ローランドは、デジタルピアノの「FPシリーズ」に新モデルとして本格的なピアノの音色とタッチ感を兼ね備えた「FP-E50」をラインアップに追加した。本製品は、多彩な音色を内蔵し、自動演奏、弾き語りなどで、カジュアルにピアノを楽しめる機能を盛り込んだモデルとなっている。
ローランド
FP-E50
●実売価格:13万2000円程度
ローランドは、デジタルピアノの「FPシリーズ」に新モデルとして本格的なピアノの音色とタッチ感を兼ね備えた「FP-E50」をラインアップに追加した。本製品は、多彩な音色を内蔵し、自動演奏、弾き語りなどで、カジュアルにピアノを楽しめる機能を盛り込んだモデルとなっている。
グランドピアノさながらの弾き心地で、初心者から上級者まで、幅広く演奏が楽しめるモデルで、本製品に搭載されている「スーパーナチュラル・ピアノ音源」は、アコースティック・グランドピアノならではの音の響きを忠実に再現している。無段階の音色変化や自然な減衰音が特徴で、繊細な表現から迫力のあるダイナミックな表現まで、思い通りの演奏を実現することができる。また、ハンマー・アクションを搭載した88鍵の「PHA-4スタンダード鍵盤」は、弱音時のクリック感と、白鍵は象牙調の質感を備えており、繊細なタッチにも応えてくれる。
音色には、「JUPITER-X」や「FANTOM」など、ローランドのフラッグシップ・シンセサイザーと同じ音源システム「ZEN-Core シンセシス・システム」を搭載しており、同社の名器のサウンドをはじめとして、ブラスやストリングス、ギター、ベース、ドラムなど、全部で1018種類もの音色を楽しむことが可能となっている。ピアノの音に、「ZEN-Core シンセシス・システム」の音色を自由に重ねたり、スプリット機能を使って、左手と右手に異なる音色を割り当てたりして楽しむこともできる。
また、「ZEN-Core シンセシス・システム」を利用した新しい自動伴奏機能も搭載しており、1人でもフルバンド・アレンジの演奏を楽しむことが可能となっている。プロの作曲家によって新しく作成された177種類の伴奏スタイルは、ポップスをはじめ、ジャズやロックなど、さまざまなジャンルが用意されており、指1本でコードを検出する初心者向けのモードから、鍵盤全体でコードを検出する上級者向けのモードまで、演奏レベルに合わせて伴奏をつけることができる。さらにインタラクティブ機能を使用すると、演奏に合わせて伴奏のアレンジや音量がリアルタイムに変化。また、コード・シーケンサー機能を使用すると、あらかじめ組まれたコード通りに伴奏が進行し、右手だけでも簡単に演奏できるようになっている。
本製品には、マイク端子とボーカル・エフェクトが搭載されており、1台で弾き語りを楽しむこともできる。ハーモニーでは、鍵盤で演奏したコードに従って、リアルタイムで声を重ねることが可能で、ボイス・トランスフォーマーでは、声色を変えたり、ロボット・ボイスに変えたりすることもでできる。また、外部スピーカーと接続すれば、広い会場でのライブ演奏にも使える。
Bluetoothオーディオ/MIDI機能や多重録音機能、そして電子楽器を楽しむコンテンツを提供する「Roland Cloud」と使用すれば、デジタルならではの楽しみ方が可能で、Bluetoothオーディオ/MIDI機能により、スマホやタブレットをワイヤレスで接続して、ピアノ本体のスピーカーから好きな音楽を再生したり、レッスン動画などを再生して一緒にピアノを演奏したりすることが可能。
Bluetooth/MIDIを使用すると、同社の「Zenbeats」などの無料アプリを使って音楽制作もでき、本体にも、作曲に便利なオーディオの多重録音機能を内蔵しているから、伴奏、左手と右手、ボーカルなど、1ステップずつ録音しながら、曲を作り上げることができる。さらに、「Roland Cloud」と連携すれば、多彩な伴奏スタイルや音色を追加することができ、世界的なヒット曲をイメージした伴奏スタイルや、各地域で人気のジャンルに合わせてプロが作り上げた新しい伴奏スタイルと音色がセットになった「Z-Style Packs」で、さまざまな演奏を楽しむことができる。
本製品には、自宅でピアノ演奏を楽しむ方向けとして、ピアノ本体と統一感のあるスタイリッシュな外観の専用スタンド「KSFE50」と専用ペダル・ボード「KPD-70」(いずれも別売)を用意している。
◆ローランド:「FP-E50」 の公式サイト。
※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更されている場合があります。