近年、体重に課題を抱えるビール好きへの回答として登場した、糖質ゼロビールはとてもありがたい存在。なかでも「PSB」こと『パーフェクトサントリービール』は、ビールらしい味わいが特徴だ。そこに今回ニューフェイスとして、日本初の糖質ゼロ黒ビール缶サントリー『パーフェクトサントリービール〈黒〉』が加わった。その旨さを飲み比べてみよう。
『パーフェクトサントリービール』とは
2021年に発売された『パーフェクトサントリービール』(350ml缶/アルコール度数5.5%・参考価格 税込211円・発売中)は、糖質ゼロでありながらビールらしさを感じることで人気、2023年1〜8月の販売実績は前年比103%を記録したという。
特徴は、麦芽に希少な「ダイヤモンド麦芽」を一部使用し、麦芽を仕込釜で煮出し、麦汁を抽出する工程を3回行い(トリプルデコクション)、糖質の元となるでんぷんを分解。糖質がゼロになるまで酵母の力でじっくり醗酵させることで、糖質ゼロでもALC.5.5%の力強い飲みごたえを実現したという。
新顔『パーフェクトサントリービール〈黒〉』が登場
10月からの酒税改正でビールカテゴリーが引き下げられるなか、サントリー『パーフェクトサントリービール〈黒〉』(350ml缶/アルコール度数5%・参考価格 税込211円・2023年10月3日発売)が数量限定で新登場。
黒ビールとは、黒色〜濃褐色をしたビールのことで、淡色麦芽と濃色麦芽をブレンドしているのが特徴。黒い色は、高温で焙煎・乾燥させてつくる濃色麦芽の色合いで生まれるもの。日本での販売数は少ないながらも、黒ビール独特の苦みや甘みに魅せられる人も少なくない。
『パーフェクトサントリービール〈黒〉』の麦芽は、上質で深いコクが特徴の「ダイヤモンド麦芽」と、上品な香ばしさが特徴の厳選された「黒麦芽」を一部使用している。ホップの配合比率と醗酵条件を調整して、黒ビールらしく仕上げられているそう。
改めて『パーフェクトサントリービール』を味わう
では最初に『パーフェクトサントリービール』から、飲んでいこう。
きれいな黄金色で、きめ細かい豊かな泡が立ち上っていく。
飲むと、泡と共に炭酸とアルコールがガツンとくる。5.5%がいい仕事しているなぁ。後からしっかりビールらしい苦味もくるが、麦芽の旨味もあってキレが良くてうまい。
新登場の『パーフェクトサントリービール〈黒〉』を味わう
いざ、『パーフェクトサントリービール〈黒〉』に挑む。
香りが違う! カラメルのようなほんのり甘く香ばしい香り。色は黒に近い濃褐色。
クリーミーで豊かな泡立ちは、黒ビールに求める重要な旨さのひとつ。この黒ビールは酸味が控えめで、柔らかい甘みとふくよかな味わいがおいしい。黒ビール特有のほろ苦さもあるが、後味はすっきり、重たくない。ハーフ&ハーフに近いような飲みやすさを感じた。
入手は酒類取扱店にて。
【お酒は20歳になってから】