執筆者のプロフィール

千秋(ちあき)
インドアな仕事をしながら、最近になってアウトドア・レジャーもいいなと思い始めたものの、本格的な登山をするほどではない「やわらかアウトドア」派。どちらかというとやや陰キャ。カメラ、コンピューター、デジタルガジェットも好きで、ネットショップ、ホームセンターあるいは百円ショップでも「安いけどお得な感じ」なものはないかと考えるのが好き。
焼き芋のあの甘い香りが恋しい
もっと簡単にできればいいのに

ドウシシャ「甘熟焼き芋&BIGオーブントースター OTX-111」。左手前の「甘熟焼き芋ケース」と右奥のオーブントースターのセットです。
スーパーマーケットや青果店(いわゆる「八百屋さん」)の店頭で焼き芋を焼く甘い香りがただよっていると、みなさんもつい足を止めてしまうことはありませんか。筆者が東京都内に住んでいた子どものころには、石焼き芋の移動販売車の姿も見かけました。新聞紙にくるんで売ってもらった焼き芋の香りや感触も、忘れられません。そのせいか、焼き芋というとなんとなく、子どものころの冬の楽しい記憶を連想します。

公称サイズは幅34.5×奥行34.0×高さ23.0cm、重さは4.0kg(受け皿・甘熟焼き芋ケースをのぞく)です。
焼き芋を作るのは簡単ですよね。サツマイモを洗って焼くだけですから。それなのに、このところ焼き芋は筆者にとって「日常的な食べ物」にはなっていませんでした。なぜだろう。おいしく焼くのにそれなりに時間がかかるからかも。

本体のほかに「甘熟焼き芋ケース」とハンドル、受け皿が付属します。
土鍋のような焼き芋鍋をガス台で使っていたこともありました。ただ、できれば専用器具よりもいろいろな用途に兼用できるほうが便利ですよね。そのためか、最近はイモを買ってきても、蒸し器でふかすばかりで焼き芋にしていませんでした。そして残念ながら、焼き芋のあのいい香りはふかし芋では味わえません。

「甘熟焼き芋ケース」とハンドル。ケースはトレイ、フタ、専用網で構成されています。
そんなおりに目にしたドウシシャの「甘熟焼き芋&BIGオーブントースター OTX-111」はいわば、大きめなサイズのオーブントースターに専用の焼き芋メーカーが付属するセットですが、ふだんはオーブントースターとして使用でき高い汎用性があります。寒くなってきて焼き芋の香りを思い出したところで気になります。そこで、使ってみることにしました。
焼き芋メーカーで有名なドウシシャの製品
食パンなら4枚同時に焼ける広い庫内
株式会社ドウシシャのプレスリリースによれば、現在は「第4次焼き芋ブーム」なのだそうです。そして筆者は不勉強で知らなかったのですが、同社が2017年に発売開始した焼き芋メーカーは「累計出荷台数が10万台を超える『単機能型ホットプレート』としては異例の大ヒット&ロングランを記録」しているのだとか(同社プレスリリースより引用)。

「甘熟焼き芋ケース」を庫内にセットしたところ。
「甘熟焼き芋&BIGオーブントースター OTX-111」(実勢価格8,000円から9,000円程度)は前述のように、オーブントースターと「甘熟焼き芋ケース」をセットにした商品です。単機能型ホットプレートも焼き芋以外の調理に応用は可能ですが、オーブントースターである本製品はほかの調理にもより使いやすいでしょう。

受け皿を庫内にセットしたところ。受け皿は正方形で、約26cm四方の大きさです。
オーブントースターとしては、定格消費電力1,100Wと十分な性能を持ちます。温度調節は80〜240℃で可能。タイマーも最長60分まで。受け皿と「甘熟焼き芋ケース」、ハンドル、取扱説明書(保証書付)のほかにレシピ集も付属します。

B5レポート用紙を入れて、大きな庫内寸法を可視化しました。庫内の有効寸法は、幅28×奥行26.5×高さ9cm。
専用の「甘熟焼き芋ケース」はサツマイモを2本並べて焼くことができます。イモの直径は5cm、長さは22cmまで。そのため、このケースが入るオーブントースターの庫内も広く、食パンならば4枚を同時に焼くことができます。直径25cmのピザも入ります。

「甘熟焼き芋ケース」に入るイモのサイズは直径約5cm、長さ約22cmまで。「大きな焼き芋がいいなあ」と欲張って筆者が選んだイモは直径約6.7cmもありました。小さいほうが火の通りも早いですよね。