毎年、師走も後半に入る時期になると頭をもたげるのが、年末の大掃除だ。毎年、掃除はするものの、一年も過ぎれば汚れが溜まる箇所も増えてくる。今回は、年末の大掃除のタイミングでしか掃除をしないキッチン周りをアイリスオーヤマのリンサークリーナーとスチームクリーナを使用して掃除してみたので、使用した機材の使い勝手を含めてどれほどキレイにすることができたのかなどをお伝えできればと思う。

掃除する場所

今回は、通常では掃除機で床を掃除する程度しか行わないキッチン周りの汚れがメインだ。
我が家は、全室タイルカーペットと呼ばれる絨毯を敷いている。そのため、マメに掃除をしなくてもホコリが宙を舞うようなことはほぼなく、掃除をサボりがちになりやすい。しかし、気になったタイミングで掃除をしていることもあり、そこまで汚れを感じることはない。

しかし、キッチンだけは別だ。キッチンは、当たり前だが調理をするところなので、いろいろな食材や油跳ねで汚れが気になる箇所なのだ。シンクまわりやガスコンロ回りは定期的に掃除はできるものの、隅々まで掃除が行き届いているかと聞かれると、答えはNO!といえる。また、我が家ではキッチンにも絨毯を敷き詰めているため、油の飛び跳ね汚れは、一年も経つと、かなり頑固な汚れとなってしまう。今回は、そんなキッチン周りの頑固な汚れ掃除が中心になる。

使用する機材

画像: 写真左からリンサークリーナ、スチームクリーナー(写真提供:アイリスオーヤマ)

写真左からリンサークリーナ、スチームクリーナー(写真提供:アイリスオーヤマ)

今回使用する機材は、以前から気になっていたアイリスオーヤマのリンサークリーナー(RNS-P10-W)とスチームクリーナ(STM-304N-W)の2製品になる。

リンサークリーナーの概要

アイリスオーヤマのリンサークリーナーは、一般的に丸洗いができないカーペットやファブリック素材のソファーなどに使用するもので、洗剤を使用しないため、ペットなどを飼っている人でも安心して使用できるクリーナーになっている。そもそもリンサークリーナーとはどんな製品なのだろうか。

実は、業務用ではよく知られているクリーナーで水と空気の力で汚れを吸い取る布専用の掃除機になる。アイリスのリンサークリーナーは、業務用のノウハウを家庭用にフィードバックしてコンパクトサイズにしたモデルだ。長年の使用で蓄積したファブリック地のソファーの汚れやカーペットの汚れをきれいにするには最適なアイテムだと言える。そのほか、車のファブリックシートやフロアマットなどにも対応するから、これまで諦めていた箇所の掃除にリンサークリーナーを使ってみるのもいいかもしれない。

画像: 使用イメージ(写真提供:アイリスオーヤマ)

使用イメージ(写真提供:アイリスオーヤマ)

スチームクリーナーの概要

スチームクリーナーには、大きく分けて2種類のタイプがある。一つはボイラー式、もう一つはパネル式と言われるものだ。それぞれの特徴についてだが、ボイラー式は高圧力で洗浄力が高いのが特徴。ただ、加熱までの時間が少々かかってしまうのがデメリットだ。

画像: ボイラー式の中にもコンパクトなタイプとタンク容量の大きいキャニスタータイプがある。(写真提供:アイリスオーヤマ)

ボイラー式の中にもコンパクトなタイプとタンク容量の大きいキャニスタータイプがある。(写真提供:アイリスオーヤマ)

一方パネル式は、加熱までにかかる時間が短時間で済むというメリットはあるが、、ボイラー式に比べて圧力が低く噴射する際の熱も低いことから、洗浄力が劣るというデメリットがある。とはいえ、比較的価格を抑えたモデルが多いので、日頃からスチームクリーナーを使用するというのであれば、パネル式でも十分かもしれない。

画像: アイリスオーヤマのパネル式スチームクリーナー www.irisohyama.co.jp

アイリスオーヤマのパネル式スチームクリーナー

www.irisohyama.co.jp

今回我が家では、昨年の年末以来掃除をしていない箇所の掃除だけでなく、数年放置した場所の掃除もするという事でボイラー式をセレクトした。このタイプの良いところは、タンクとノズルが一体式ではないところだ。使用する際に、タンクを別に置いたまま使用できるから、手首にかかる負担が少なくて済む。また、嬉しいことにアタッチメントも5つ用意されているから、使用場所に応じて先端のアタッチメントを変えて使用できる。

掃除を始める前に

掃除する箇所と機器の使用イメージをする

掃除を始める前に、それぞれの製品の説明書を読み、どのような順番で使用するかをイメージしてみる。イメージした内容はこうだ。まずは、スチームクリーナーで気になる箇所に向けてピンポイントに噴射する。その後、でブラシで擦り、もう一度スチームを噴射する。最後にリンサークリーナを使用して、一気に汚れを取り除く、というのが、イメージしている内容だ。

機器の準備

頭の中では、なんとなくイメージをすることができたので、まずは、スチームクリーナーのタンクに水を入れ、電源スイッチを入れておく。加熱までの時間、リンサークリーナーにも水をセットして、準備をする。それぞれのアイテムの準備が整ったので、いよいよ掃除の開始だ。

画像: それぞれの機器に給水をして、掃除の準備を行う

それぞれの機器に給水をして、掃除の準備を行う

掃除開始!

キッチンの床掃除から始める

前述したように、我が家は全フロアタイルカーペットを敷き詰めており、キッチンも同様にタイルカーペットを敷き詰めている。そのため、貯めてしまった汚れを除去するには、少々根気がいると思い、前もってイメージをしてみた。そのイメージ通りに掃除ができるかは別として、とりあえずイメージした通りにまずはスチームクリーナーを気になる汚れに向けて噴射し始めた。

画像: 丸一年、放置したキッチンの床は、油汚れの温床と化していた。黒い斑点は、油がはねて汚れが蓄積してしまった箇所。(Before)

丸一年、放置したキッチンの床は、油汚れの温床と化していた。黒い斑点は、油がはねて汚れが蓄積してしまった箇所。(Before)

順調に進められるかと思いきや、想像以上に汚れが頑固で、数回にわたり噴射をし続けることに。その結果、少しづつ汚れが薄くなっていくのが目視でもわかってきたので、そのタイミングで、今度はリンサークリーナーのブラシ部分で擦りながら、浮いた汚れを吸いとるという作業を行った。

画像: アイリス リンサー&スチームクリーナー youtu.be

アイリス リンサー&スチームクリーナー

youtu.be

これをひたすら繰り返し続けるにつれ、頑固な汚れが少しづつではあるが、確実に除去することができてきた。前もってイメージしていたこともあり、作業自体はスムースに進められたものの、とにかく汚れが酷く、掃除を開始してから終了するまで、5時間以上を要してしまった。(スチームクリーナーへの給水による作業中断時間も含む。)

5時間以上を要しただけあって、想像以上の仕上がりに!

5時間以上食事も摂らず掃除に没頭していたため、結果的にはとても満足のいく内容に仕上げることができた。さすがに、今回使用した機器がプロ仕様のモノではないので、完全に汚れを取り除くことはできなかったが、それでも、見るに堪えない状態からはなんとか脱することができた。キッチンの床は、これにて終了だ。

画像: 気になる汚れは取り除くことができたが、完璧というわけにはいかない。しかし、汚れを取り除いただけなのに、キッチンがとても明るく感じた。

気になる汚れは取り除くことができたが、完璧というわけにはいかない。しかし、汚れを取り除いただけなのに、キッチンがとても明るく感じた。

画像: 除去できた汚水。こんなに汚れが蓄積していたとは、絶句してしまった。

除去できた汚水。こんなに汚れが蓄積していたとは、絶句してしまった。

キッチンのシンク及び換気扇フードの掃除に着手

キッチンの床掃除が終わったので、今度はキッチンの掃除に移ることに。掃除する箇所は、シンク周りと換気扇フードになる。

まずは、シンク周りから始めることに。ここは、洗剤カスや水道水に含まれるカルキなどによって、どうにもならない固着した汚れが存在する。この汚れはとても厄介だった。スチームの熱を利用する以外に洗剤なども使用しながら磨くこと1時間。少しは汚れが落ちたので、よしとすることにした。洗剤カスとカルキの組み合わせは、熱ではどうにもならないようだ。

画像: 写真左がBefore、右がAfter。頑固な汚れは完全に落としきることはできなかったが、許容範囲だ。

写真左がBefore、右がAfter。頑固な汚れは完全に落としきることはできなかったが、許容範囲だ。

次に着手したのは換気扇フード。換気扇は、調理をする際に必ず使用することから、かなり汚れが溜まる場所だ。今回は、フードだけを掃除したのだが、本体の掃除となると、恐らく、もう数日かかると思われる。そのため、換気扇本体は別日に行うこととして、今回はフードの掃除を行なった。

今回、使用したスチームクリーナーがタンク別体式ということもあり、重い本体を置いたままノズルを汚れに向けて噴射できるから、かなりラクに掃除をすることができた。汚れの落ち具合は、完全に固着してしまっている油汚れを除けば、かなりキレイにすることができたと個人的には思っている。実際、目に見えないフード内の汚れも、そこそこ落とすことができたので、ここはひとまず終了とした。

画像: 写真左がBeforeで右がAfter。フード内の汚れは油まみれなので、濡れた雑巾ではほぼ落ちない。しかし、スチームももってすれば、ここまで汚れを除去することができた。完全に除去できたわけではないが、ここまで汚れを取り除ければ御の字だ。ちなみに、スチームを噴射しただけで、ブラシ等は使用していない。熱によって浮いた汚れを雑巾でふき取っただけなので、ブラシを使用すれば、もう少しきれいにできたと思われる。

写真左がBeforeで右がAfter。フード内の汚れは油まみれなので、濡れた雑巾ではほぼ落ちない。しかし、スチームももってすれば、ここまで汚れを除去することができた。完全に除去できたわけではないが、ここまで汚れを取り除ければ御の字だ。ちなみに、スチームを噴射しただけで、ブラシ等は使用していない。熱によって浮いた汚れを雑巾でふき取っただけなので、ブラシを使用すれば、もう少しきれいにできたと思われる。

ここまでに要した時間は床掃除を含め8時間程度。かなり頑張ったが、体力の限界と、いつまでもキッチンを占領してしまうと、ご飯にありつけない恐れがあるので、この日の掃除はここまでにした。

当初の目的であったキッチン周りの掃除をするという目的は果たせたのだが、思いのほか、リンサークリーナーとスチームクリーナーによる掃除が面白くなってきてしまったこともあり、引き続き、別日にほかの場所の掃除をすることを決意する。

別日の掃除は、洗面所とお風呂場

キッチン周りの掃除に思いのほか時間がかかってしまったことと、掃除を進めるうちに、キレイになっていく様がおもしろくなってしまい、もっときれいにしてみたいという欲求から気になっていた水回りの掃除をすることになった。掃除をすることになった個所は、洗面所とお風呂場だ。洗面所は、日頃からマメに掃除をしていることもあって、そこまで気になる汚れはないのだが、どうしても落ちない汚れが存在していた。それは、シンク周りと同じく、洗剤カスやカルキによって蛇口の根元に固着してしまった汚れだ。これまでその汚れを見る度に、ブラシを使って掃除を試みるものの、落ちる気配が一向になかった。しかしそんな汚れも、スチームの熱をもってすれば!という期待から掃除をしてみた。

結果は、大成功で、シンク周りの汚れよりも明らかにキレイにすることができた。ここ数年来、気になっていた汚れを取り除けたこともあり、気をよくした私は、お風呂場の汚れ落としに着手した。もちろん、お風呂場の汚れも簡単に落とすことができた。

画像: 別日の掃除は、洗面所とお風呂場
画像: 洗面台及び風呂場の扉の目地をスチームクリーナーで掃除してみたが、想像以上にきれいにすることができた。

洗面台及び風呂場の扉の目地をスチームクリーナーで掃除してみたが、想像以上にきれいにすることができた。

別日に行った洗面所とお風呂場の掃除は、拍子抜けするほど早く、それも簡単に終えることができた。理由は、キッチン周りと違い、油跳ねなどによる汚れがほぼなかったためかと思われるが、想像以上の仕上がりに大満足。掃除に要した時間は1時間程度だったかと思われる。

掃除終了!

実際に掃除を開始してしまうと、気になる箇所があちこちと出てきてしまい、結果的には2日ほどかかって水回りの掃除を行なった。かなり時間を要したこともあり、結果的には当初イメージしていた以上ににキレイにすることができたので、ホッとしている。

ホッとした理由としては、水回りは妻のテリトリーということもあり、キレイにするためとはいえ、お邪魔する形になったことから、キレイになりませんでしたでは、恰好が悪い。なので、プレッシャーを感じながら結構真剣に掃除をしたのだが、想像していた以上ににキレイになっていく様がおもしろくなってしまい、ホッとしたというよりも、やり切った感のほうが勝っていたかもしれない。

今回使用したリンサークリーナーとスチームクリーナーの力を借りなければ、二日では決して終えることができなかったことを考えると、改めて目的に合わせた機器使用の重要性を感じた次第だった。とにもかくにも短時間でミッションをコンプリートさせることができて、やはりホッとしている。

掃除を終えての感想

スチームクリーナーの使用感想

実際に使用してみて、スチームクリーナーは、使い方次第で、頑固な汚れも落とすことができることがわかった。また、汚れをためる前にうまく使えば、より効率よく掃除ができることも同時に感じた。使い勝手としては、上々だったが、1点だけ気になる箇所もあった。それは、掃除途中の給水だ。

スチームを使用し続ければ、当前だがタンクの水は減る。空になったタンクに給水する際、使用直後は圧力がかかってしまい、安全のため蓋があかない仕組みになっている。これが結構うっとうししいのだ。圧力が下がるまでに時間がかかるため、しばらくの間手を休ませなければならない。安全に使用するためなので致し方ないのだが、この点は今後何とかしてほしいと思った点だ。

とはいえ、タンク別体式になっているなど使い勝手の良さが勝り、個人的にはオススメできる製品だ。お値段も6000円ほどで、お値段以上の働きをしてくれる頼もしい存在だった。

リンサークリーナーの使用感想

次に、リンサークリーナーについてだが、これは、とても優秀なクリーナーだった。特にスチーマーと一緒に使用すれば、古い汚れもキレイに落とすことができたことには驚かされた。

ただこちらも何点か気になる点があった。一つ目は洗剤が使用できないということ。カーペットの汚れに洗剤が使用できないというのは、結構致命的だ。食べこぼしなどの汚れをすぐに掃除できればいいのだが、気が付かずに放置してしまうケースもあることから、洗剤を使用して、キレイにできればと思う人も少なくないと思う。ただ、この点は、間もなくリンサークリーナー専用の洗剤が発売されるらしいので、問題なしという事になるだろう。

画像: リンサークリーナー専用の洗剤(RNSE-460)でpH13.2の強アルカリ性になる。

リンサークリーナー専用の洗剤(RNSE-460)でpH13.2の強アルカリ性になる。

もう一つは、動作音だ。これは、初代のリンサークリーナーに比べて静音化したということなのだが、それでも結構動作音が気になった。昼間の使用であれば問題ないが、夜9時以降の断続的な使用はオススメできない。

とはいえ、このリンサークリーナーも、我が家のキッチンをキレイにしてくれたこともあり、とても重宝できるアイテムであることは間違いない。

まとめ

リンサークリーナー、スチームクリーナーの組み合わせで、頑固な汚れも撃退できちゃう、ということで、これまで蓄積した汚れを大幅に除去できたこの年末の大掃除は、やり切った感でいっぱいだ。後は、掃除した個所が妻のお眼鏡にかなえばよいのだが。

画像: 【大掃除レビュー】リンサークリーナーとスチームクリーナーを使ってキッチン・洗面所・お風呂をきれいにしてみた!
アイリスオーヤマ リンサークリーナー 自動ポンプ式 布製品洗浄機 水と空気の力で汚れを吸い取る 温水対応 掃除機 RNS-P10-W
商品サイズ(cm):幅約29×奥行約18×高さ約27質量(付属品含む):約3.2kg
電源:ac100v 50・60hz定格消費電力:310w吸込仕事率:30w
回収タンク有効容量:0.4l満水タンク容量:1.1l
ホース長さ:直径約30mm×1.2m電源コードの長さ:約3m
お湯使用温度:約40℃まで
¥12,810
2021-12-19 22:53

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