【北海道のソウルフード】焼きそば弁当の新作「にんにく醤油味」「ねぎ塩味」は酒のつまみに最適

レビュー

北海道におけるカップ焼きそばの定番「やきそば弁当」。道内限定販売ということもあり、あまり知られていませんが、かなり頻繁に新作・新味が発売されます。北海道に住む筆者は、これを結構楽しみにしているのですが、 2022年2月7日に「やきそば弁当 ガッツリにんにく醤油味」と「やきそば弁当 ねぎ塩味」が発売されました。早速購入して食べてみましたので、その感想をレポートします。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

道民の密かな楽しみ「やきそば弁当」の新作

今回は「ガッツリにんにく醤油味」と「ねぎ塩味」が登場

北海道でカップ焼きそばといえば、マルちゃんの「やきそば弁当」ほぼ一択といっても過言ではない状況。さすがに最近は、ほかのメーカーのカップ焼きそばも見かけるようになりましたが、昔は本当に、北海道で「やきそば弁当」以外のカップ焼きそばはほとんど見かけませんでした。

そのため、進学や就職などで北海道を出るまで、「やきそば弁当」が北海道限定のローカルなソウルフードであることを知らなかったという人も多いはずです。実は筆者もそんなひとり。

そんな道民のソウルフードともいえる「やきそば弁当」には、不定期ではありますが、かなり頻繁に新作・新味が登場します。

2022年2月7日には、今回紹介する「やきそば弁当 ガッツリにんにく醤油味」(以下、「ガッツリにんにく醤油味」)と「やきそば弁当 ねぎ塩味」(以下、「ねぎ塩味」)が発売されました。

「やきそば弁当 ガッツリにんにく醤油味」(希望小売価格 税別193円)。販売エリアは北海道のみに限定されています。

見つけたら「即」「複数買い」が基本

新し物好きでやや飽きっぽいといわれることが多い、北海道人。そのためでしょうか、「やきそば弁当」の新作・新味が発売されると、スーパーには山積み、コンビニでも陳列スペースでもっとも目立つエンドに並ぶなど、かなり大々的に販売されることが多いです。多くの道民が「やきそば弁当」の新作を楽しみにしているのでしょう。

しかし注意したいのは、新作・新味がいつまでも販売されているとは限らないことです。そう、やや飽きっぽいといわれる道民に合わせてなのか、「やきそば弁当」の新作・新味は、気が付くと販売が終了していることも珍しくありません。もう1度食べたいと思っても、手に入らないことも多いのです。そのため、コレクターでなくても、試食用・本番用・保存用の3つ程度を即買いするのがおすすめです。当然、筆者も「即、複数買い」しました。

「やきそば弁当 ねぎ塩味」(希望小売価格 税別193円)。北海道のスーパーなどで筆者が見かけたところ、実勢価格は100円ちょっとというところでしょうか。

新作「やきそば弁当」を作る

まずは「ガッツリにんにく醤油味」から

買い出しから帰宅して、まずは「ガッツリにんにく醤油味」を作ってみました。

パッケージを開けると、中に入っていたのは「液体ソース」「かやく」「ふりかけ&中華スープ」の3つの袋です。

「かやく」のみをカップの中に入れ、麺といっしょにお湯で戻します。待ち時間は3分。その間、「液体ソース」はフタをしたカップの上に置いて温めておき、お湯を切った麺にかけるといった調理方法になります。

もう1つ、「ふりかけ&中華スープ」がついています。この「中華スープ」の存在こそが、「焼きそば弁当」が「カップ麺ではなく弁当である根拠」という説もあります。「中華スープ」は、麺の戻し湯で作るのが王道です。

パッケージを開いて「ガッツリにんにく醤油味」の中に入っていた調味料などを取り出したところです。

3分待って、お湯を切ってフタを開け、温めた「液体ソース」を麺の上にかけ回します。ソースがまんべんなく絡まるように箸でかき混ぜたら、「ガッツリにんにく醤油味」は完成です。

温かい麺の上に、温めた「液体ソース」をかけている時点で、かなり強いにんにくの香りが漂います。炒めているわけではないのに、醤油のこうばしい香りがかなり食欲をそそります。

ソース焼きそばとは、かなり方向性が違いますが、期待はかなり膨らむわけです。

醤油ベースのためでしょう。「液体ソース」をかけ回すと、麺にかなりしっかりとした色がつきます。

続いて「ねぎ塩味」を作ってみる

続いて「ねぎ塩味」を作ってみました。

パッケージを開ると、中には「ガッツリにんにく醤油味」と同様に、「液体ソース」「かやく」「ふりかけ&中華スープ」の3つの小袋が入っています。

異なる点は2つ。1つは「液体ソース」の袋です。「ガッツリにんにく醤油味」は水色でしたが、「ねぎ塩味」は緑色です。2つ目は、「かやく」の中身が、肉(大豆ミートなど)とキャベツではなく、肉とねぎになっています。さすが、「かやく」にもこだわりを感じます。

こちらも、「かやく」だけを麺といっしょに入れて、お湯を注いで3分待つ設定です。

キャベツベースではなく、ねぎベースの「かやく」が気になる「ねぎ塩味」のパッケージの中身。

3分待って湯切りをしたら、フタを開けて、「液体ソース」を回しかけます。「ガッツリにんにく醤油味」とは異なり、「液体ソース」の色が薄く、あまり麺に色がつく印象がありません。さすが塩味といったところでしょうか。

また、「液体ソース」をかけ回しても、「ガッツリにんにく醤油味」のようなパンチの効いた香りが立ち上ることはありません。しかし、ネギの香りはしっかり漂い、食欲を促進してくれます。

単純に塩味ベースということもあるのでしょう。「液体ソース」を麺にかけても、あまり色の変化はありません。

新作「やきそば弁当」の実食

「ガッツリにんにく醤油味」はビールとかき込みたい

かなり強いにんにくの香りと、醤油のこうばしさが立ち上る「ガッツリにんにく醤油味」。実際、口に入れると……「冷たいビール持ってきて!」と叫んでしまう味です。

一口ずつゆっくり食べる、というのは難しく、次から次へと口の中いっぱいにズルズルと麺を頬張ってしまう、中毒性のある味付け。その合間に、しっかり冷えたビールを挟んだら、まさに「至福のとき」と言えます。

アルコールが無理でも、ぜひ、よく冷えた飲み物といっしょに楽しんでいただきたい。

「ガッツリにんにく醤油味」は、かなりはっきりとした味付け。これをおかずに白米モリモリもイケます。

「ネギ塩味」はレモンサワーとゆっくり楽しみたい

がっつりとパンチのある「ガッツリにんにく醤油味」の後に試食したせいもあるのでしょう。「ねぎ塩味」は、さっぱりとした印象を受けました。

決して物足りないわけではなく、しっかりとネギの香りは立っています。あっさりとした味わいで後味もよく、上品な感じです。

「ガッツリにんにく醤油味」がビールといっしょにかき込む体育会系なら、「ねぎ塩味」はレモンサワーを飲みながらゆっくり楽しむ文化系。そんなイメージです。

こちらもお酒のおつまみにぴったりといえるでしょう。

さっぱりとした印象の「ねぎ塩味」。付属の「中華スープ」もぜひ飲んでみてください。

まとめ

酒のつまみにおすすめだが、気になるのは……

今回実際に食べてみた「やきそば弁当」の新作「ガッツリにんにく醤油味」と「ねぎ塩味」。どちらもオリジナルであるソース味の「やきそば弁当」以上に、お酒のおつまみにぴったりという印象でした。

個人的には、空腹時に「ガッツリにんにく醤油味」を冷えたビールといっしょにかき込み、ひと息ついたところで「ねぎ塩味」をゆっくりとレモンサワーと楽しみたい、といった感じ。

ぜひ皆様にも楽しんでいただきたいのですが、こちらの新作「やきそば弁当」、1つあたりのカロリーが500kcal以上、2つ食べるとつまみだけで1,000kcal オーバーとなるのが気になるところです。筆者はわかっていても食べてしまうのですが……。筆者のように2つ同時に、とは言いませんが、見かけたら即・複数買っておいて、2つの味を楽しんでみてください。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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