スマホの保護フィルムは塗る時代に!液体『ガラスコーティング液』の実力を検証【ダイソー】

レビュー

「毎日の買い物はまずダイソーから」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは塗る保護フィルム『ガラスコーティング液』。保護フィルムは貼るものという常識を打ち破り、スマホやスマートウオッチなどに使えるガラス用液体フィルムだ。実際に保護した使い心地をレビューする!

キレイに貼れずにイラッとするのはもう古い? スマホ画面の保護フィルムは塗る時代に!

“保護フィルムがきれいに貼れない!”問題は、おそらくほぼすべての人が経験したスマホあるあるではないだろうか。気泡が入ったり、ズレてしまったり、貼るだけの作業がこんなにも難しいのかと実感する。今では「フィルラボ」と呼ばれるiPhone用のフィルム貼り専用機械が登場するほどだ。

だが、液晶を保護する方法は、今や貼るだけではない。ダイソー『ガラスコーティング液』(希望小売価格 税込110円・発売中)は、スマートフォンの画面を液体でコーティングする「塗る保護フィルム」だ。

 

「塗る」ってどういうこと? 液体を塗り広げるコーティングフィルム

塗る保護フィルムと紹介したが、正しくは画面表面を薄い膜でコーティングして保護する商品。液体にはナノ粒子酸化チタンTio2、シリカナノ粒子Sio2が入っていて、酸素に触れると硬化して密着し、3H相当の硬さになる(Hは鉛筆などに使われる硬さの単位)。3Hは爪よりも硬いとされるので、爪で画面を傷つける心配もなさそうだ。

 

フィルムと違って「塗る」から、気泡が入ったりズレたりせず、イライラせずに使えるのが大きな魅力。また、スマートフォンの形状を問わないので、どんな機種にも使えるのもうれしい。

 

拭いて塗って拭く! 貼るフィルムとは比べものにならないほど簡単

中には、液体入りの容器のほか、清掃用シート2枚とマイクロファイバークロス1枚。

まずは1の袋を開けてウェットシートを取り出し、画面をきれいにする。

甘いにおいがする

続いて容器をよく振った後開け、液体を5~8滴ほど画面に垂らし

2の袋に入っているドライシートで塗り広げていく。抜き取るのではなく、全体にうす~い膜ができるようなイメージで広げるのがコツ。多少のムラがあっても大丈夫だ。

10分ほど放置して乾燥させマイクロファイバーシートで画面を拭き取れば完了。

なお、『ガラスコーティング液』は一度開けると保管不可スマホやタブレット、メガネなどにも使えるので一気に塗ってしまおう。

 

見た目に変わりなし。保護してる感はないかと思いきや……?

保護し終えた画面を見てみよう。比較のために画面左半分は塗っていない。

よーく見てみても、(境界線はわかるが)左右の画面の見え方に差はなさそう。表面は平坦で、凹凸もなさそうだ。

ウェブページ(特選街web)の閲覧も違和感なく見られた。

指で触ってみると、左右の違いは全くない。タップのしやすさもすべりやすさも違いはなさそうだ。もちろんべたつきも一切なし。

指紋はどちらも残る。

爪で強く引っ掻いてみると、どちらも跡は残るが……

拭き取ればどちらも残らない。傷つくというより、おそらく爪が削れているのだろう。

 

本当に保護できてるの? 液体を垂らすと違いが分かる!

塗っても塗らなくても違いがないなら意味ないじゃん! と思ったのがここまでの筆者の正直な感想。そこで最後に水滴を垂らしてみた。一概には言えないが、撥水(はっすい)力の高さは汚れにくさの指標の1つになるからだ。

 

画面の左右に1滴ずつ垂らしてみると、右側の『ガラスコーティング液』を塗った方は左側の保護なしに比べて丸くなっているのが分かる。つまり、コーティングしたほうが撥水力が高い=汚れにくいということだ。

 

まぁ、だからといって日常生活で如実にこの違いが感じられるかは不明だが、きちんとコーティングされていることは間違いないと言えるだろう。

 

画面保護はスマホ自身にお任せ! 視認性と価格重視なら『ガラスコーティング液』

最近のスマートフォンはどんどん画面の強度が増している。それこそ、保護フィルムなど無くても画面は傷つかないくらいだ。そういう視点だと、保護力の高いガラスフィルムはやや過剰保護とも言える。

それならば、比較的安価な樹脂フィルムでも十分と考えられるが、樹脂フィルムは視認性が落ちるというデメリットがある。

 

これを踏まえると、視認性と価格面に優れた『ガラスコーティング液』で保護するという選択肢も入ってくるはずだ。強度はスマートフォン自身に任せ、汚れにくく保つという考え方である。ケースに干渉することもないので、汎用性も高い。

 

と言いつつ、実際は指紋も残るし爪跡も残るしと、本当に保護しているのかと不安になるのが正直なところ。あくまで第3の手段として、候補に入れてみてはいかがだろうか。

公式サイト

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