部活ママに教えてもらった残暑の熱中症対策!タンスのゲン「冷感ジェルアイテム」を最大限活かした使い方

レビュー

まだまだ油断すると危ない残暑が続きますが、子どもの部活やスポーツ活動をサポートしているママ・パパも多いのではないでしょうか? そんな知人の部活ママさんに教えてもらった「冷感ジェルアイテム」の使い方が、熱中症防止に超本気で実用的なことに感心したので、みなさんにご紹介したいと思います。

齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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気持ちはいいけど、さほど実用的ではないと思っていた「冷感ジェルアイテム」

自宅で冷蔵庫に入れておいてリラックスタイムに使うくらいだった

タンスのゲン「冷感特化ヘアバンド」(実勢価格1,333円税送料込)。肌触りもよく、冷やして使うと気持ちいいのですが、それ以上のアイテムではない印象でした。

 

自分でも呆れるくらい、さまざまなアイテムやガジェットを試して、記事を書いている筆者。気になるものは、可能であれば積極的に試して、多くの方に紹介したいアイテムは記事化。残念ながら、それほどでもないアイテムは、そっとしまい込んでしまうことも多いのです。

 

そんななか、試してみてよかったら、どこかで記事にしてくださいと提供いただいていたのが、タンスのゲンの「冷感特化ジェルアイテム」。やわらかく、サラッとしたナイロン生地のなかにグリセリン40%、水30%、ポリアクリルアミド28%、ニリン酸カリウム2%のジェルが入った、いわゆる冷感アイテムです。

 

タンスのゲン「冷感特化クールアームカバー2枚組」(実勢価格2,599円税送料込)。テニス少年少女たちのいちばん人気だったのは、この「冷感特化クールアームカバー2枚組」。

 

冷蔵庫や冷凍庫で1〜2時間ほど冷やすと、30分ほどひんやり感が持続します。「冷感特化ヘアバンド」(実勢価格1,333円税送料込)と「冷感特化ヘッドマスク」(実勢価格2,222円税送料込)、「冷感特化クールアームカバー2枚組」(実勢価格2,599円税送料込)を試しました。繰り返し使え、冷蔵庫や冷凍庫の隙間に入れておけば、冷え冷えになるので、コストパフォーマンスは悪くないのですが、自宅での仕事の合間やお風呂の後などに「冷たくて気持ちいい〜」とはなるものの、筆者の生活のなかでは「クーラーの温度を少し落とせばいいのでは?」くらいの活躍しかしてくれないのです。

 

タンスのゲン「冷感特化ヘッドマスク」(実勢価格2,222円税送料込)。自宅でのいちばん人気。装着すると、多くの人が寝落ちするほどの気持ちよさです。

 

頭と目元を覆うようにかぶる「冷感特化ヘッドマスク」は、目元も冷えて、目の疲れも癒やしてくれるように感じるのでかなり気持ちいいのですが、ぶっちゃけどうしてもほしいというほどの購入動機にまではならないといった印象でした。まあ、記事化して、大々的におすすめするほどのアイテムだと思わなかったわけです。

 

しかし、この件を知人の部活ママに話すと「いらないなら頂戴! 大げさではなく命に関わるレベルでいくつあってもいいの!」というので、いったいどうして、そんな重要で、どんな風に使っているのかを具体的に聞いてみました。

 

夏の部活・スポーツで冷却・熱中症対策はある意味勝利の必須条件

試合や練習に出る子どもたちはもちろん、サポートにきた親も冷却しないと危険

テニスの部活の練習や合宿、試合などの際には暑さ対策で写真のようにそれぞれ個人がクーラーボックスを持ち歩いているといいます。

 

筆者は北海道に住んでいるので、さすがに関東圏のように天気予報の気温が40度近いような酷暑を体験することはまずありません。今回、お話を聞いた部活ママさんも北海道の方なので、そこまでの暑さになることはないようですが、北海道でも天気予報の最高気温が30度を超えることは珍しくなくなり、実際にプレイを行うコートは、直射日光で、それよりも温度が高くなるのは当たり前だといいます。

 

北海道ですら、屋外の夏のスポーツは30度を軽く超える気温のなかでの戦いになるわけです。筆者も日課としてランニングをするのですが、気温が30度を超える条件では、身体の動きも悪くなり、場合によって気分が悪くなり、走るのを途中で諦めることもあります。

 

観戦スタイルはクーラーボックスを椅子にしたスタイルがスタンダード。夏はクーラーボックスなしでは部活が成立しないといえるレベルだそうです。

 

部活ママさんの子どもは、小学生、中学生、高校生のすべてがテニスをしているのですが、大会当日が暑く、うまく冷却をサポートできなかった大会などでは、熱中症気味で棄権敗退も意外とよくあるといいます。また、棄権するほどでなくても、やはり暑さに体力を奪われたり、ぼーっとしてしまったりといった影響が出ると勝てる試合も勝てないわけです。

 

そのため、子どもたちの身体に熱がこもりすぎたりしないように、テニスの場合は、それぞれが小型のクーラーボックスを持って歩いており、このなかに飲み物やネッククーラーやネックリング、氷などを入れており、試合や練習に合間には椅子として使っているといいます。

 

クーラーボックスの中身の一例。このときはサポートに入った部活ママさんが「車載冷蔵庫」でキンキンに冷やした「冷感特化ヘアバンド」が入っていました。

 

しかし、試合や練習に参加している子どもたちだけではなく、そのサポートにきているはずの親たちも、しっかりと暑さ対策をしていないと、子どもたちよりも先に暑さで気分が悪くなることも珍しくなく、サポートにきたはずが、多くの方にサポートされる事故もよく発生するといいます。

 

そこで知人の部活ママは、暑い時期はさらなる暑さ対策をするといいます。それが「冷却ジェルアイテム」といっしょに「車載冷蔵庫」と「ポータブル電源」を活用する方法。

 

「冷却ジェルアイテム」+「車載冷蔵庫」と「ポータブル電源」

部活ママさんが使っている「車載冷蔵庫」と「ポータブル電源」。「ポータブル電源」の容量は約1,000Whだといいます。当然、キャンプでも便利。

 

我が子を暑さから守るだけでなく、子どもの友人のピンチも救えた

部活ママの夏は、暑さとの戦いだということはわかってもらえたかと思います。では、実際に、どのように「冷感ジェルアイテム」を使っているかというとポイントは「車載冷蔵庫」と「ポータブル電源」だといいます。

 

「ポータブル電源」は車中泊やキャンプ、そして、今や防災グッズとしてかなり普及率が上がっています。しかし、実際に活躍するシーンは年に数回という方も多いのではないでしょうか。部活ママさんがいうには「車載冷蔵庫」との組み合わせで、部活ママさんの家の「ポータブル電源」は、夏季シーズンは毎週末に近い頻度の大活躍だそうです。ちなみに部活ママが使っているポータブル電源は1,000Whクラスでした。

 

マイナス20度の設定した「車載用冷蔵庫」ですが、実際にはマイナス13度程度まで冷えていたそうです。当たり前ですが、飲み物なども冷やしています。

 

そして、それほど知られていないのが「車載用冷蔵庫」でしょう。こちらも部活ママさんのうちでは、元々キャンプ用に購入したというのですが、マイナス20度まで設定できるという「車載用冷蔵庫」で容量は約15L。家庭用交流電源用のコンセントとクルマのシガーソケットのどちらからも電源供給が可能で、ちょっと大ぶりなクーラーボックスサイズなので、クルマに積んで試合や練習の日はだいたいマイナス20度に設定して「ポータブル電源」から電気を供給。「冷却ジェルアイテム」などを冷やしているといいます。

 

キャンプや災害時をイメージして導入したという「ポータブル電源」ですが、部活のサポートにも活躍してくれているといいます。

 

気になるのが「ポータブル電源」の電気がもつのか? ですが、部活ママがいうには1,000Whクラスで「ポータブル電源」をしっかり充電しておけば、早朝6時や7時くらいから夕方17時くらいまで使っても、電源の残量はだいたい30〜50%は残っているそうです。現在のところ、朝から夕方まで使ってバッテリーが切れた経験はないといいます。

 

子どもたちのいちばん人気は「冷感特化クールアームカバー2枚組」

部活ママさんのお子さんたちがやっている部活がテニスということもあるのでしょうが、実際にお子さんたちのいちばん人気は「冷感特化クールアームカバー2枚組」。

 

子どもたちの部活のサポートは、多くの場合、コートなどの試合や練習会場が確保できる郊外なので、クルマでの送り迎えを兼ねていることがほとんどです。そのため、会場からの距離の違いは多少あっても、だいたい駐車場があります。そこで「車載冷蔵庫」と「ポータブル電源」をクルマに装備して、マイナス20度に設定した「車載冷蔵庫」で「冷感ジェルアイテム」を冷やすといいます。さすがに暑い日が多いので、実際には「車載冷蔵庫」はマイナス15度前後までしか冷えませんが、それでも「冷感ジェルアイテム」や飲み物などを冷やすには十分。

 

本来、冷蔵庫や冷凍庫で1〜2時間ほど冷やせば30分ほど、効果を発揮してくれるタンスのゲンの「冷却ジェルアイテム」は多めに用意してローテーションすれば、ほぼ1日中十分な効果を発揮してくれます。試合や練習に出ている子どもたちの状況をみて、親が「冷感ジェルアイテム」を取り替えにいく必要はありますが……。

 

 

「冷感特化ヘアバンド」は常用に近い感じでローテーションしており、子どもの頭が熱くなりすぎないように気を配っているといいます。

 

また、部活ママの3人の子どもたちによると、いちばん人気は「冷感特化クールアームカバー2枚組」。全員テニスをしていることもあるのでしょうが、適度な締め付け感覚とやわらか冷たい感触がいいのだそうです。そして、常用に近いのが「冷感特化ヘアバンド」。これは複数個用意して、できる限り頭を冷やしておきたいといいます。なぜなら、頭が熱くなりすぎると、試合中の判断力が落ちるだけでなく、後から聞くと試合の後半は暑さでよく覚えていないということもあるからだといいます。

 

部活の現場では不人気ですが、試合後は大人気だというのが「冷感特化ヘッドマスク」です。確かにしっかりと目元まで覆うデザインなので、部活や試合の合間に使うには向いてないでしょう。そのため部活ママさんたちは、試合中などは「冷感特化ヘッドマスク」を太ももの間に挟んで、大きな血管を冷やすように使っているそうです。ただし、部活が終わると、子どもたちは「冷感特化ヘッドマスク」をかぶって、気持ちいいのか、疲れているのか、寝落ちしてしまうこともしばしばだといいます。

 

「冷感特化ヘアバンド」を装着したところ。部活ママさんによるとトーナメント戦では、最終戦に近づくほど試合と試合の感覚が短くなるので、冷却がより重要になるといいます。

 

重要なのは強冷凍モードにした「車載冷蔵庫」で「冷感ジェルアイテム」をドンドン冷やしてローテーションできること。

 

部活ママさんによれば「冷感ジェルアイテム」などの冷却アイテムは、部活に参加する子ども分だけ用意すればよいわけではないといいます。実は前述したようにサポートのきたはずの親御さんの暑さ対策が不十分で、気分が悪くなってしまうこともしばしば。サポートに来たはずが、ほかの保護者のサポートを受けてしまう結果になることも珍しくないそうです。そのため「冷感ジェルアイテム」などは、親の分も含めていくらあってもよいといいます。

 

今回、タンスのゲンの「冷感ジェルアイテム」を実際に使ってもらった試合の際も、娘のチームメイトが暑さで気分が悪くなったのですが「冷感ジェルアイテム」を多めに用意してローテーションしていたので、チームメイトのピンチをサポートしてあげることができましたとのこと。

 

夏の部活ママには、多めの「冷却ジェルアイテム」は必携!

試合や部活の後は「冷感特化ヘッドマスク」をかぶって、そのまま寝落ちということも珍しくないといいます。疲れているのでしょうね。

 

「ポータブル電源」や「車載冷蔵庫」も暑さ対策にぜひおすすめしたい

北海道に住む、筆者や部活ママさんですら、気を付けないと命の危険があると感じる最近の日本の夏の暑さ。そのなかで運動をする子どもたちを見守る部活ママたちにとって、暑さ対策は冗談抜きに死活問題だそうです。しかも、身体に熱がこもれば、判断力は鈍りますし、身体の動きも悪くなる、結果試合に勝てないという悪循環を生み出すので「冷感ジェルアイテム」などの冷却アイテムは必須といえます。

 

そして、すでにキャンプや車中泊のアイテムとして定番化している「ポータブル電源」は、防災アイテムとしても、今や必須といえるアイテムとなっています。しかし、意外と出番が少ないという弱点があるのですが「車載冷蔵庫」との組み合わせで、活躍シーンは劇的に増えるそうです。また、部活ママさんによると「車載冷蔵庫」自体は15,000円前後くらいからあるので、導入のハードルはさほど高くないといいます。

 

さらに部活ママさんは、我が家は、子どもたちが全員ほぼ個人競技に近いテニスをしているので「車載冷蔵庫」や「ポータブル電源」をクルマなどに積んでおくしかありませんが、野球やサッカーといった団体競技なら球場の近くに充電用のソーラーパネルといっしょに設置すれば、チーム全体で使うこともできるのではないでしょうか、といっていました。

 

部活ママさんの夏の暑さ対策「冷感ジェルアイテム」+「ポータブル電源」と「車載冷蔵庫」。実は部活だけではなく、キャンプやアウトドア、災害時の暑さ対策にも対応できそうなので、ぜひ覚えておくとよいのではないでしょうか。

 

<写真提供>
写真提供:部活ママさん

 

<公式サイト>タンスのゲン(https://www.tansu-gen.jp/ )

 

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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