NTTソノリティから、未来感たっぷりのオープンイヤー型オーバーヘッド耳スピーカー『nwm ONE(ヌーム ワン)』が誕生しました。耳元が音のベールに包まれるような不思議な使用感で、今までにないサウンド体験ができます。製品発表会ではアンバサダーの磯村勇斗さんなどがゲストで登場し、商品の感想を語りました。
耳から浮いてる…!?近未来の設計
オーバーヘッド型のヘッドホンなのにスカスカな設計、でも音漏れは全然せず、周囲の人とスムーズに会話ができる。そんな次世代の音響デバイス『nwm ONE(ヌーム ワン)』(ワイヤレス・Bluetooth/約185g・税込39,600円/2024年7月18日発売)の発表会が7月16日に開かれました。
NTTの音響ブランド『nwm(ヌーム)』
nwm(ヌーム)はNTTグループ初の音響ブランドです。2022年から周囲の音漏れを最小限に抑えるパーソナルイヤースピーカー「耳スピ」シリーズを展開し「長時間装着で耳が疲れる」「周囲の音が聞こえにくく危ない」「耳がふさがれてて会話ができない」など、イヤホンが持つ問題点を解消してきました。今回発売のnwm ONEは、オープンイヤーの課題であった音質を最大限に引き上げ、スピーカーのような広がりの高音質サウンドを実現したフラッグシップモデルに仕上がっています。
実際に装着して体験してみた
まず特徴的なのが、耳当て部分がオープンになった軽やかなデザイン。密閉されていないので蒸れがなく、外部からの音や呼びかけがよく聞こえる構造です。オープンなのに音漏れが気にならないのは、NTT独自の「PSZ技術」のなせる技。ある音波に逆位相の波形を重ねると音が消えるという原理を応用し、音を閉じ込めた空間を作ることで周囲への音漏れを防いでいます。
では実際、どんな使い心地なのでしょうか。筆者がヘッドホンを装着したところ、臨場感のあるクリアなサウンドが一気に耳元で広がりました。なのに誰かに話しかけられると、当たり前のように会話ができてしまいます。耳はみずみずしい音楽に浸っているのに、外からの呼びかけはすっと自然に入ってくる……今まで感じたことのない不思議な感覚です!
周囲への音漏れも感じられず、使用している人の耳元に5cmまで接近してようやく「ちょっと音が聞こえるかな?」という程度。音楽の流れる空間が、耳元だけに出現している状態と言えばイメージしやすいでしょうか。
再生や一時停止などを操作できる「マルチファンクションボタン」、音量を調節できるボタンが左耳の後ろについている
アンバサダーの磯村勇斗さんらも『nwm ONE』を体験!
この日はゲストとして、俳優の磯村勇斗さん、音楽家の長岡亮介さん、ファッションモデルの秋元梢さんがステージ上で『nwm ONE』を体験しました。みなさんが耳に装着するなり「おー、すごい!」「こんなに音が流れてるのに、持ったときは何も聞こえなかった」と、驚きの声を口にしています。
「耳スピ」からアンバサダーを務めている磯村勇斗さんは「イヤホンタイプのときも驚いたけど、今回はより広く音のベールに包まれているイメージ。ヘッドホン型だけどとても軽いので、長時間でもつけられるのが魅力的です」とコメント。長岡亮介さんは「耳元の空間全体で音が鳴ってる感じ。開放的で気持ちがいいです」と感想を述べました。また秋元梢さんはデザインに言及。「シンプルだけど物足りなさのないデザイン。軽い付け心地で髪の毛に跡がつきにくいし、大ぶりのピアスも違和感なくつけられるのでファッションを楽しみたい方も使えるのでは」と印象を語りました。
ビジネスシーンにも活躍する
なお『nwm ONE』には、NTTの長年の電話音声研究によって培われた「Magic Focus Voice」という技術を搭載しています。周囲の音をカットしてクリアな声を届けるという特許技術で、にぎやかな場所からの通話やオンライン会議でも相手にストレスを与えにくい仕組みになっています。音楽やエンタメコンテンツを楽しみたい時はもちろん、ビジネスシーンでも便利に使えそうです。
まとめ
「共存」をコンセプトにした『nwm ONE』は、音楽を楽しみながら家族や仲間の声も聞き漏らさない特別な仕様になっています。仕事中や移動中、家事育児中など、いろんなシーンで活躍してくれるでしょう。市場想定価格は39,600円前後(税込)。
なおnwm ONEは、下記のイベントなどでサウンド感を体験することができます。耳元と外からの音、両方がクリアに聞こえる不思議なあの感じ。よければぜひ体感してみてくださいね。
『nwm ONE』を体験できるイベント開催!
「夏のヘッドフォン祭mini2024」
日時:2024年7月27日(土) 11:00~18:30
場所:ステーションコンファレンス東京 6F(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー)
※出展ブース場所:605A 入口前付近 ⑯nwm(ヌーム)
イベントURL:https://www.fujiya-avic.co.jp/shop/pg/1headphonefes-2024sm/