ドライブの際、子どもに動画を見せていませんか。我が家の車内はすっかりYouTubeシアター。ただ、気になるのがタブレットを顔の近くで見すぎること。「近い!」と注意するのにも飽きたので、車載モニターをAndroid端末のように使える「OTTOAIBOX P3 Pro」を試してみました。

「タブレットをもっと離して!」と注意するのに疲れた
5歳の息子、その後に続く次男もタブレットが近すぎるのが気になる

USBで接続するだけで認識し、車載モニターでYouTubeがみられる「OTTOAIBOX P3 Pro」。
毎日の保育園や学校、塾や習い事の送り迎えの際にクルマを使っている方は多いでしょう。筆者もそんな1人です。そして、そんな車内で子どもたちはどう過ごしていますか? 我が家ではYouTube!
5歳の息子はシートベルトを締めるなり「iPadはどこ?」「インターネット共有をお願いします」がお得意のフレーズになっています。クルマの中でおとなしくしていてくれるなら、それはそれで問題はありません。
ただし、気が付くとびっくりするくらいタブレットを顔に近づけてみていることがあるのです。「近い!」「離して!」「目によくない!」。ほぼ毎日、すでに何百回、いや何千回、注意したことでしょう。直りません。

気が付くと、かなり顔をタブレットに近づけて没頭する5歳の息子。
注意したそのときはタブレットを離します。しばらくすると元の木阿弥。YouTubeに、Robloxと、どうしても現代社会では、子どもたちがタブレットに顔を近づけてしまうのを防ぎづらくなっています。そこで、なにか、抜本的な解決策はないかと考えたのです。
結果、車載モニターでYouTubeなどの動画を楽しめるようにすれば、不自然なほど顔を近づけて見ることもなくなると考えました。ですが、ここには、意外なほど大きな壁があったのです。
スマートフォンをそのままつないでも車載モニターで動画はみられない
車載モニターをAndroid端末のように使える「OTTOAIBOX P3 Pro」

各アプリの細かな設定は必要ですが、基本的にUSBで接続するだけで認識します。
スマートフォンを車載モニター=搭載されているナビシステムに接続すれば、そのままYouTubeなどの動画がみられるのでは? と多くの人が考えるでしょう。2020年以降の新車であれば、多くがAppleのCarPlayやAndroid Autoに対応したカーナビを搭載しているので、つなぐだけと考えるのが普通です。
しかし、つないでみると、YouTubeやNetflixといった動画アプリが使用できないことに気が付くはずです。CarPlayやAndroid Autoは、ナビや音楽アプリの利用を前提に設計されており、YouTubeやNetflixといった動画アプリは基本的に利用できません。
ところが筆者は、助手席に座る息子に車載モニターで動画を見せて、必要以上にタブレットなどの画面へ顔を近づけさせたくないわけです。そして、この問題を解決してくれるアイテムはないかと考えました。結果、みつけたのがOTTOCAST(オットキャスト)です。

パッケージを開けて、数分で車載モニターでYouTubeを見ることができます。
2009年創業で、2019年にワイヤレスCarPlay/Android Autoアダプターを発表して以来、自動車でのデジタルライフをより快適にするさまざまなアイテムを提供しています。このOTTOCASTの提供する最新のフラグシップモデルが「OTTOAIBOX P3 Pro」(実勢価格49,000円前後)です。
いきなり「OTTOAIBOX P3 Pro」といわれても、多くの方が「なに?」となるでしょう。かなり複雑なことができるAndroid OSのポケットPCなのですが、ざっくりというならCarPlayやAndroid Autoに対応したカーナビのモニターをAndroid端末にしてくれるガジェットです。
タブレットと同じタッチ操作で扱えるので、子どもでも簡単!
YouTubeなどの動画再生アプリだけでなく、多くのアプリが使えるのも魅力

基本操作はスマートフォンと変わらないので、子どもに説明する必要もありませんでした。
車載モニターをAndroid端末化するというと、かなり難しいのでは? と思ったのですが、想像以上に簡単。有線CarPlay搭載車のUSBコネクタにつなぐだけです。これで「OTTOAIBOX P3 Pro」が使用可能になります。
しかも、操作はAndroidシステムが表示された車載モニターをタッチするだけ。基本的にAndroidタブレットとほぼ同じなので、我が家では5歳の息子が勝手にタッチして、YouTubeなどのアプリを操作しています。
インターネット接続については、普段使っているスマートフォンからのテザリングで、息子のタブレットをつなぐ程度の感覚で行えます。また、必要であれば、クラウドSIMカードを内蔵しているのでデータプランの利用も可能。さらに物理SIMのスロットも装備しているので、SIMカードを差し込んで利用することもできます。

筆者はテザリングで使っていますが、物理SIMを使うことも可能です。
操作してみるとわかるのですが、CarPlayやAndroid Autoとの切り替えはワンタッチですし、YouTubeなどの動画アプリの使い勝手は、タブレットと同じなので、息子は違和感なく使っています。当然、車載モニターは手に持って動かすことができないので、顔に近づけ過ぎるという問題も発生しなくなりました。
なお、我が家の場合、息子の「なぜ?」「どうして?」対策にAIを利用しているのですが、「OTTOAIBOX P3 Pro」はGeminiやChatGPTがインストール可能。そのため、ドライブ中の息子の疑問にも、その場で応えられるというメリットもあります。

車載モニターで動画を見たいだけなら「Play2Video Ultra」もありです。
さらにいうなら「OTTOAIBOX P3 Pro」は後部座席モニターへの映像出力に対応するHDMI出力機能も搭載しており、後部座席での動画視聴なども快適にしてくれます。安全な場所でクルマを停止している状態なら、Googleドキュメントといったアプリが利用できるので、使い方の幅はかなり広いのです。
ただし「OTTOAIBOX P3 Pro」の実勢価格49,000円前後がオーバースペックという方もいるでしょう。そんなときは同じOTTOCASTに「Play2Video Ultra」が用意されています。こちらは実勢価格が16,000円前後で、車内でのナビ、動画・音楽再生に特化したモデルです。
筆者のようにクルマを停止した状態での、Androidコンピュータとしての利用までを考えないなら「Play2Video Ultra」で動画再生、自分のスマートフォンでナビといった2画面活用で十分ですし、子どものタブレットが近すぎる問題も解決できます。
最初は車内に2台もスマートフォンがいる?と思ったが、もう手放せない
大きな問題は5歳の息子の「ながらRoblox」を防ぐこと

息子と動画を再生するモニターとの間に距離をとることには成功しました。
CarPlayやAndroid Autoが車載モニターを、既存のスマートフォンのモニターとして利用する手段なら「OTTOAIBOX P3 Pro」は車載モニターをプラス1台のスマートフォンとして利用する手段といえるでしょう。
クルマ専用のAndroid端末を1台増やす感覚です。少し贅沢にも感じます。ですが、一度使いはじめると、手放せません。理由はとても簡単。CarPlayやAndroid Auto方式では、もしも動画の再生ができたとしても、動画の再生をしているときはナビの表示はできません。分割画面表示でも操作の際は一時的な中断が発生するわけです。
しかし「OTTOAIBOX P3 Pro」方式なら車載モニターでは動画再生。さらに「画面分割(マルチウィンドウ)機能」が搭載されているので、これを使えば動画再生と同時にナビ機能も表示・使用できます。おかげで、ドライブ中に自分のスマートフォンはフリーの状態にしておくことが可能です。

「OTTOAIBOX P3 Pro」はHDMI出力を装備しているので後部座席への展開も可能です。
これが日常的な利用にも本当に便利。車載モニターでは音楽再生、自分のスマートフォンではナビを確認といった状況でも、それぞれの操作が驚くほどシンプルになります。これは驚くほど快適です。
とはいえ、残念ながら、すべての問題が解決されるわけではありません。我が家では、新たな問題が発生しています。それは「OTTOAIBOX P3 Pro」で車載モニターでYouTubeをみながら、持ち込んだ自分のタブレットで5歳の息子がながらRobloxを楽しもうと画策すること。これについては、基本的にクルマのなかではRoblox禁止で乗り切りたいのです。

「超ミニ Cube 3.0アダプター」での無線化は予想以上に快適です。
なお、そうはいっても純正のCarPlayやAndroid Autoが便利なシーンはあります。そんなときは基本ワンタッチで切り替え可能ですし、車内デジタル環境の利便性を追求するOTTOCASTは、有線でスマートフォンとナビをつながなくても無線での利用を可能にする「超ミニ Cube 3.0アダプター」(実勢価格5,000円前後)もラインアップしています。
毎日の積み重ねで、家族と予想以上に長い時間を過ごすクルマの中、このデジタル環境についても、子どもがタブレットに顔を近づけ過ぎる問題を機に見直してみるのもありなのではないでしょうか。予想以上に便利なアイテムが用意されていますよ。
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「OTTOAIBOX P3 Pro」
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