ネットが遅くなる原因はさまざまだ。親機(Wi-Fiルーター)は、対応規格が古くないか確認したい。回線の導入時に購入したものをそのまま長期間使い続けている人も多いだろう。親機に接続する側の子機(スマホやパソコン)がネックになっているケースもある。利用する場所が親機から離れていたり、間に障害物があったりすると、通信速度が遅くなることがある。対応する規格が古すぎる場合もある。
ネットの速度が遅いのはWi-Fiのせい?固定回線のせい?
ネットが遅いのは、必ずしもWi-Fiのせいではない。固定回線、親機、子機、ケーブルの順で探っていくといい。
固定回線では、契約プランの速度が遅くないか確認しよう。10年以上前に契約したプランを使い続けていたり、マンションに導入されているプランに加入したりしている場合は注意が必要だ。
親機(Wi-Fiルーター)は、対応規格が古くないか確認したい。回線の導入時に購入したものをそのまま長期間使い続けている人も多いだろう。当然だが、当時では最新だったスペックが今ではすっかり古びているという問題が出てくる。この際、Wi-Fi6など最新規格の製品を検討するといいだろう。
親機に接続する側の子機(スマホやパソコン)がネックになっているケースもある。利用する場所が親機から離れていたり、間に障害物があったりすると、通信速度が遅くなることがある。対応する規格が古すぎる場合もある。
もう一つ、ケーブルなどが原因の場合もある。各機器の電源ケーブルやLANケーブルが抜けていないか、正しく接続されているか確認してみよう。
●ネットが遅くなる原因はさまざま
原因(1) 固定回線
契約する回線が古いと、通信も遅く感じられることが多い。最大速度が1Gbps未満の古い回線のユーザーは契約を見直そう。
原因(2) 親機
ルーターの規格が古いことも遅さの原因になる。6~7年前に主流だったWi-Fi 4など古いルーターは買い替えを検討しよう。
原因(3) 子機
パソコンやスマホなどのWi-Fi子機の対応規格が古い場合も、要注意。親機が最新でも、子機が古いと速度は高速化しない。
原因(4) ケーブルなど
電源ケーブルやLANケーブルが古くなり断線していないかもチェック。端子など正しく接続されているかも確認しておこう。
■解説/小竹佑児(ライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。