【子どものベッド落下防止】予算約35,000円!ALLニトリで約15cmの超ローベッドを実現

レビュー

子どもが生まれてから、ベッドからの転落が恐ろしく、和室に布団をひいて家族で寝ています。しかし、睡眠の質が低下するのかどうも疲れる!そこで、安くて、子どもが落ちても問題ない超ローのベッドがないか探したところ、ニトリで高さ約15cmの組み合わせができると発見!ご紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

超ローベッドを購入した理由

実は以前に息子がベッドから転落したことがある

我が家の2歳になる息子は、いまだにちょこまかと、さまざまな場所に登っては毎日のように落ちそうになっています。ちょっとした転落や転倒は小さな子どもを育てているとよくあることでしょう。

実は筆者は原稿を書きながら、普段は使わないダブルベッドの中央に寝かせた息子が目を離した隙に転落、病院レベルのケガで負わせてしまったことがあります。以来、怖くてベッドに寝かせることはできず、それまで使っていなかった和室に布団をひいて、家族3人で寝ているのです。しかし、息子がもう少し大きくなったらベッドでの睡眠に戻るので、布団生活は長くても1〜2年程度と考え、実家でお客さん用に保管してあった古い布団をそのまま使っていました。

普段使っていなかった和室に布団をひいて、家族でいっしょに寝ているが、布団が古いせいかのか、疲れが残るのです。

だんだんと睡眠の質が低下

最初は気にならなかったのですが、数カ月が過ぎ、どうしても眠りの浅くなる夏を迎えると私も妻もどうも疲れが残る状態に……。最初は敷き布団がよくないのなら、布団を買い換えようという話になったのですが、しっかりとしたものは予想以上にお高い、そして、その後使い道もないのです。そこで、息子が落ちても問題ないレベルのローベッドを購入する方向で落ち着いたわけです。

高さ約20cmの超ローベッドを実現するには…

薄めのポケットコイルマットレスとすのこベッドなら高さは20cm程度に

Amazonなどで検索するポケットコイルタイプのマットレスでもシングルで1万円を切る価格から購入可能です。

Amazonなどで検索するポケットコイルタイプのマットレスでもシングルで1万円を切る価格から購入が可能。うちの息子は寝相が非常に悪く、私と妻の間で完全に横向きになることも珍しくなく、ダブルベッドでは狭いので、それ以上に大きなものというのが妻の希望でした。

とはいえ、2年程度しか使わない予定なので、高価なものは無理。そこでシングルベッドをふたつ並べる方法を採用し約2m×2mのサイズを確保することに。シングルサイズのマットレスはポケットコイルタイプでも1万円を切る8,000円位から購入が可能でした。厚さはだいたい15cm程度から20cm程度のものが多く、真空パックで圧縮された状態で届くものが主流です。

また、和室のタタミの上などにマットレスをそのまま置いて使うとカビなどが発生する可能性が高いので、ベッドフレームとなるものを探したのですが、これはすのこベッドなどと呼ばれるベッドマット用のすのこがあり、シングルベッド用だと4,000円位から購入が可能です。すのこベッドは脚のあるなしで高さがかなり変化しますが、筆者の目的はできるだけローベッドなので、脚などのないもので高さは約2〜3cm程度。

15cm〜20cm程度のマットレスに2〜3cm程度のすのこベッドなので、高さは20cm程度に収まり、子どもの転落もほぼ心配ないでしょう。

しかし、実際の寝心地はどうなのでしょうか?ネットでの購入はこの点、非常に心配です。

実際に寝心地を試すことのできるニトリに行ってみた

もっとも低価格なポケットコイルはネット限定なのが残念

AmazonやニトリのWEBなどでベッドマットレスの購入を検討していて、シングルで1万円を切るようなモデルは、ニトリでもネット限定で実際に試してから購入ということはできないようでした。しかし、1万円前後のポケットコイルベッドマットレスというのが、どの程度のクオリティなのか? まったく見当の付かない筆者は、とりあえずと考えて、近所のニトリに行ってみました。運よく販売はネット限定だけどサンプルは店舗で試せるとかならいいですし、少し高くても同じような価格帯のマットレスを試そうと考えたわけです。

そして、実際に店舗にあった最安モデルが「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」。税込価格はシングルで11,900円とちょっとお高め。しかし、厚さはわずか約12.5cm。2cm前後のすのこベッドと組み合わせると高さ約15cmの超ローベッドが実現します。

筆者が実際に購入した「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」。税込11,900円とちょっとお高め。ただし厚さは約12.5cmとかなり薄いのです。

とはいえ、厚さ約12.5cmで寝心地は大丈夫なのか? 実際に店頭のサンプルで寝てみると「意外に普通」。

「超フカフカで寝心地最高!」とかではありませんが、ちゃんと全身を支えてくれますし、腰が沈み込んだり、薄すぎてどこかが痛かったりもしません。筆者が1万円前後のマットレスに期待するクオリティを十分に上まわっています。厚さは約12.5cmで申し分なし。さらに持ち帰り可能な在庫ありです。

寝心地を試すことのできないネット通販で、どのマットレスにするかを決め、ものによっては1週間以上に納期を待ち、という手間、暇とリスクを考えて、この場で「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」を2枚購入。さらにすのこベッドは「シングルすのこベッド(ソルバ4 マットレス用)」がニトリのネットでは税込5,990円のものが店頭では4,990円だったので、こちらもふたつ購入しました。

合計3,3780円、とできれば3万円以下と考えていた予算を少しオーバーしましたが、寝心地を確認したうえで、予定よりも薄い12.5cmのマットレスを購入できたので上出来でしょう。

また、マットレスとすのこベッドはシングルふたつ分ですが、筆者が普段乗っているHonda VEZELに問題なく積み込め、そのまま持ち帰りできました。

超ローベッドを組み立て

必要な工具はハサミ程度で組み立てはかなり簡単

「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」が約13kg、「シングルすのこベッド(ソルバ4 マットレス用)」が約8kgとそれぞれがふたつなので合計で約42kgと、そこそこの重量。しかし、圧縮梱包とはいえシングルサイズのマットレスが約27×27×106cmという小さな箱に梱包されているのにはびっくりしました。実際に開けてみるのがとても楽しみです。

ニトリで購入してきた「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」と「シングルすのこベッド(ソルバ4 マットレス用)」とシーツ。

とはいえ、まずはいちばん下にひく「シングルすのこベッド(ソルバ4 マットレス用)」から組み立ててみました。「シングルすのこベッド(ソルバ4 マットレス用)」はシングルベッド用のものは50cmほどの幅のすのこが4つ連結されて状態で折りたたまれて収納されており、これを広げて左右を面テープが付いた連結テープでつなげるだけです。連結テープはシングルひとつに付き4本用意されているので、筆者はシングルふたつを連結するように使用しました。組み立ては、説明が必要がないほど簡単です。

「シングルすのこベッド(ソルバ4 マットレス用)」をふたつ連結して使用しています。組み立ては連結テープでつなげるだけです。

続いて「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」を開封します。空気を抜いた圧縮状態で梱包されているので、梱包用ビニール袋はかなり厚手で頑丈です。これをハサミで切って開封するのですが、なかのマットレスを傷つけないように気を配る必要があります。逆にいえば、その点にだけ気を付ければ、基本的には開けるだけです。圧縮されたビニール袋を開封すると、空気がドンドン吸い込まれ、その音が聞こえるのはなかなかおもしろい光景でした。

圧縮されていたマットレスは、開封後、すぐに使用できますが、本来の大きさに戻るのに2〜3日掛かることもあるそうです。圧縮梱包に使用されていた厚手で大きなビニール袋がゴミとしては結構かさばる印象です。

圧縮密閉されていたビニールを開封すると、音を立てて空気が吸い込まれていきます。そして、マットレスが元のサイズに復元するわけです。

完成した「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」と「シングルすのこベッド(ソルバ4 マットレス用)」で組み立てた超ローベッド。高さは約12.5cm+約2cmでわずか14.5cm。2歳の息子が転げ落ちても問題のない高さにできたと考えています。またシングルふたつで約2×2mの広さと十分に快適な寝心地を3万円ちょっとで確保できたことに筆者はとても満足です。

わずか14.5cmと超ローベッドが完成しました。この高さなら、もうすぐ2歳になるうちの息子が転げ落ちても問題なさそうです。

まとめ

転落の不安から解放されて安心して眠れる!

設置したその日の晩から家族3人で「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」と「シングルすのこベッド(ソルバ4 マットレス用)」の組み合わせで作った超ローベッドの寝ていますが、早速その日の夜には息子は約14.5cmのベッドから寝返りを打って転げ落ちていました。和室に設置したので、下がタタミでやわらかいということもあるのでしょうが、転げ落ちた息子は転落したというよりは、そのまま転がって、タタミの上で眠った後、寝ぼけ眼でベッドに上に帰還。今後、ベッドから息子が転げ落ちることを心配する必要はなさそうです。息子も私たちも安心して眠れるのが最高。よりリラックスして眠れます。

ベッドの高さはわずか14.5cm。2歳の息子が寝返りを打って、落っこちても、ほとんど起きることもありません。すごく安心です。

さらに寝心地についても、妻が「やっぱりまったく違うね〜」と朝イチに口にするほど改善。寝苦しく眠りの浅くなる夏の夜も快適に過ごせそうです。

またシングルのマットレスを2枚並べて使っているので、間の隙間が気になるかと思ったのですが、多少隙間のできることもありますが、思ったよりも軽度で、こちらも問題なく使えています。

もう少し息子が大きくなったら普通のベッドに……と考えていますが、妹や弟ができるなど、さらに幼い家族が増えたらもうワンセット増やすのもありかと思っているほどです。

「本当は布団はイヤだけど、子どもの転落が……」などと考えている方はぜひ試してみてはどうでしょうか? 近くにニトリがあれば、まずは「薄型ポケットコイルマットレス(ZERO LIGHT3)」の寝心地だけでも試してみる価値はあると思います。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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