3カ所をつくように立ちます。壁と腰の間にすき間ができるので、そこに手を挟んでみましょう。
(1)すき間に手が入らない
↓
骨盤後傾の可能性あり
(2)手のひらが入る
↓
問題なし
(3)手のひら2枚以上orげんこつが入る
↓
骨盤前傾の可能性あり
骨盤前傾の人にオススメ
反りすぎ戻し
仰向けで両ひざを立て、お尻の穴を上に向けるように腰を丸め、背中を床にぺったりつける。おへそを床に沈めるように息を吐く
緊張つづきの前もも伸ばし
手をついて片ひざを折り、もう片方は正座のような姿勢に。そのまま寝そべり、前ももが気持ちよく伸びを感じるところでキープ
骨盤後傾の人にオススメ
背中伸ばし
四つん這いの姿勢で背すじを反るようにしてあごをしっかり上に上げる。おへそは真下に、お尻は上に向ける
胸を開いて背中寄せ
うつ伏せ寝の状態から、腕の力で上半身を起こす。手指は横に向ける。肩甲骨を寄せるようにして、あごをしっかりと上げる
もも裏伸ばし
壁に向き合って座り、片方の足裏を壁にくっつける。上半身の姿勢は崩さず骨盤から折るように少し前傾する。もも裏が気持ちよく伸びるのを感じて
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なお、本稿は書籍『生きてるだけでやせる図鑑』(西東社)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。さまざまなダイエット法にチャレンジして「頑張らなきゃ、結果が出てない!」と自分にムチを打ち、やがて限界がきて暴食したり、無気力になってリバウンドを繰り返す……。うまくいかなかったのは、ダイエット法以前に「自分と仲良く、上手に付き合っていく」ということを知らなかったことにありました。この本は、自分と付き合うのが上手になり、生き方(習慣やクセ)によって、やせやすく、ココロとカラダが満足する選択を積み重ねられるようになっていく工夫やアイデアをまとめたものです。詳しくは下記のリンクからご覧ください。