人気を二分するチョコレート菓子「きのこの山」と「たけのこの里」。きのこ側は今年7月より「日焼けしちゃった? きのこの山のジク ココア風味」「チョコつけまちがえちゃった!?きのこの山 塩チョコ味」と奇をてらった戦略で圧倒してきたが、ここにきて「たけのこの里」が逆襲開始。味で勝負という『チョコぬぎません たけのこの黒(くろ) 黒糖味』を食べてみた。
チョコ部分を脱いだら、もはやそれは”きのこ”じゃないじゃん!?
今年7月10日より始動した「きのこたけのこ ENJOYear」プロジェクト。ただ第1弾「日焼けしちゃった? きのこの山のジク ココア風味」第2弾「チョコつけまちがえちゃった!?きのこの山 塩チョコ味」と立て続けに「きのこの山」製品の連発で、「たけのこの里」ファンは胸中穏やかでなかったと思う。
そんななか、「たけのこの里」サイドの新製品が、第3弾でいよいよ登場。それが明治『チョコぬぎません たけのこの黒(くろ) 黒糖味』(61g・オープンプライス・2024年9月3日発売)だ。ただチョコ部分(きのこのカサ部分)を脱いでフォルム自体を変えてきた「きのこの山」とは違い、かたちはおなじみのたけのこフォルムのままである。
「脱がないことがどれだけ大変なのか」(とにかく明るい安村)
この脱がないという決断こそが、今回の『チョコぬぎません たけのこの黒(くろ) 黒糖味』の鍵になっているようだ。「きのこの山・たけのこの里 2024年夏グローバル大使」として活動する”とにかく明るい安村”もまた、その部分に強く共鳴しているという。
では「たけのこの里」はなぜ脱がなかったのか。それは味に対する深いこだわりだったようだ。「きのこの山」はチョコレート(カサ部分)+クラッカーという基本構成を崩した(脱いだ)のに対し、チョコレート+クッキーで生み出すおいしさをココアビスケットにアップデートし、ホワイトチョコレート+沖縄産黒糖というエッセンスを加えたプラスアルファの製品作りを行ったということである。
『チョコぬぎません たけのこの黒(くろ) 黒糖味』を食べてみた〜ホワイトチョコと黒糖がとんでもない極上ハーモニーを生み出した!
では実際に『チョコぬぎません たけのこの黒(くろ) 黒糖味』を食べてみよう。名称が、たけのこの”里”ではなく黒糖の”黒”になっていることに注意したい。
箱を開けて封を切ると、ふんわりとした黒糖の香ばしい香りがした。えぐみを感じさせない、上質な沖縄産の黒糖(こくとう)とホワイトチョコレートのミルキーな甘い香りが、実に見事なハーモニーを生み出している。
食べてもそのハーモニーは続く。まろやかなミルク感に大地の滋味を感じさせる黒糖の甘みが合体し、サクほろで崩れるココアビスケットが全体をまとめ上げる。これはおいしい。いや、本当にすごい組み合わせ。黒糖に黒いチョコレートはよくあるが、ホワイトチョコレートがこんなに合うとは思わなかった。
ざらつく表面で手が汚れるのも構わず、次から次へと手に取りたくなるマジカルなあとを引くおいしさ。もともとの「たけのこの里」のおいしさを、こんなふうに進化させることができるなんて、すごい。
「たけのこの里」の逆襲:ラップで圧倒する『たけのこの黒「TAKENOKO NO -KURO-」篇』も公開!
パンツを黒に履き替えて、たけのこの里の逆襲を表現した歌詞をとにかく明るい安村が熱烈にラップする動画『たけのこの黒「TAKENOKO NO -KURO-」篇』も本日より公式サイト内「CMギャラリー」( https://www.meiji.co.jp/products/brand/kinotake/ )で観られる。たけのこ派の人はきっと胸を打たれて、余計に『チョコぬぎません たけのこの黒(くろ) 黒糖味』も感慨深いおいしさになるはずだ。