iPad miniは、初期設定ではパソコンと同じキーボードが表示され、日本語はローマ字で入力する。しかしスマホでの文字入力に慣れている場合は、かなのキーボードにしたほうが便利だ。また、音声入力の認識精度も高いので、試してみよう。
※本記事はiPad OS 15.2を搭載したiPad mini(第6世代)での操作手順を紹介しています。他の機種やOSのバージョンによっては、動作や画面表示が異なることがあります。
キーボードの基本操作
ウェブ検索やメールの作成など、文字入力が必要は場合には自動でキーボードが表示される。初期設定されているのはパソコン向けと同じQWERTYキーで、横向きにして両手でタップすると入力しやすい。
しかし、スマホでの文字入力に慣れている場合は、かなキーが表示されるキーボードを使ったほうが便利だ。
50音のキーが表示されるが、左右に分割すると、右にスマホと同じようなテンキーが表示されて、左に予測変換候補が表示されるようになる。テンキーをフローティング表示にして、操作しやすい位置に表示させることも可能。
また、音声入力の認識精度も高いので、試してみよう。
●キーボードの文字種を切り替える
キーボードの「あいう」「abc」「123」「#+=」をタップすると、入力できる文字種が切り替わる。
●キーボードの種類を切り替える
左下の地球のアイコンをタップ。または、長押しして展開するメニューから選択して、キーボードの種類を切り替えられる。
●かな入力のキーボードを追加する
「設定」→「一般」→「キーボード」に進んで、「キーボード」をタップし、「新しいキーボードを追加…」をタップ。
「日本語」をタップして、「かな入力」にチェックを入れて、「完了」をタップ。
かなキーが表示されるキーボードも使えるようになる。
簡単に入力するためのテクニック
●キーボードを左右に分割する
英語やローマ字入力のキーボードは、右下のアイコンを長押しして「分割」を選択、またはキーボードを左右に開くようになぞると、左右に分割され、両手で持った状態で入力しやすくなる。
日本語かなキーボードは、右下のアイコンを長押しして「分割」を選択すると左右に分割される。右手で入力して、左手で候補を選択できる画面になる。
●片手で入力しやすいフローティング表示にする
キーボードの右下のアイコンをタップして「フローティング」を選択すると、表示位置を自由に動かせる表示になる。左右に広げるようにスワイプすると、元の表示に戻る。
●声で入力する
マイクのアイコンをタップすると音声入力が起動。タップすると終了する。句読点も「てん」「まる」などと話して入力できる。
●カーソルを素早く移動させる
「空白」を長押し、または2本の指でキーボードを長押しする。
キーボードから字が消えたら、2本の指でトラックパッドのようになぞるとカーソルを動かせる状態になる。
●自分が使いやすいキーボードを追加する
まず、「App Store」から使いたいキーボードを入手する。次に、「設定」→「一般」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加…」で、そのキーボードを選択。キーボードが追加されたら、「フルアクセスを許可」をオンにする。
Point 「Gboard」は翻訳も可能
Gboard
◦提供元:Google LLC
◦価格:無料
Googleが提供する「Gboard」というキーボードを使うと、日本語で入力して、すぐに指定した外国語に翻訳して入力することができる。
※価格、アプリの内容は記事作成時のものです。
※この記事は『iPad mini最強の仕事術&遊び術』(マキノ出版)に掲載されています。