ワイルド・カクテルの代表格「ジャック&コーク(ジャックコーク)」の缶製品『ジャックダニエル&コカ・コーラ』(2023年)に、糖類ゼロ版『ジャックダニエル&コカ・コーラ ゼロシュガー』が追加。もはやワイルドなんだかジェントルなんだか…、わからないので飲んでみよう!
テネシーウイスキー「ジャックダニエル」に甘いコーラを混ぜる”後先考えない系”カクテルに、ギルティーフリーのゼロ系追加!
コカ・コーラ(コーク)にお酒を加えて作るカクテル「コーク(コーラ)ハイ」。その中でもウイスキー&コークはポピュラーで、ロッカーのラッパ飲みイメージで知られるテネシーウイスキーの代表格「ジャックダニエル」(ブラウンフォーマン社/国内ではアサヒビールが取扱)に、甘いコーラを注ぎ込んで作るワイルドなカクテルが「ジャックコーク/Jack and Coke」だ。
不良丸出しのベテラン爆音系ロックバンド「モーターヘッド」のベース&ダミ声ヴォーカル、故・レミー・キルミスターが愛飲したことでも知られる。
今回、サンプルを提供いただいたので、いち早く紹介する。
改めて『ジャックダニエル&コカ・コーラ』(発売中)を飲むと、バニラ香でほの甘い琥珀のアルコールに黒い炭酸飲料で糖分を加えることで生まれるギルティな美味はやっぱり格別。ガツンと来る飲み口とスパイシーさの共演は、ついつい飲み過ぎてしまうおいしさで、糖分とともに今後のことを考えないところもワイルドの由縁だ。
ただワイルド一辺倒ではいろいろ体調面が不安だ。そんな現実的な人々の声に答えるべく登場したのが、糖類ゼロ版『ジャックダニエル&コカ・コーラ ゼロシュガー』(350ml缶/7%アルコール・税込231円・2024年4月1日発売)。筆者も体重面では課題を抱えているので、この展開は素直にうれしい。
今回は両製品ともメーカーにサンプル提供していただけたので、飲み比べてみたい。
そもそもコーラ自体も、酸味を抑えてスパイシーさが際立つ「コカ・コーラ ゼロシュガー」が好みというのもある。そもそもウイスキー自体は蒸留酒(スピリッツ)に分類されるので、糖質はほぼゼロに近い。そこにコーラ ゼロの相性は良いはずなのだ。
糖類ゼロ版『ジャックダニエル&コカ・コーラ ゼロシュガー』を飲んでみたら、好みが上書きされた!
もちろん見た目に変化はないが、糖類ゼロ版『ジャックダニエル&コカ・コーラ ゼロシュガー』を飲んでみた。なるほど、酸味よりもスパイシー主体のコーラ ゼロに蠱惑のアルコール感はごく自然。もちろん甘いのだけれど、ストイックなイメージが強調されて、スーツでドレスアップした不良のような、いい感じの味わいに。
もちろん、従来よりもギルティフリーなわけだが、きちんと悪魔的な味わいがうまい。アルコール7%の重みもストレートに感じられる、こっちの方が個人的には好みだ。ハイボールばかり飲んでいて少々飽きた、パンチの効いたRTDを飲みたいが糖質は抑えたい人の新たな選択肢になるだろう。
ただ、糖質たっぷりのジャンクなおつまみを食べたくなってしまうのが困りもの。
[お酒は二十歳になってから]