「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『ドバイチョコレート』。ドバイ発祥の高級チョコレートとして有名なドバイチョコが、たったの220円で買えるとは……。有名チョコブランドのリンツ「ドバイチョコレート バー」と食べ比べて、その特徴的な食感と味わいをレビューする!
昨年は売り切れ続出! 爆発的人気を誇るドバイチョコレートをダイソーがいち早く発売!

ザクザク・シャクシャクとした独特な食感がSNS「咀嚼音 ASMR(エー・エス・エム・アール/アスマー)動画」で話題となり、2024年ごろから日本でも爆発的ブームとなっているドバイチョコレート。
ドバイチョコレートとは、ピスタチオクリーム(またはペースト)と、トルコの伝統食「カダイフ」(小麦粉などでできた細麺状の極細麺)をフィリングに混ぜ込み、チョコレートで包んだお菓子のことだ。
しかし、本場ドバイチョコレートは希少性が高く、日本でもプレミアム価格で販売される高級品。ブームと聞いても、なかなか手に取りづらい状況となっている。

そんな消費者の声をいち早く聞きつけたのか、我らがダイソーがこのブームに参入。本場では数千円するドバイチョコレートを、税込220円の格安価格で発売した。『ドバイチョコレート』(3個入/36g・希望小売価格 税込220円・発売中)。
昨年はあまりの人気に完売が相次ぎ、記者が十数店舗回っても手に入れられなかった代物。今年こそはと気合を入れて毎日ダイソーに足を運んだところ、(おそらく入荷とほぼ同時に)購入できた。
いざ! 高級チョコブランド・リンツのドバイチョコレートと食べ比べ!

カカオの絵が描かれた可愛い個包装
ダイソーの『ドバイチョコレート』は、3個入りで200円商品。お手頃価格とはいえ、お高めに感じてしまう。

ドバイチョコレートからインスパイアを受けて作られたリンツ版ドバイチョコレート(右下)
今回は食べ比べのため、リンツ「ドバイチョコレート バー」(税込1,300円)とともにレビューする。ちなみに、ドバイチョコレートは板状が一般的だが、今回はダイソー版に形状の近いバータイプをチョイスした。
カダイフに特化した食感がたまらん! ダイソー『ドバイチョコレート』

個包装を開けると同時にピスタチオの香りがふわりと鼻をくすぐる。1粒13gで結構ずっしりとした重さ。

ひと口サイズで、中のピスタチオカラーが見え隠れするほどチョコは薄め。

いざ食べてみると、ザクザクっと噛み応えのある食感とともに、まったりとしたピスタチオの味わいが口に広がっていく。ピスタチオはペースト状なので、食感はカダイフのみ。

「カダイフ」はトルコ発祥と言われています。
チョコレートの味がほとんどなく、クランチチョコのような味わいにかなり近い。カダイフが味わいの大半を占めている気がする。ひと言で表すなら、チョコ風味のピスタチオクランチと言ったところか。ドバイチョコレートとはおそらく全く違うだろうが、これはこれで楽しめる味だと思う。
チョコとピスタチオのハーモニーがずば抜けてる! リンツ「ドバイチョコレート バー」

続いてリンツ「ドバイチョコレート バー」を実食。袋を開けると、チョコレートの甘い香りが広がる。あ、これはうまい。絶対にうまい。

ミルクチョコレートのやさしい味わい
断面を見てみると、先ほどとは違いチョコレートの層が厚い。ピスタチオの色も濃く、とても濃厚そう。

食べてみると、こちらはサクサクっとした心地よい食感とともに、チョコレートの味わいで口が満たされる。さすがはチョコレート専門店、なめらかさも甘さも抜群においしい!

ダイソー『ドバイチョコレート』(左)とリンツ「ドバイチョコレート バー」(右)の断面比較
後半になるとさらに追撃を加えるように、ピスタチオの濃厚な味わいが重なるようにプラスされる。こりゃあたまらん! ほんのりと塩味もあり、それがチョコの甘さやピスタチオの風味を引き上げているようだ。ピスタチオのつぶ感もあって、食感の変化も楽しめた。
まとめ:同じ名前でも全く別物だった! 食感重視ならダイソー! チョコ重視ならリンツ!

同じドバイチョコの名前を冠していても、味わいは全くの別物。甲乙をつけにくいだろう。そもそも、リンツ「ドバイチョコレート バー」も本場ドバイチョコレートではないので、これが本場の味わいというわけではないと思うが。
なお最近では、チョコレートメーカー各社からドバイチョコレートが発売されている模様。
その前提を踏まえたうえで、チョコ感もたっぷり味わいたいならリンツ「ドバイチョコレート バー」、ザクザク感を存分に楽しみたいならダイソー『ドバイチョコレート』がおすすめだ。
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