外出先で便利なテザリングやフリーWi-Fi、さらには省エネ術や周辺機器・アクセサリー選びまで、役立つ情報が満載!出先などWi-Fiがない場所で、パソコンやタブレット端末などをネットにつなぎたい場合には、「テザリング」が有効な手段だ。
スマホが無制限プランならテザリングでルーター代わりに
出先などWi-Fiがない場所で、パソコンやタブレット端末などをネットにつなぎたい場合には、「テザリング」が有効な手段だ。テザリングとは、スマホとパソコンなどをWi-Fiでつなぎ、スマホのモバイル回線を共有してインターネットに接続することを指す。つまり、スマホをモバイルルーター代わりに使うわけだ。
●テザリングなら複数の端末でネットを使える
スマホにパソコンやゲーム機などを接続し、モバイル回線を利用してネットに接続する「テザリング」。外出先でもネットにつなげられる便利な機能だ。
そこで、モバイル回線が5Gで高速化する中、自宅でスマホを親機としてWi-Fiルーターの代わりに使えないかと考える人もいるだろう。しかし、この場合は、スマホは容量無制限のプランを契約しておきたい。仮に20Gバイトのプランを利用したとしても、複数の機器を接続していると、すぐに容量を使い切ってしまう可能性が高いからだ。スマホ自体の通信に速度制限がかかってしまっては元も子もないので注意しよう。
●通信事業者によっては月額料金が発生する
運営会社など | 申し込み | 料金 |
---|---|---|
NTTドコモ | 不要 | 無料 |
au | 不要 | 一部プランで有料(月額550円) |
ソフトバンク | 不要 | 一部プランで有料(月額550円) |
楽天モバイル | 不要 | 無料 |
また、スマホのWi-Fi電波の出力はWi-Fiルーターよりも低く、家中に電波を届かせることが難しいため、安定した接続を維持できないことも考えられる。テザリングを使いこなすには、条件が限られることは注意しよう。
●はじめにパスワードなどを設定
iPhoneは「設定」の「インターネット共有」を開き、機器の接続を許可しよう。
Androidは「設定」の「テザリング」などの画面を開き、機器の接続を許可しよう。テザリング機能はコントロールセンターやクイック設定ツールの画面から簡単にオンにできる。
■解説/友納一樹(ライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。