万年筆を使い始めるには、まずインクを補充する必要があります。補充方法は3つあり、それぞれやり方が異なります。カートリッジやコンバーターは、メーカーごとに形状が決まっているため、万年筆に合ったものを用意しましょう。

インクの補充方法は3種類!
万年筆にインクを入れてみよう

万年筆に合った方法でインクを補充する

万年筆のインク補充方法は主にカートリッジとコンバーターが使える両用式と、尻軸を回して吸い込む吸入式があります。

カートリッジは、首軸に差し込むだけでインクを補充できるので、扱いが簡単で手軽ですが、ランニングコストは少し高くなります。

コンバーターは、カートリッジの代わりに取り付けることで、吸入式同様、瓶からインクを直接吸入して使うことができます。

吸入式は、本体内部にインクを吸入する機構を内蔵しています。好みのインクを使えて、内蔵するインク量が多いのが長所です。しかし、洗浄などメンテナンスが難しい欠点もあります。

カートリッジ・コンバーターは規格に注意

画像: 【万年筆のインクを補充する方法】カートリッジ/コンバーター/吸入式の3種類のやり方を画像解説!

カートリッジやコンバーターは、メーカーごとに形状が決まっている。写真の左はラミー、右はパイロットの万年筆用だ。接続部の形状が大きく異なる。ただし、欧州統一規格に沿った万年筆の場合は、同じカートリッジを使える。

カートリッジを万年筆に挿す

画像1: カートリッジを万年筆に挿す

万年筆に合ったカートリッジを用意する。ここでは、パイロットの「コクーン」を使うので、パイロットのカートリッジを用意した。

画像2: カートリッジを万年筆に挿す

キャップを外し、首軸と胴軸を外す。

画像3: カートリッジを万年筆に挿す

首軸をしっかり手に持って、カートリッジを差し込む。なお、差し込んだ後で抜くと、インクが漏れてしまう。一度差し込んだら、カートリッジが空になるまで抜かないようにしたい。

画像4: カートリッジを万年筆に挿す

首軸と胴軸を接続して、インク補充作業は終了だ。試し書きをしてみて、インクが出てこないときは胴軸を外して、軽くカートリッジをつまんでみよう。強くつまむとインクが飛び出るので注意。

コンバーターを使ってインクをセットする

画像1: コンバーターを使ってインクをセットする

まず万年筆に合ったコンバーターを用意して、首軸に差し込む。コンバーターは基本的に万年筆本体と同じメーカーが提供しているものを使う。

画像2: コンバーターを使ってインクをセットする

コンバーターの先を左に回して、ピストンを前に押し出す。パイロットなどプッシュ式を採用しているコンバーターでは、ここは何もしなくていい。

画像3: コンバーターを使ってインクをセットする

インクにペン先全体を浸してから、コンバーターの先を右に回すとインクが吸い込まれる。プッシュ式のコンバーターでは、ここで何度か先を押し込む。

画像4: コンバーターを使ってインクをセットする

ペン先の余分なインクをティッシュなどで軽く拭き取る。

画像5: コンバーターを使ってインクをセットする

インクが補充できたら、このように外からどのくらい入っているかが確認できる。

画像6: コンバーターを使ってインクをセットする

首軸と胴軸を接続して、作業は完了。

吸入式の万年筆にインクをセットする

画像1: 吸入式の万年筆にインクをセットする

胴軸をしっかり持って、尻軸(本体尾部)を左に回すと内部のピストンが上がっていく。

画像2: 吸入式の万年筆にインクをセットする

インクにペン先全体を浸す。尻軸を右に回すと、インクが吸い込まれる。

画像3: 吸入式の万年筆にインクをセットする

余分なインクをインク瓶の縁で軽く落とす。

画像4: 吸入式の万年筆にインクをセットする

ティッシュなどでペン先のインクを拭き取れば、作業は完了だ。

◆監修者:高畑正幸

※この記事は『「手書き」をとことん楽しむ万年筆・ガラスペン入門 』(マキノ出版)に掲載されています。



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