有線LAN端子は必要だ。デスクトップパソコンではいまだにWi-Fi機能が非搭載の機種もある。無線通信が不安定なときは、電波干渉の影響を受けない有線LANに切り替えたほうがいい場合もある。1Gbpsより高速な光回線を利用しているのなら、ルーターも2.5Gbps以上のWAN端子を搭載した機種を選びたい。
別記事はコチラ→【Wi-Fiルーターのアンテナ】外付けと内蔵どちらがいい?設置場所等も考慮して選ぼう
Wi-Fiルーターでも有線LANの機能は必要!
使用する子機がスマホやタブレットなど、Wi-Fi搭載機器ばかりだからといって「有線LAN」端子が不要かというと、決してそんなことはない。例えば、デスクトップパソコンではいまだにWi-Fi機能が非搭載の機種もあるし、無線通信が不安定なときは、電波干渉の影響を受けない有線LANに切り替えたほうがいい場合もある。NAS(ネットワーク対応HDD)など有線LANでつなぐ機器もある。やはり有線LAN端子も必要なのだ。
また、最大10Gbpsの高速通信に対応可能な点も大きなメリットだ。10Gbpsの光回線を使っていても、有線LANのうちONUやホームゲートウェイと接続する「WAN(インターネット)端子」が1Gbps止まりだと、当然、それ以上の通信速度を出すことはできないからだ。高速通信にこだわる場合は、端子の速度にも注意しよう。
●WAN端子の速度をチェックしよう
1Gbpsより高速な光回線を利用しているのなら、ルーターも2.5Gbps以上のWAN端子を搭載した機種を選びたい。
光回線の高速化でWAN端子が2.5Gbps以上の機種が増えている
アイ・オー・データ
WN-DAX3600QR
実売価格例:1万6280円
※価格は記事作成当時のものです。
■解説/篠原義夫(ガジェットライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。