「工具はほとんど使わない&100均材料のみ」で、アンティークフレームを作りました。絵やポスターをより引き立ててくれる存在が、フレームです。お部屋や飾る絵のデザインにしっくりくるフレームが見つからない場合は、DIYで作ってみましょう!
アンティークフレームDIY
アンティークフレームに必要な材料
アンティークフレームを作る材料は、すべてセリアで揃えられます。
今回の材料は、
・A4木製アートフレーム
・合板
・竹ひご
・ラインストーンシール(パール)
の4つを用意してみました。
ラインストーンシールはパールでなくても良いですが、アンティークのフレームでよく見かけるようなデザインを選ぶことをおすすめします。
まずはカット作業から
最初の作業工程として、買ってきた材料のカットから始めていきます。
「マット」部分の合板をカット
合板のカットから行います。フレームにアンティークぽさをプラスしてくれるのが、「マット」と呼ばれるフレームの内側部分です。合板を使い、なんちゃってマットを足しましょう。
フレームの上下左右の内寸を測り必要なマットの長さを出します。マットの幅はお好みで構わないので、好きな太さを設定してください。
筆者は既存のフレーム内寸から2cmほど内側に迫る、細めのマットを追加しました。
カットした部分が嘘みたいにガタガタな状態なこと、合板をもったいない使い方をしていることの2つには、理由があります。
それは筆者はDIYが好きですが、人より不器用なこと。汚い切り口を隠し、合板本来の美しいラインをマット部分として見せられるように、このような切り方をしています。
機械が作るラインはとてもきれいなため、不器用さんはどのようなDIYでも、なるべく「端部分」を活かすのがおすすめです。
ちなみにセリアの合板はカッターでも切れます。少し力が必要ですがジグソーやのこぎりを持っていない人は、カッターで代用してみてください。
装飾部分の竹ひごをカット
アンティーク調のフレームはとにかく「段差」が多いです。
本物に倣い、竹ひごを使ってフレームの1番外側に段差を作りましょう。竹ヒゴはフレームの外寸に合わせてカットをすればOKです。
竹ヒゴは素手で2つに折ることができます。ハサミで折りたい場所に傷を付けておくと簡単&きれいに折れますよ。
これでカット作業は終了です。
ボンドで固定&乾燥
続いてカットした合板&竹ヒゴをボンドで固定します。
合板はフレーム裏側の細い枠に取り付けるため、ボンドを塗る面積も狭いです。綿棒や竹串など、狭い場所にボンドが伸ばしやすいアイテムを活用しましょう。
竹ヒゴも同じように綿棒や竹串でボンドを塗り、フレームの外側にぺたり。
竹ヒゴで作る「段差」の位置は好みなため、フレームの外側でなくてはならないという決まりはありません。マット部分や好きな位置に貼り付けてみたり、2重にラインにしたりといったアイデアもおしゃれです。
合板・竹ヒゴをくっつけたら、ボンドが乾くのを待ちます。
ラインストーンシールでアンティークらしさをプラス
ボンドが乾いたら、次はラインストーンシールを貼ります。とくにコツはないですが、真っ直ぐ貼ることを意識しましょう。
貼る場所として筆者はマット部分を選択しましたが、フレームの外枠部分でも◎。好みで調整をしてみてください。
ラインストーンはボンドではないため、乾くのを待つ必要はありません。貼るのが終わったら、色塗りの工程に移ります。
塗装でアンティーク感を出す
アンティーク感を出すために欠かせないのが、塗装テクニックです。
人によってはいくつもの塗料を混ぜて、好みのアンティークカラーを作り出します。しかし筆者はシンプルに、ダイソーの「工作用ペイント」のブラウンとミルクペイントのナチュラルベージュの2色のみを使いました。
フレームを飾る場所が屋内であれば、子どもの水性絵の具でもOK。素材が木材なため、水性絵の具でもきれいに色が付きます。
まずはブラウンから色を乗せましょう。角の方は色が入りにくいため、念入りに塗ります。ブラウンが乾いたら、ナチュラルベージュの投入です。
ナチュラルベージュの配色が、アンティークらしい「経年変化」を演出します。
ここでちょっとしたテクニックをプラス。塗料を軽くティッシュで叩くと、それっぽい色の落ち方になります。ぽんぽんと軽く叩いて、自然にペンキが剥がれた風体にしましょう。
三角カンを付けて完成!
塗料が乾いたらフレームの裏側に三角カンを取り付けましょう。三角カンとは、絵を壁にかける際、ヒモを通すための金具です。
三角カンも100均で販売されているため、絵を壁にかけて利用する人は用意をしておいてください。
これで、アンティーク調フレームの完成です。
アンティークらしい凝ったデザイン、年代を感じさせる色味に仕上がりました。
アンティークな絵を入れるとさらにそれっぽく
アンティーク調の絵を入れると、よりフレームの良さが活きます。シンプルな絵でもフレームが特徴的なため、空間で視線を集める存在となるでしょう。
絵を入れずにフレームだけを壁に飾るのもおすすめの活用方法です。フレームそのままの存在感が主張され、印象的なインテリアになります。
まとめ
アンティーク調のフレームは、工具をほとんど使わないことや100均で材料が手に入ることなどから、DIY初心者の人でも始めやすいです。筆者のように不器用な方でも上手く作ることができますよ。空間におしゃれなウォールアートや彩りが欲しいと考えている方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。