最新の通信規格Wi-Fi6には、パソコンやスマホなど子機側のバッテリー消費を抑える技術「TWT」が採用されており、省エネ性にも優れているといわれる。だが、Wi-Fi5対応機と比べると、本体の消費電力が大きいようだ。
Wi-Fiルーターの電気代ってどれくらいかかるの?
最新の通信規格Wi-Fi6には、パソコンやスマホなど子機側のバッテリー消費を抑える技術「TWT」が採用されており、省エネ性にも優れているといわれる。だが、Wi-Fi5対応機と比べると、本体の消費電力が大きいようだ。例えば、バッファローのWi-Fi5対応の売れ筋モデル、WSR-2533DHP3の最大消費電力は13.7ワット。1ヵ月使い続けると電気代は約260円になる。一方、同社のWi-Fi6対応のプレミアムモデル「WXR-5700AX7S」は28.8ワットで、1ヵ月の電気代は約550円とやや割高になる。ただし、同社のWi-Fi6対応のスタンダードモデル「WSR-3200AX4S」は15ワットで、同条件で試算すると、1ヵ月当たり約290円なので、さほど大きな差はない(試算した電気代は、いずれも最大時の目安)。
●ルーターによっては設定で節電することが可能!
電気代を少しでも減らすには、Wi-Fiルーターの節電機能が有効。下記の画面はバッファロー製ルーターの「エコモード」の設定画面。使わない時間帯を指定して、ルーターの動作をスリープできる。
電気代が気になる場合は、ルーターの節電設定を活用しよう。ネット接続しない時間帯にルーターをスリープすることで、その時間帯の消費電力を抑えられる。スリープする時間が長いほど、電気代は安くなる仕組みだ。
WI-Fi 5対応のルーターは、最大消費電力が10ワット台のモデルが多数を占めるが、Wi-Fi 6対応ルーターのハイエンドモデルには、20ワットを大きく超えるモデルもある。
Wi-Fi 6はWi-Fi 5より消費電力量が多め
※価格は記事作成当時のものです。
■解説/小竹佑児(ライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。